ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

恵方を向いて・・・

2008年02月02日 | 気にかかる
           寒紅梅(08-1-27)
        この梅を見る限り春真っ盛り
        この寒空に見事な笑顔・・・

私が大阪城公園の梅林に行ってから、たったの1週間なのに、今朝のテレビには白い寒梅が見事に咲いていました。

この一週間の間に「梅一輪梅一輪のあたたかさ」を繰り返しつつ満開になったのでしょうね。

「梅は咲いたが 桜はまだかいな」の言葉から梅前線、桜前線のお話をしていました。関西から北に前線は延び「梅は70日」掛けて北上し、「桜は30日」で駆け上り、津軽海峡で落ち合うそうです。だから桜は咲く期間も短く潔いといわれるのですね。風に舞う「さくら吹雪」の美しさは見事ですが、梅の木は低いですし散り際の美しさは余り言われませんが、ウグイスの声のBGMは「あ~春だ!」と言う喜びを運んでくれますね。

ウグイスといえば春だけ鳴くのだと思っていましたが、違うんですね。年中鳴いているんだそうです。良く考えれば当たり前のことなんですが、「ホーホケキョ」と言う鳴き声は、メスを呼ぶ声だそうです。秋ごろまでは山中ではたまに「ホーホケキョ」の声を聞く事があります。でも普通の時は何でも無い取り立てて美しいとは思わない声で鳴いています(ラジオで聞きました)。

今年から「ホーホケキョ」の声を聞けば、ガールフレンド募集の声なんだと思う事にします。天は二物を与えずと言いますが、ウグイスって、ほんとに地味な色の鳥なんですよね。「梅に鶯」と思っている鶯もちの様な奇麗な羽を持って梅の密を吸っているのは大方が「目白」ですね。去年梅林で「梅に鶯、良いショット」と引き伸ばしてみれば「梅に目白」でしたね。目のまわりに白いラインがクッキリでガックリでした。


明日は「節分」ですね。近年、豆まきの話より「恵方丸かじり巻き寿司」の方が話題になりますね。お寿司協会の入れ込みで始まったもので、そんなにご利益があるとは思えないのですが友人に尋ねましても、皆さん買うそうですね。私は一度も買った事が無いんです。主婦とすれば一食手間が省けますけれどね。

先月26日たまちゃんと会った時に「おっちゃん(ご主人の事)が○○を食べる時、《今年の初物や》といって《ワハハ、わはは》と笑って食べるんよ。節分でもないのに」「ご主人神戸の人でしょう?」「そ~よ」「私達そんなことした?」「ううん」「もしかしてご主人のご両親は?」「鹿児島県」「其やからやわ」

主人の従兄弟が私の家で夕食時「○○の方向(その年の恵方)はどっち?」「こっち」と私が指差す方を向いて「ワハハ」と笑ってから食べたんです。私が理由を聞くと、「鹿児島では初物を食べる時、恵方を向いて大笑いしてから食べると幸せが来る」と言う説明を聞いた、という事をたまちゃんに話した。

「それだと思うよ。でも伝統を伝えるのは正しく伝えて欲しいから、今度から笑うときは恵方を向いて笑ってもらって・・・」といらぬ一言。

「節分の恵方を向いての丸かじり」のルールは寿司協会の人の中に鹿児島県人がいて、一寸ぱくったのでは無いだろうか?何て考えている。

「鹿児島の初物恵方大笑い」は昔からの風習らしいから、此方が原型で、唯、恵方に向かってかぶりつくと言うより笑ってから食べるという方が明るくて良い。屋久島出身の姑からは聞かなかったような気がする。鹿児島本土だけの風習なのだろうか?近県は如何なんだろう?

我家の本籍は今も屋久島にある。鹿児島県人?として、幸せを呼ぶ「初物は大笑いしてから」を実行しようかしら。
コメント (6)
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