ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

紅葉狩り

2007年11月23日 | 一寸そこまで
             香嵐渓の紅葉
        赤ちゃんの手の様な小さな葉が多く 
           色の重なりを見せている

ひょんな事から、急に静岡県香嵐峡に行く事になった。一度は見てみたいと思っていたが、一寸不便な所にあるので、観光バスを使うしかないな~、花の季節を読むのは観光バスは不適当だな~と思っていた。所が「キャンセルが出たので如何?」と言うお誘いがあり、としこさん、たかこさんと思い切って行くことにした。

今年の紅葉の遅れ、調べても香嵐渓は5分という事だった。2・3日前から冷え込んできたので「もしかして?」と言う期待を持って行った。

まずもって驚いたのは、その人の多さである。関西・関東からの車ナンバー。数珠繋ぎ・・・。一歩踏み出せば人の壁・・・。しかし、少し奥に行くと人はまばらになる。大方の人が、撮影スポットの「赤い橋と紅葉」の辺りで踵を返すらしい。私も一応そのスポットで撮りました。しかし宣伝ポスターでも感じたことですが、紅葉の赤に、何故赤い橋?、現地に行って、尚更その不思議を感じました。私の感覚では橋の赤が煩わしい、自然の赤で充分。

「渓」と言う川の流れに映える紅葉は素的!遠路はるばる来た甲斐があったというものです。そういえば「箕面の滝」の紅葉も「水の流れ」を伴っている。箕面ももう何十年と行っていない。昔、猿に悪戯されてから、怖くて行けない。でも今なら私もたくましいから、猿の方で遠慮するかな・・・。

日帰りの為、滞在時間が90分。余りにも短い。有名な赤い橋(待月橋)の架かるあたりの巴川周辺しか歩く時間がない。これがツアーの悲しさである。本当なら、香嵐橋の架かる所まで行けば、川も深く、水面に映る橋や紅葉が見られるらしい。そこまで行けば、観光客も来ず、自然の美しい景色を堪能する事が出来たはず。残念な事だが、香嵐渓は「人気スポット」のみで我慢しておきましょう。

ツアーは「香嵐渓(東海随一と言われる紅葉の名所)と近江牛湯葉しゃぶ・松茸会席の夕食(昼食はおにぎり弁当)」と言うものだった。料金から考えて、食事には初めから期待はしていなかった。遠路はるばる連れて行ってもらう料金だと思っていたから。

近頃、JRは「飛び込み」が多い。もしかして?と言う気持ちから予定より30分早く出た。私が駅につくとホームは人で一杯、西明石の方で線路に人が立ち入って(飛び込み未遂か?)電車が30分遅れて居た。何時もならもう一台待つのだが、待ち合わせの新快速もきっと遅れているだろうから、一刻も早く待ち合わせ場所に着いておこうとした。

ぎゅうぎゅうに詰められて、乗り込んだのはいいが、手も足も自由にならない、電車のゆれで上体が斜めになっても、足はそのまま動かせない。所謂「殺人電車」と言われる状態だった。こんな状態で毎朝、会社に通っているのかと思うと、「ご苦労様」と申し上げたい。初めは私だけ「尼崎」で新快速に乗る予定だったが、これだけ電車が遅れていると、まず2人の集合場所である大阪に、私も着いておいた方が、心配を掛けなくていいと判断し、大阪駅に直行した。その時点で、汗ぐっしょりになってしまい、風邪をぶり返すのではないかと心配したほどだ。

着いた事を知らせようと、携帯を手にした途端、としこさんから連絡が来た。予定より一台早い40分遅れの新快速に乗り、バス乗り場へ無事到着。

帰りは渋滞に巻き込まれた。これも計算済み、予定通りでなくても良い計算までずばり的中。日本中、紅葉を求めて右往左往、その一駒の私でした。
コメント (2)
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