世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

鳩山会館、快感。

2006年04月16日 23時38分26秒 | Weblog
音羽の鳩山さん宅に行った。
といっても鳩山会館。
そう、先日開催された「桜を観る会」で民主党の人々が談笑していたところである。

私は、洋館フェチである。

「春の雪」に出てくるような令嬢になりきり、
洋館内の廊下をカツカツ歩く。
そして、サンルームでぼんやり庭を眺めるのが好きだ。
この時ぐらい、自分のナルシスト魂を感じる時はない。
元々兼ね備えた妄想癖と相成り、私の令嬢モードは世界を震撼させるほどである。
マジで。

今まで、岩崎邸や朝香宮邸、古河庭園で令嬢に成りすました。
あれらの建造物と比べると、鳩山会館は規模が小さい。
しかし、洋館が醸し出す独特の雰囲気は負けていない。

椅子やソファも自由に触れるのも良かった。


土曜日って…。

2006年04月15日 23時48分56秒 | Weblog
最近の土曜日。
目覚めは、大抵夕方だ。
窓の外の光が西に臼搗く様子を確かめながら、布団を出る。
まどろみを断つのに、最近、勇気が必要になってきた。

煙草に火を灯し、ようやく頭が動き出す。

春に背中を押され、またプチバブルに活気づいている世の中と反比例するかのように、私は活動的になれない。早起きすらできない。何もかも億劫に感じる。

平日の寝不足の仇を取るかのように、「寝られる時は寝ておこう」精神が無意識のうちに生じているのかもしれない。
せっかく久々に晴れたのに、布団も干せず、課題としていた衣替えも遂行できなかった。

CDを聴きながら、咥え煙草をし、通販(image)のカタログや読みかけの本を物色。今に至る。

1K6畳の部屋には、私の体から滲み出たフラストレーションに似た何かが、蠢いているようだ。
とっても息苦しい。
週末を充実させなければ…という、願いにも似た想いは、「何もかも面倒臭い」という自身の本音と衝突し、プレッシャーよりも遥かに強靭な苦痛となって私に覆い被さる。

今夜は早く寝よう。
体調を整えて、明日はどこかに出かけよう。


あなたと私の50センチ

2006年04月14日 23時41分53秒 | Weblog
あなたと私の50センチ

あなたの吐息の音まで聞こえてきそう。
こんなに近くにいるのにね。
駄目だね。
やっぱり遠いや。

50センチは遠いの?
それとも近い?

50センチは50センチ。
「数値は感情的概念など持たない」

そんな風に簡単に割り切れないから、
…あなたと私の50センチはやっぱり遠い。


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mixiの「恋愛詩コミュニティ」を観ていたら、
なんだか久々にポエマーしたくなって書いてみた。
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静かの海

2006年04月14日 23時36分55秒 | Weblog
金曜日の夜。

会社の最寄り駅近くにある喫茶店で一服。
ソファに間接照明、ゆったりとした音楽。

ブラインド越しに丸い月が見える。
秋ではないのに、なぜかクレーターの形までくっきりしている。

月のクレーターには一つ一つ名前が付いている。
その一つに「静かの海」と名付けられたクレーターがある。

「静かの海」

その存在を初めて知ったのは中学時代。
授業中、理科の資料集をぼんやり眺めていたら、目についたのだ。

1969年7月20日、アポロ11号が着陸した場所。
あの月面着陸は「人類の偉大な一歩」として讃えられている。
そのことを知ったのは最近だ。

月・静寂・海…そんな神秘が凝縮された「静かの海」という名前は、
多感な女子であった私の妄想を否応なく膨らませた。

誰もいない、銀色に輝く静かの海で海水浴をしたい。
静かの海は静かなんだろうか。


金曜日の夜は、静かの海。
殺伐とした日常という名の惑星から離れ、
私は今、耳が痛くなるほどの静寂に抱かれた砂浜で、砂遊びに興じる。

静寂の中で心身共にリセットするのも「私の偉大な一歩」に違いない。

今週も一週間、お疲れさま。自分。




煙草1箱分の悩み

2006年04月14日 23時21分06秒 | Weblog
仕事を振れないって、プチ管理職として致命的かもしれない。

相手が自分より歳上の場合にも、躊躇しないで振るべきだったんだろう。

時々自分の弱さが嫌になる。
「…お願いしますね」が言えないで、自分で処理してしまう自分が。
そんなのきっと優しさではなかったんだ。
私の弱さに違いない。
でも、他人から恨まれてまで割り切ること、今後の私にできるのだろうか。

「私、人間関係を築くのが下手なもんで」
「あの出来事は、夢の中の出来事だったんだ。」
そのように逃げてしまえば簡単なこと。

でも、それをしてしまったら、
それをし続けてしまえば、
私はそれまでの人間だということを認めなければならない。

嫌だ。

恨まれないで、自分を、そして部下を守ること。
それが今期の課題になりそうだ。

嗚呼、人間関係って難しい。

色々考えていたら、煙草を一箱、空にした。
悩みも、ぜんぶ、煙みたいに消えれば良いのにね。
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どんな花より たんぽぽの 花をあなたに送りましょう

2006年04月13日 23時49分28秒 | Weblog
日中、吉熊上司より用事を頼まれたので社外へ出る。

道端には、たんぽぽ。

「ガラスの部屋のバラの花より 嵐の空を見つめつづける  
 あなたの胸の想いのように 心に咲いた花だから
 どんな花より たんぽぽの花をあなたに送りましょう  
 どんな花より たんぽぽの花をあなたに送りましょう」

「たんぽぽ」を口ずさみながら、歩く。
ちょっとした息抜きだ。

「たんぽぽより、バラの方が良いに決ってるじゃん?」

いつもなら、そう呟きそうな私の唇だが、
春の麗かな光や香りのせいか、
そして、その中で凛と胸を張るたんぽぽの姿のせいか、
この歌が自然と唇から零れ出た。


今日は、休養も兼ねて18時過ぎに帰らせてもらう。
久々である。
帰宅途中、驚いたことに、外がまだ薄暗い!
これから夏至まで、日が長くなることを仄めかされたような気がして、何となくご機嫌。

吹き抜ける風が、ほんのり柔らかい。
暑くもなく、寒くもない。
桜が散って寂しいが、今の季節が一番過ごしやすいので好きだ。

今日はゆっくりできた。
読みかけの本、
弾きかけの楽譜、
たまに聴きたくなる古い曲、
そんな大好きなものと戯れることができた。

平日に充電できるなんて、滅多にあることではない。
有難い。

よぉし!
この調子で、週の最終日と会議を乗り越えるのだ~!


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膀胱炎 その2

2006年04月12日 23時59分28秒 | Weblog
結果から言うと、残念ながら膀胱炎だった。

午後、仕事を抜けて会社の近くの産婦人科に行った。

どうやら私は産婦人科を甘くみていたようだ。

検査を実施されることは、ある程度予想していた。
「膀胱炎の検査→採尿」というのは、素人でも想定可能である。

しかし、検査方法はカテーテル。
ズバリ、尿道に管を刺されるんである…。
嗚呼、思い出しただけでも、おそろしや~。
知っていれば内科に行ったのに!きぃー!(←ハンカチを噛み締めながらの雄叫び)


「じゃあ、採尿しますんで」
看護婦のその言葉で、私はトイレに歩もうとしていた。
しかし、看護婦が指差したのは

…そう、魅惑の診察台。

「は?」
ポカーン顔の私。

「尿道から直接採りますんで」
私の動揺を見透かすように、冷淡に言い放つ看護婦。

仕方なく、ステージに登る。
そして、あのアクロバットな体勢をするよう、カーテン越しに指示された。
股関節が固い私は無理矢理膝を看護婦によってオープンされた。
相変わらず屈辱的なポーズだぜ。

この体勢は、数年前に別の産婦人科で体験済みなんだが、
…あまり好ましいものではない。

脳内で、別の私が私に
「お前さぁ、なんちゅう格好してるの?…ぷっ。」と笑う。

嗚呼、本当ね。
凄い格好だよね。
情けなくなってくる。
仕事を抜けて、私ったら、本当に間抜けね。
でも、こんなポーズをした母親の股ぐらから、私は産まれてきたんだよね。
母親って凄いね。

気をまぎらわせるために、ありとあらゆる他のことを考えるという試みをした。

先日、親会社に統合されることを発表したエフ・ディ・シィ・プロダクツ(東証2671)のこととか、考える。

その瞬間、股間に激痛が走った。
どうやらカテーテルが突っ込まれたらしい。
痛い!
胃カメラより痛い!
聞いてないよ。
こりゃ、反則だべ?
尿道は出すところであって、入れるところではない…普遍の真理ではないかッ!
これは何かの間違いだよね?
嗚呼、痛い!

痛みに耐えられなくなり、目をギョロギョロしながら、のたうち回る。
お嬢様しばりにしていた髪型が崩れ、髪飾りが飛んでいく音が聞こえた。

そうこうしているうちに、検査終了。

ヤマンバみたいな頭、
違和感アリアリで内股気味の足
…脱水機にかけられたかのようにボロボロになった私。

尿を見ながら医者は「凄く白濁しているよ。何でこんなになるまで放置しておいたの?間違いなく膀胱炎だYO!」
と言った。

取りあえず、抗生物質をもらい、終了。
正確な検査結果は来週判明するらしい。

そもそも原因は何だったのだろうか。
私が、あの台に登った意味は…果たしてあったのだろうか?
しかし、あの痛みは強烈だったよな。
それにしても、また薬か。
私の体内で、プチ化学反応が起きそうだ…。

呆然としながら、内股気味で会社に戻る。
机の上にはいつもと変わらない様子で仕事が溜まっていた。
膀胱が破裂しない限り、この仕事量は減らないんだろう…。


そういえば、産婦人科で何故かパンをもらった。
入院している患者さんの朝食らしい。
「ご賞味ください」と記載してあった。

明日の朝、熊達と食べよう。

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熊達は ご機嫌斜め

2006年04月11日 22時28分29秒 | Weblog
「ただいま」

部屋の明かりをつけると、熊達の姿が目に入る。

熊達は、最近、ご機嫌斜めっぽい。
私の帰りが遅いことを忌々しく思っているようだ。

「しょうがないじゃん!誰のお陰でメシが食えると思っているんだよ!え?」
私もつい、声を荒げてしまう。
ごめんね。熊達。

二人とも、愛しているよ。

まじで。

お風呂上りに「マンゴープリン」食べようね♪
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膀胱炎

2006年04月11日 22時22分51秒 | Weblog
膀胱近辺がシクシク痛む。

なんなんだ、この不快感は!?
もしや、膀胱炎?

周囲に相談したら、膀胱炎を患った人は多く、けっこうメジャーな疾患だと判明。
ただ放置しておくと、腎盂炎になる場合もあるらしく、少しこあい。
明日、私用外出を願い出て病院に行こうと思う。


忙しいのに。
マジ、勘弁しちくり。


トイレもビジョンも…

2006年04月10日 23時59分45秒 | Weblog
日曜日の夜はそうでもない。
「サザエさん病」などつゆ知らず。

「この一週間はあれやって、これやって…」と、
仕事のビジョンをそれなりに考えている。
それらを効率良く進捗させる方法を考えて、ワクワクさえもしている。じつは。

だが、一転。
いざ月曜日という名の舞台に立たされると、
回転する洗濯機の中で溺れる子ネズミのようにな自分がいる。

抗えない程の強い力に押さえ付けられながら、もがく。
「あれもこれも」、やろうと思っていたことが目の前の水流に阻まれて、
手にするどころか、見ることすらできなくなってしまう。

いつの間にか、日曜日の夜に紡ぎだされたビジョンは、視界ゼロの深海に放置されてしまう…。

まあ、ぶっちゃけ、忙しいということだ。

今日はトイレにも行けず、膀胱の感触がおかしくなった。
トイレもビジョンも、嗚呼、遠い…。

試供品

2006年04月09日 23時51分01秒 | Weblog
下地(資生堂ホワイト ルーセントディフェンス)が切れたので、池袋へお買い物に行った。
資生堂のカウンターで、色々物色。
私は化粧をするよりも、カウンターで化粧品を吟味する行為の方が好きなのかもしれない。

結局、切れていた下地と春色のネイルを購入。

収れん化粧水(ホワイトルーセント トーニングローション)の試供品をもらった。
試供品とはいえど、かなりの量である(25ml)。
ありがたや~。

この化粧品の試供品。
世の中の女性たちは、一体どうしているのだろうか。

その日の夜に「あっそうだ~。試供品あったんだっけ。うふ。」と、風呂上がりに試すのが、試供品にとって本望なんだろう。

私は、
「これは、ちょっとした旅に行くときに使用しよう」
もしくは
「ちょっとしたパーティみたいな『ここ一番』の前日に使用しよう」
という意地汚い考えにより、押入れに埋蔵してしまう。

時は過ぎ、大量の試供品に再会した時はいつも恐ろしい気持になる。
それは「モッタイナイ」という、はたまた意地汚い感想である。
ちょっとした旅なんて、よく考えてみれば私には無い。
実家に帰省したときは、母親の化粧品を使用する。
パーティなんか、もっと無い。
よく遠足の注意事項には「履き慣れた靴で」なんて書かれていたけど、化粧品も然り。
使い慣れていない化粧品を「ここ一番」で使用するには勇気がいる。

普段使いにはもったいない。
ここ一番に使うのは勇気がない。

いつも試供品を使えずにいる私である。

今夜は一発発起で使用してみよう♪
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雑貨たち

2006年04月09日 23時42分54秒 | Weblog
とっても愛しい雑貨たち。

他の人から見たら、ただのガラクタかもしれない…。

現場

2006年04月09日 23時39分37秒 | Weblog
このパソコンで、いつもブログを更新している。

机周りも片付いたついでに記念撮影★

部屋に人がキタ。

2006年04月09日 23時37分12秒 | Weblog
4/9(日)

北区のケーブルテレビが、どうのこうの…(←興味がないのでスルー)というわけで、工事をしに我が家に来るらしい。

達しを受けてから一週間、「嗚呼、部屋掃除するの面倒臭せぇ。しかし、いつかはやらないと…。」と途方に暮れていた。
結局、片付けを始めたのは当日である今日の昼過ぎ。
正味一時間で部屋掃除を強制終了させた。必殺詰め込み方式で。

私は普段、部屋に人を招き入れない生活をしている。それは、掃除をするのが面倒だからである。かといって、汚い部屋を見られるのは耐えられない。

いくら工事の人、すなわち「もう、多分、一生会わない人」とはいえ、一瞬でも汚い私を見られるのは、恥ずかしい。
というより、むしろプライドが許さないのである。

北区のケーブルテレビの人は淡々と作業を遂行し、去っていった。

奥の方から詰め込んだ荷物を引っ張り出し、またいつもの我が家に戻った。

嗚呼、疲れた。

久々に片付いた我が部屋を記念撮影★
瞬間的にでも、片付いた部屋はキモチイイ。
現状を継続させることは無理なんだが…。
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2n-1

2006年04月09日 23時27分44秒 | Weblog
4/8(土)

夕方まで、どっぷり寝た。
誰かが鳴らすドアの呼び鈴で目覚めた。
あの音がなければ、私は永眠していたかもしれない。そのぐらい深い眠り。

「王様のブランチ」もとっくに終り、世間では夕方に値するであろう時刻。
寝転びながら、点けっ放しのテレビから流れてくる数学の番組を眺めていた。

問1. 7番目の奇数を答えよ。

問2. 1044番目の奇数を答えよ。

7番目の奇数ならば、指折り数えれば済む。13。
1044番目の奇数…。数えるのが面倒だ。
「どうするんだろ?」
起き上がって画面に見入る。

この場合、奇数を
2n-1
で表すそうだ。
nは自然数。
「何番目」にあたる数字をnに代入するんである。
2×1044-1=2087
よって、1044番目の奇数は2087らしい。

「ふ~ん」
納得してテレビを消す。
整数とか自然数って1学期の初めぐらいに学ぶ。
その新しいクラスの空気や、
「このクラスでやっていけるんだろうか」という不安が懐かしい香りとなって、胸に漂う…。

再び寝転びながら酒井順子のエッセイを読み、気付いたら夜。
再びテレビを点け、「めちゃイケ!スペシャル」を観る。
濱口優さんの純粋さや素直さに、少しときめいた。
今回は株で濱口さんに大損させられるドッキリで、簡単な株式についての説明も盛り込まれていた。
有り得ない「闇の取引」など、爆笑しながらも興味深く観た。

続いて「ターミネーター2」を観る。
相変わらず最後のシーンでは泣いてしまう。

テレビ三昧の一日だった。


ビデオの返却期間が迫っていたので、返しに行く。深夜。1時。
人通りの少ない夜道を歩く。
大通りに出る。
ネオンとタクシーが爛々としていた。

狂った自律神経は、深夜の私を元気にさせる。
一日、何も食べていないことを思いだし、デニーズへ。
深夜のデニーズ。

「いらっしゃいませ~!デニーズへようこそ!」
深夜なのに元気なウエイトレス。
ようこそ!された私は、案内されるがまま席に着く。

隣の席には、カップル。
最初、彼らは対面で座っていたのに、いつの間にか隣同士に座り、愛を囁いている。
あれよあれよ…という間に、殿方が女性の腰に腕を回し、撫でている。
私の視界の隅で、彼らはついに接吻を交し始めた。

ムッハー!

昔だったら、そういうものに激しい嫌悪を持っていた。
しかし、殿方日照りが長い今の私は、つい新鮮な視線で見入ってしまう。

新鮮といっても、「奇数は2n-1で表されるんだ!」と同等な種類のものなんだが。



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