資生堂から新しいシャンプーが出た。
その名も「TSUBAKI」
さっそく購入してみた。
「日本の女性は美しい」というキャッチコピー。
テーマカラーの赤といい、「ビバ!アジア」の雰囲気漂うコピーといい…マーケティングが、花王の某シャンプーに似ていないか?
私の髪は生まれつき栗色である。
おまけに長い。
背中を越え、腰に到達している。
ボブ時代もあったが、やはりロングではないと自分ではない気がして、伸ばし続けている。
「長いですね」
などと言われると
「リングの貞子を目指してるんです。井戸から出てきちゃいますよ!くる~きっとくる~♪」など歌いながら返答している。
でも、正直に言おう。
貞子も好きだが、私にはもっと好きな人がいた。
小室様以外に。
ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ様以外に。
数年前、意中の殿方は、「Do As Infinity」の伴都美子がお好みであった。
その時の彼女の髪型が、まさしくロングヘアだったんである。
当時の私の髪型はセミロングといったところで、単純に「伸ばそう」と決意したんである。
それから髪は順調に伸び続けた。
背中のブラジャーホック部分を越える頃、私は彼に振られた。
「付き合おうか?」
赤名リカばりに心境を告白する私。
その瞬間。
彼は、夜道でゴーゴンに遭遇したような顔で「あわわ」と狼狽した。
嫌な予感が走る。
この三行ぐらいの沈黙が流れた。
そして私は…「嫌だ」と言われて振られたわけだが。
「嫌い」ではなく「嫌だ」って。
微妙なニュアンスだぜ…。
今の私は、もし殿方を好きになったとしても、いわゆる「彼好み」という外見を積極的に意識して取り入れたりはしないだろう。
「女のコとしての可愛らしさがない」
そう言われても仕方がないと思う。
しかし、今の私にとって他人の意見は他人の意見に過ぎない。
好きな殿方でも他人なんである。
今、一番耳を傾けて重みを置きたいのは、自分の好みや意見なのだ。
こんなふうに自分ラブな私が完成される過程で、
伴都美子ファンのあの殿方の面影が混入されているとは思いたくない。
もう忘れた。
今夜は椿の香りで髪を包もう。
その名も「TSUBAKI」
さっそく購入してみた。
「日本の女性は美しい」というキャッチコピー。
テーマカラーの赤といい、「ビバ!アジア」の雰囲気漂うコピーといい…マーケティングが、花王の某シャンプーに似ていないか?
私の髪は生まれつき栗色である。
おまけに長い。
背中を越え、腰に到達している。
ボブ時代もあったが、やはりロングではないと自分ではない気がして、伸ばし続けている。
「長いですね」
などと言われると
「リングの貞子を目指してるんです。井戸から出てきちゃいますよ!くる~きっとくる~♪」など歌いながら返答している。
でも、正直に言おう。
貞子も好きだが、私にはもっと好きな人がいた。
小室様以外に。
ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ様以外に。
数年前、意中の殿方は、「Do As Infinity」の伴都美子がお好みであった。
その時の彼女の髪型が、まさしくロングヘアだったんである。
当時の私の髪型はセミロングといったところで、単純に「伸ばそう」と決意したんである。
それから髪は順調に伸び続けた。
背中のブラジャーホック部分を越える頃、私は彼に振られた。
「付き合おうか?」
赤名リカばりに心境を告白する私。
その瞬間。
彼は、夜道でゴーゴンに遭遇したような顔で「あわわ」と狼狽した。
嫌な予感が走る。
この三行ぐらいの沈黙が流れた。
そして私は…「嫌だ」と言われて振られたわけだが。
「嫌い」ではなく「嫌だ」って。
微妙なニュアンスだぜ…。
今の私は、もし殿方を好きになったとしても、いわゆる「彼好み」という外見を積極的に意識して取り入れたりはしないだろう。
「女のコとしての可愛らしさがない」
そう言われても仕方がないと思う。
しかし、今の私にとって他人の意見は他人の意見に過ぎない。
好きな殿方でも他人なんである。
今、一番耳を傾けて重みを置きたいのは、自分の好みや意見なのだ。
こんなふうに自分ラブな私が完成される過程で、
伴都美子ファンのあの殿方の面影が混入されているとは思いたくない。
もう忘れた。
今夜は椿の香りで髪を包もう。