世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

亜麻色の髪の椿姫

2006年04月05日 23時04分44秒 | Weblog
資生堂から新しいシャンプーが出た。
その名も「TSUBAKI」
さっそく購入してみた。

「日本の女性は美しい」というキャッチコピー。
テーマカラーの赤といい、「ビバ!アジア」の雰囲気漂うコピーといい…マーケティングが、花王の某シャンプーに似ていないか?

私の髪は生まれつき栗色である。
おまけに長い。
背中を越え、腰に到達している。
ボブ時代もあったが、やはりロングではないと自分ではない気がして、伸ばし続けている。

「長いですね」
などと言われると
「リングの貞子を目指してるんです。井戸から出てきちゃいますよ!くる~きっとくる~♪」など歌いながら返答している。

でも、正直に言おう。


貞子も好きだが、私にはもっと好きな人がいた。

小室様以外に。
ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ様以外に。

数年前、意中の殿方は、「Do As Infinity」の伴都美子がお好みであった。
その時の彼女の髪型が、まさしくロングヘアだったんである。
当時の私の髪型はセミロングといったところで、単純に「伸ばそう」と決意したんである。
それから髪は順調に伸び続けた。
背中のブラジャーホック部分を越える頃、私は彼に振られた。

「付き合おうか?」
赤名リカばりに心境を告白する私。
その瞬間。
彼は、夜道でゴーゴンに遭遇したような顔で「あわわ」と狼狽した。
嫌な予感が走る。



この三行ぐらいの沈黙が流れた。



そして私は…「嫌だ」と言われて振られたわけだが。
「嫌い」ではなく「嫌だ」って。
微妙なニュアンスだぜ…。

今の私は、もし殿方を好きになったとしても、いわゆる「彼好み」という外見を積極的に意識して取り入れたりはしないだろう。

「女のコとしての可愛らしさがない」
そう言われても仕方がないと思う。
しかし、今の私にとって他人の意見は他人の意見に過ぎない。
好きな殿方でも他人なんである。
今、一番耳を傾けて重みを置きたいのは、自分の好みや意見なのだ。

こんなふうに自分ラブな私が完成される過程で、
伴都美子ファンのあの殿方の面影が混入されているとは思いたくない。

もう忘れた。

今夜は椿の香りで髪を包もう。

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だって、やりたくないんだもん。

2006年04月05日 22時47分10秒 | Weblog
昨日の朝、「今期から、お弁当持ってくれば?」と彼は言った。
彼とは某上司である。
お弁当を注文する際、私にそう言った。
ちょうど私の鼻腔からは鼻水が垂れてきていて、
鼻をかむタイミングと彼の発言が重なったため、良い感じでかわしたが。

言いたいことは以下の2点。

①飯ぐらい、何食ってもかまわねーだろが。
②他人の生活に口を挟むんじゃねーよ。

①について。
基本的に私はグルメではない。
一週間、毎食カロリーメイトでもかまわない。
しかし、残業終了時まで腹を持たせるには、カロリーメイトでは足りないんである。
熱量の友達にはなってくれないんである、あの食品は。
朝はできるだけ早く会社に行きたいから、コンビニには寄らない。
朝の殺伐としたコンビニの雰囲気を好ましく思えない。
支払いするときに、ウォークマンのイヤホンを外すのも面倒だ。
だから仕出弁当に頼るのは当然の摂理なんである。
「これ、レトルトのと同じ味だ」と思いながら、毎日お弁当屋さんの中華丼を食している。
財布の状況によりカレーにしたり、そぼろ丼にしたりしている。
財布の中にメニューを選ばせることが多いが、多少だが私の好みも反映されている。

②については、このブログで再三再四述べてきたが、私は一切料理をしない人種である。理由については芋弦式に浮上してキリがないので述べないが、一言で集約するならば「嫌い」だからである。
苦手というレベルを超越している。
料理という行動をとると、側頭葉がキリキリ痛くなるのである。

そのことを公言すると、頼んでもいないのに勝手に諭されたり、
自己満足的な「アドバイス」をされる。
非常に面倒だ。
女優魂を炸裂させて、聞いている振りをするのにも限界がある。
最近は「何食べてるの?」との質問に対し、「ふふふ。」と、曖昧に答えることにしている。

たしかにエンゲル係数は高い。

金銭を使って、雑用から逃れる。
それが何か?
しかも、誰にも迷惑をかけていない。

私の確固たる生き方を、彼はいつも無邪気に否定してくる。

ただの上司なのに。

「企業=擬似家族」という日本独特の社会感がそうさせるのか。
それとも単に、彼は480円のお弁当を毎日食する私が羨ましいのか。

彼はいつも「お前は女なんだから」と言ってくるが、男性器を所持していないという理由のみで、なぜ私が強制労働に従事しなくてはいけないか、甚だ疑問である。
「胃を壊したのは食生活が原因だ」なんて言うが、そういう干渉が部下のストレスになっているのを気付けない彼には、哀れみすら感じる。

まあ、別に良いけど。


これからも、私は変わらないし。

黙殺。
無視。
それに限る。


明日も中華丼にしようかな♪


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