世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

生きている。私。

2006年04月04日 23時28分46秒 | Weblog
痛みを知らずに
死を忘れて
生きている
ただそれだけ

ただそれだけのこと。
本当は凄く幸せなことなんだって、
桃井かおりの癌闘病ドラマを観て、思った。


数字が合わなくて、焦りながら電卓と格闘した挙げ句、ようやく報告書を完成させたり。
社長に絞られたり。
コンビニで購入した和風パスタに納豆をかけて食したのが、思いのほか美味しく感じられたり。

生きている。私。
生きてるんだね。私。

死、そのものはどんなものか想像つかない。
っていうか、よく分からない。
眠れなくなるから、最近あまり考えないようにしている。

明日も多分残業だ。かったるい。
明後日の飲み会、面倒だ。
部屋が自然と散らかる。ムカつく。
肌がボロボロ。凹む。

全てを否定的に見るのは簡単だ。
否定的に物事から向かい合うのが日常になりつつある。
否定した方が優位に立てるから。
相手を否定しないと自分が否定されるから。
そんな毎日。

でも、せっかく痛みを知らないで、そして死を考えないでいられるシチュエーションに身を置いているのに、なんだか勿体無く感じる。

いずれ、私は死ぬだろう。
その前に、老いて病んだ体に縛られ、死を意識して生きることを強じられるだろう。

だからそれまでは、生きることを全力で駆け抜ける。そうする。

乗る気がしない飲み会も、私の生で真正面から取り組もう。
結果、疲れたとて、帰宅後にストッキングを脱いだ後、一人で一杯飲み直すのもいいじゃないか…。

きっと、飲酒も飲み会もこの元気な身体があっての「幸せ」なのかもしれないし。

精一杯生きていれば、
死という刃を急に向けられても、
動揺はあっても後悔はしないはず。

生きている。私。
生きてるんだよ。私。

コメント (2)