ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

スリランカの思い出

2021年06月30日 | 父の昔話

クアトロの父が、23才の頃、スリランカを訪れたことがある。
クアトロの父の勤める会社の社長に、カレーのお店を始めてみたいので、青山の紀伊國屋さんのツァーに加わってスリランカにカレーの視察に行くように云われた。
ところが、そのツアーは毎日太鼓を叩いて何妙法蓮華経を唱える日蓮宗の修行の旅だった。
カレーの視察は口実で精神修行に出されたクアトロの父であった。
帰国後は、カレーは辞めたのでスパゲッティ屋にすると云われ、以後イタリアンの道に進んだクアトロの父だ。
そして先週のこと、クアトロのシェフの知り合いからの依頼で、23才のスリランカの青年がクアトロに研修に訪れた。
彼は、新しいお店の厨房を任される前にクアトロに勉強に来た。
クアトロの父と同様に精神修行も兼ねているのだろうか。
その彼も、クアトロでの研修を終えた。
スリランカでの思い出を重ねつつ、彼の成功を祈るクアトロの父だ。
スリランカの彼が賄いで作ってくれたカレーが、クアトロの父の昔を思い起こさせる。

コメント (2)
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