ワインは好きなのだが、レストランでのワインのティスティングとか堅苦しいと云う声が多い。
しかし、ワインのティスティングのこつを覚えるとこれが中々楽しい。
そこで、クアトロの父がそのこつを伝授しよう。
ソムリエがエチケットの確認を終え、ワインを抜栓する。
抜栓したコルクが、テーブルに置かれる。
このコルクには、重要な意味がある。
やはりプロともなると上手に開けることが出来るでしょうと云うデモンストレーションだけではない。
このコルクに、そのワインとお店の品格が秘められている。
コルクが均等に湿っているとと云うことは、ワインを横に寝かせて大事に保存していましたよと云うメッセージがある。
コルクに異臭がないことも重要だ。
そして、コルクの長さはそのワインが長熟させる高価なワインだと云う意味がある。
それでも、短かったり合成ゴムだとしても、高価ではないと云うだけで、がっかりすることもない。
せっかくコルクで品定めを試みようとすると、スクリューの場合も多い。
これも、品質が均等と云うメリットもあり、近代的な作り手と云う評価も与えられる。
また、古いワインの時は、サービス係はうっすらと額に汗をにじませ、お客様に伝えるだろう。
「このワインは古いものなので、コルクが上手く抜けない場合がありますが、予めご了承ください」などと、伝える。
これは、責任回避でもあるが、大目に見ることがマナーかもしれない。
さて、色々と物語のあるコルクに一瞥を与えた後は、いよいよお楽しみのお味見の儀式だ。
つづく
テイスティングのこつ~その4
コルクはワインを語ると知るべし。
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