ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

松茸とカラスミと王子さま

2011年07月25日 | パスタの話

Photo 王子さまはクアトロで「松茸とカラスミのスパゲッティ」に出会う。
ニンニクと唐辛子とオリーブオイルで調理された松茸の香りが、小さなクアトロの店内に充満する。
スダチを絞ってみる。
松茸とスダチの香りに包まれたパスタを口に運ぶと、すり下ろされたカラスミのねっとりとした旨味が口の中に充満する。
夕日を見ている時のように、うっとりとしながらこのパスタを食べてしまう。
そして王子さまは思う。
松茸とカラスミを使ったスパゲッティなんてあってはいけない。
だって、美味しすぎるからだ。
食べ終わった時に、食べ終わったことの寂しさに包まれて、食べたことを後悔する。
そこで、クアトロの父は教えてあげるのだ。
秋になって、王様のようにいばっている松茸を見てもちっとも怖くない。
今日食べた「松茸とカラスミのスパゲッティ」を思い出せば良いんだ。
王子さまは思う。
また秋になったら、このスパゲッティを思い出して食べたくなってしまう。
その時は、きっと凄い値段なんだろうな。

※本日のディナーは貸切のため一般の営業を休ませていただきます。
※クアトロの「松茸とカラスミのスパゲッティ」は¥2400で明日発売。

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