フランス映画「恋人たちのメロディー」は心温まる楽しい映画だった。
社会の底辺で働く青年たちは、貧しくも陽気に生きている。ひとりがパン屋の娘と結婚することを知った仲間は、何とかお祝いをしてやろうとするがお金が足りない。盲目のアコーディオン弾き(フランシス・レイ)も交えて一騒動を起こしてしまう。最後は留置場に入れられた青年たちだが、それでも盲目のアコーディオン弾きの伴奏で陽気に歌を唄う。貧しくも前向きな青年たちを描いたクロード・ルルーシュ監督の贈るラブ・コメディーである。
いつもは、食材の底辺を支えている脇役の野菜たちもそれぞれの持ち味を発揮して、季節野菜のスパゲッティとなってクアトロで一騒動を起こしている。クアトロの4週年を祝って半額のため、ランチは490円でこのスパゲッティにサラダとコーヒーも付いてくるのだから、大騒ぎにもなるというものだ。
このスパゲッティを食べ終わった時、その満足度にお客様はニッコリと微笑む。
クアトロが自信を持って贈るラブ・コメディーである。
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