クアトロのクリスマス・メニューがスタートした。今年のメニューはとても充実している。盛りつけにも工夫をこらすクアトロのシェフである。内容はまだこれからクアトロでクリスマス・メニューを食される方のために伏せておこう。
クアトロのシェフは今年の盛りつけを写真撮りして記録している。意外とまめなところがあるクアトロのシェフだ。さらにクアトロのシェフは毎回仕入れた魚をノートに記録している。そのノートをのぞき見してみると、100種類以上の魚の名前が並んでいる。その中に何とか鯛という名前は実に多い。白身の魚で形が平たいものはすべて鯛の仲間になってしまう。魚市場でも鯛と名前がついた方が高値で売れるから目出度いのだ。
さて、あなたは鯛と名前のつくものを何種類挙げられるだろうか。5種類以上挙げられれば物知りである。10種類以上は魚博士であろう。
その鯛と名前の付くものの中でも見た目がきれいで、味もよい鯛の中の女王といえば尾長鯛ではないだろうか。今日のクアトロのおすすめは、この尾長鯛である。ちょっと甘みを感じるワイン「リースリング」などを合わせて楽しみたい魚である。
クアトロ・シェフのノートから書き出した鯛と名前の付く魚は、
オナガダイ、アオダイ、キンメダイ、コトブキダイ、クロダイ、イシガキダイ、アマダイ、カガミダイ、ハナダイ、メダイ、マダイ、ヘダイ、オゴダイ、オキオナガダイ、イシダイ、コショウダイ、マトウダイ
17種類あった。
しかし、本来鯛と呼べるのは、この中だとマダイ、クロダイ、ヘダイだけ。