ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ヴァランセ

2009年08月03日 | チーズの話

Photo 「ボージョレ・ヌーヴォーは出来たてを飲むのが美味しい」
じっくりと寝かしても美味しくはならないのだ。

「シャブリと牡蠣は最高の組み合わせだ」
酸味のきついシャブリには消毒効果があるから牡蠣を安全に食べられる。

「シャンパンには同郷の白カビチーズだ」
シャンパンの人気に便乗しよう。

フランス人は実に商売上手だ。もっともらしい話を作って物を売る才能に長けている。

「ナポレオンがエジプト遠征に敗れ、ヴァランセ城で出されたピラミット型のチーズに怒り、その頭を切り落としたのが、台形のチーズ・ヴァランセの由来である」
この話も怪しいのではないだろうか。台形を逆さにした型ならばチーズを流し込みやすいし、その後の熟成にも向いている形だと思える。商売上手のフランス人が作った話じゃないのと思うクアトロの父である。

「同郷ロワーヌ地方の白ワインがこのヴァランセにはよく合う」
これは実際に納得出来る。しかし、同郷でなくてもよく合うものも多い。
フランス人の商売上手に踊らされずに、ヴァランセとニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランやチリのソーヴィニヨン・ブランなどもどうだろうか。

「夏にはクアトロで、冷えた白ワインと爽やかな酸味と甘みが麗しいシェーブルチーズが最高だ」
フランス人に学ぶクアトロの父の言葉である。

コメント
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