名阪国道針ICより一つ東寄りの小倉ICの近く、小倉集落に残って居る茅葺き民家。
この辺りには石仏行脚で何度も足を運んで居ますが、集落をかすめて通る県道からは全く見えない集落の中程に屋根を葺き替えたばかりの茅葺き民家が建って居る。
端正な佇まいを見せる茅葺き屋根は寄せ棟に、大きい箱棟を載せた見事な伊賀風茅葺き屋根。
中央奥に主屋、向かって左には白壁土蔵、右手に納屋を配し、主屋前面を広くかど庭に空け、一昔前の上級農家の佇まい。
箱棟の中央部には鳩瓦も載せられ、素晴らしい景観を見せて居る。
聴いた話に拠ると・・・・、この屋根を葺いた職人さんは伊勢神宮の屋根を葺いて居る職人さんだそうです。
そこはかとなく、品の良い茅葺き屋根に仕上がって居ると思えるのは、そのせいかも???
グーグルアースではこんなトタン懸け屋根や・・・・
こんな哀しい姿の屋根もみんな茅葺き屋根に見えてしまう・・・・。
まあグーグルアースの航空写真も10年以上前の物の様だからどうしょうもないけど。
撮影2013.5.31