奈良市田原、横田町の白山神社脇に残された地蔵石仏。
白山神社は田原の中心、小中学校の並ぶ田原信号より少し西寄り、民家脇を奥に入った山裾に鎮座する。
元々ここには神宮寺でも在ったのだろうか??境内脇に2~3の石碑と共に立つ。
地蔵石仏は、ここ大和地域では珍しく安山岩を使用、その脆さのせいか?首と腰元の2箇所で断裂、ちょっと痛々しい。
幅56cm、高さ約150cm、像高112cm、光背頂部も不定形に欠落、舟形では無く山型に成っている。
しかし、大きい立派な錫杖を掲げ持ち、2重の古式な蓮台に立ち、厚肉彫りの尊顔は童顔で有りながら引き締まり、よく整って居る。
全体に青いゼニゴケが着生、首の断裂痕にはノキシノブまで生えている。
蓮台の様式やその像容から室町初期の造立だと考えられて居る。
撮影2012.5.5