福島県中通り地域に密集するように残されて居る阿弥陀三尊来迎供養塔・・・・、とても片っ端から廻れる訳も無いので行きやすい気の向く処を廻って来ました。
前回UPの如宝寺近く、JR郡山駅から北へ約300m、街のど真ん中に建つ民家に囲まれた小さな神社です。
今年五月の放火で炎上修理のため?ブルーシートが掛けられて居ました。
狭い境内の片隅、簡素な覆い屋の下に、凝灰岩の板碑が三体。
お目当ての阿弥陀三尊来迎供養塔は真ん中の一番背の低いもの。
高さ70cm足らずの板石状凝灰岩の表面を凸の字型に浅く彫り沈め、雲上に乗り降りてきた阿弥陀三尊を刻み出して居る。
小像のため観音勢至ははっきりしませんが・・
中央阿弥陀は、像高40cm足らず、しっかり来迎印の阿弥陀だと確認できます。
銘は有りませんが鎌倉時代の造立とされ郡山市の重要文化財に指定されて居ます。
好みの話をすると少しでも大きい隣の阿弥陀の方が良い。
長方形を彫り窪めた中に来迎印の阿弥陀立像・・・、可哀相に全くの無銘です。
撮影2012.9.26