今や廃道と化して久しい香芝市の太子道に人知れず佇む小さな磨崖の地蔵さん。
香芝市の西端、大阪府太子町と境を接する奇観「どんづる峯」近くの斜面に古道「太子道」があり、この磨崖石仏がある。
香芝から太子町に通じる県道703号線、穴虫交差より西へ300m程進んだ右手山裾を通る「古道太子道」佇んで居る。
古道脇に落下した様な、高さ約1.6m、幅約2.3mの安山岩の岩塊があり、向かって右側正面に舟形を彫り沈め・・・
像高約55cmの定形地蔵立像を中肉彫りで刻み出して居る。
玉祐逆修(右)天文十七戊申年九月四日(左)の銘が書くにされ、室町後期の天文17年(1548)、玉祐と言う人が自分の逆修供養のために造立したものらしい。
この古道が当時、誰もが通る生活道路だったのでしょう。
撮影2012.10.10
最近広報誌に登場する石仏さんが目に付くようになりました。
ネットのおかげでその地域の方々しか知らなかったものに出会える時代になりましたね。
香芝の石仏もたくさん出てましたね。