田原本町松本の「松本寺」前に覆い堂を掛けられ、「流れ地蔵」と呼ばれる古い石仏が安置されて居る。
田原本町は国中平野のど真ん中、中でも松本の地は飛鳥川と蘇我川に挟まれ、周りを田圃に囲まれた集落。
集落の南端の辻脇に浄土真宗本願寺派「松本寺」が有り、立派な覆い堂の下、何体かの小石仏と共に祀られて居る。
中央に祀られて居るのが「流れ地蔵」と呼ばれる地蔵石仏・・・・その昔、集落の西を流れる「曽我川」が氾濫した時に流れ着いたとか??
総高155cm、舟形光背を背負い半円形に突き出した蓮座の上に立つ、像高95cmの定形地蔵立像を厚肉彫りで刻み出して居る。
光背面には梵字仏、月輪内に地蔵の種子「カ」を左右頂部と五体配し、本体を加えて六地蔵を表して居る。
頭光背には蓮華紋をあしらい、納衣衣紋は硬さは見られるものの細かく表現され・・・
全体の像容や、単弁式の大きい蓮座などから鎌倉末期の造立だと考えられて居る。
撮影2012.3.3
そのうち、そのうちと思いながら未だ行ってませんでした。
ぺんさんんのを見て行った気になり、またそのうちになりそう・・・(笑)
また、ついで見つけて行ってみてください。
悪いもんじゃないですよ。