先日紹介の願音寺本堂裏、寺墓に安置されて居る四面六体地蔵。
前回紹介のものと同じく大洞石の角柱に六体地蔵を刻みだし、上に自然石の笠石と丸石の宝寿を載せ、一石六体笠石仏として居る。
どちらが正面なのかは判断が付き難いですが、墓地入口に置かれたその状況から、この二躰面が正面??。
角柱に枡形を彫りり窪め、正面と裏面に二躰、側面には単尊の地蔵菩薩立像を配している。
不思議にその何れもが錫杖宝珠の定形地蔵・・・・
傍らには、こんなローカル色豊かな双体地蔵。
脇には近世の観音石仏と自然石の地蔵さん。
この地独特な味わいのある石仏さんたちでした。
撮影2012.6.2
市内(合併後はデカイのですが)なので、本日、当地
を訪問しました。たまに通る事もある所ですが、この
お寺は知りませんでした。
枝道に入ると、突然寂れた昔の集落風になり、おおっ
と嬉しい不意打ち。古そうな石段を駆け上がってみる
と、仏様方のお出迎え(死んじゃいませんケド)があり
ました。よくこんな所をご存知で!感心します。
朴訥で素朴な彫りですが、今は寂れたこの地も往時
は村の人々のアタリマエの人生があり、その信仰を
集めてココロの支えになり役立っていたのだなぁ、と
しみじみしました。大洞山など背景も効いています。
阿漕さんはそれほど遠くなく早速の訪問だとか・・・このページも役にたってるようで嬉しい。
あの佇まいは、今でも脳裏にきっちり焼きついています。