前日に同じく旧美杉村に有る、やはり大洞石を利用して造られた六地蔵石憧。
美杉八知の中心地、JR八知駅の少し北、県道15号線から県道39号線に岐れる美杉小西集落、仲山神社と道路を挟んだ道端。
どうも地蔵堂にしては似つかわしくないような覆い屋が建ち、中に二石憧と多くの小石仏が安置されて居る。
石憧は大小の二塔があり、いずれも単性石憧に笠石を載せて居ます。
大きい方の石憧は憧身約1mばかし、円柱状大洞石に六角笠石をを載せている。
憧身上部には少し不揃いに見える龕部造り、中にそれぞれ一躰づつの地蔵立像刻み、 六地蔵石憧としている。
方や小さい方は全容が小石仏に隠れて詳らかでは有りませんが・・・・高さ約50cm程、六角柱の大洞石の各面に舟形を彫り沈め中に地蔵を配している。
像容としてはこちらの方が良く整い、大きい方は荒削りな魅力があります。
こちら堂外に安置されて居た庚申の青面金剛。
これはさほどユニークとは言えない。
しかし、いずれにしてもこの地の石仏は独特な魅力で石仏ファンの目を虜にする。
撮影2012.6.2