吹田市街、JR東海道本線岸辺駅近くに屋敷を構える茅葺き民家。
正式には「岸部」、JR駅の名は「岸辺」古名は「吉志部」と書き、古墳時代の遺跡跡に古社「吉志部神社」が鎮座している。
付近は交通の便もよく、住宅密集地と成っているが、旧集落内に入り込むと、古くからの農村集落の様相がよく残り、茅葺き屋根に覆い懸けをした民家が散見できる。
そんな中この民家はすっかり改築されてるとは言え母屋だけは入り母屋造りの茅葺き屋根を残している。
田舎では開けっぴろげの屋敷は、固い守りの塀が取り囲み、玄関は部外者を一切拒絶するようにしっかり閉じられ、わざわざインターフォンで用向きを伝えても迷惑がられるだけの様な気がして足がすくむ。
どうも街中の民家を訪ねるのはどことなく気が引ける。
撮影2014.1.11