「木之本地蔵」長祈山浄信寺の門前町として、また北国街道と北国脇往還との分岐点、木之本宿場としても栄えた。
<桜の咲いてるところが木之本地蔵浄信寺>
長浜市街方面から北上してきた国道8号線が直角に進路を変える「JR北陸本線」木之本駅前、その信号を303号線方面に右折、どんと突き当たったところが言わずと知れた木之本地蔵の浄信寺。
境内には願掛けの「身代わり片目蛙」が一杯。
木之本地蔵の前を行く北国街道、町並みは鄙びた中に旧街道宿場町独特の風情を残す建物が並び建つ。
元禄11年(1698)には、高札場から南に約120軒、北に約75軒が建ち並び、家並みは街道の東西一筋の両側に並んでいた。
雪国、湖北らしく道路には道路には散水孔が設けられている。
木之本地蔵の直ぐに南、木之本宿の本陣跡で、日本第一号の薬剤師だったという、「本陣薬局」竹内家。
むっくり出しでは持って行かれそうな??年代物の木製看板・・・、この日は休業日だったのか扉はしっかり閉じられていた。
地酒清酒「七本槍」の造り酒屋「富田酒造」さん、木之本で酒造り450年余り、全国でも屈指の歴史ある酒蔵とされて居るようです。
店先には懐かしい格子障子、軒先には大きい杉玉、バッタリ縁代わりに「大八車の車輪」を利用したベンチが良い雰囲気を出している。
また木本宿は牛馬市でも知られ、山内一豊がこの市にて妻の備えていた金子で名馬を買い求めた話は有名・・・・。
土壁、棧瓦の庇には、さもありなんと言うふうに大黒天の縁起瓦が載っていた。
ここは鍾馗さんの出る場所では無かったようです。
撮影2007.6.10/2010.4.10