愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

京都府宇治市 宇治川付近の茅葺き屋根

2013年02月13日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

近く宇治川ふちの散歩途中で見かけた茅葺き屋根。

宇治を代表する観光地、世界遺産の平等院と宇治上神社が共に保存修理のため観光客が激減・・・・、観光客でごった返す宇治の街を散歩するのは気が引けるが今がチャンスとお散歩お散歩。

1ヶ所目は「通圓茶屋」から宇治川右岸、朝霧通りを遡ると左手、「恵心院」参道脇に「朝日焼き」窯元の茅葺き屋根が見える。 

傍らには簡素な茶室風の袖屋が在り、いかにも宇治らしく茶器の窯元だと言うのが伺える。

建物はこじんまりした寄せ棟茅葺き屋根に棧瓦の庇を出している。

現在「作陶館」の名で呼ばれて居り、作品の展示もされて居る。

いかにも宇治らしい優雅な建物です。

塔の島を挟んだ対岸、平等院の裏、「あじろぎの道」上流に歩けばエライのっぽな茅葺き屋根。

お隣の「塔見茶屋」さんの別館なのだろうか??、下部は二階屋で寄せ棟茅葺き屋根を載せ、廻りを棧瓦葺きとし、見慣れた民家風ではなく、旅館ぽい。

小さな門は閉じられて居り木立に囲まれた階下の様子は窺え無かった。

観光地宇治だからこその茅葺き屋根なんだろう・・・・・。

宇治はもう、山城の中にあっても奈良文化の匂いは微塵もなく、京都平安文化臭の強い地域です。

撮影2013.2.7