誰一人通るでもない笠置山中、 昼尚暗い深い木立の中、谷川源流部 の細い流れに覆いかぶさる巨岩に刻まれた石仏さんです。
笠置山に隣接するゴルフ場のはずれから巨石が累々と重なる山襞を下って行くと・・・・
深くえぐれた細い流れの谷川にどっかり腰を据えた巨石・・真近に寄って撮影したいけどとてもじゃないが危険極まりない。
とてつもない巨石に申し訳程度の石仏さん。
大きな蔓が邪魔だけど・・・暗すぎて増感だけでは追いつかないけど・・・三脚はもって来なかった。
石仏は約70cm足らずの方形に彫り沈めた中、像高約60cmの阿弥陀如来立像と不動明王立像を左右に並べた双体仏で稀有だといわれています。
室町後期の造立だと思われ、形式化は進んでいるが丁寧な彫りで優作です。
しかし不動さんと阿弥陀さんがいくら待っても、訪れる人は余程の物好き・・・・・、1年に1人来るやら2人来るやら???。
往時此処には滝行場でも在ったのだろうか??すぐ上は笠置寺東山墓地。
撮影2011.4.24