愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

慶州 良洞里村 (ヤンドンリマウル)

2010年10月23日 | 韓国 石仏:史跡他

せっかく、慶州まで来たのだから、ちょっと無理してでも此処はなんとしても訪れておきたかった。

韓国通の知り合いに紹介してもらったあちらの人に無理を云い、慶州市内から車で約1時間弱かかるこの良洞里民俗村 に案内してもらった。

村自体ががユネスコ世界遺産に登録されている韓国朝鮮時代の典型的な両班村でもう日本では失ってしまった懐かしいふるさとの匂いも感じることが出来る。

まるでタイムスリップしたような佇まいとわたる風のにおいは遥か昔僕が物心つき始めた頃の農村を彷彿とさせてくれる。

村は150軒余りの瓦家と藁葺屋根が混在した農村で、特に丸みを帯びた藁屋根にはなんとも云えない郷愁を感じてしまう。

石をはめ込んだ土塀、其の上の草屋根・・・。

日本で言えば何に当るのだろうか??中には大きな石碑の様なものが祀られていた。

子供は何処でも一緒、かわるがわる中を覗き込んでいる。

 

此処は観稼亭、「穀物が良く育って子孫が無事成長するように・・・」とか??

観稼亭付近の高台より・・・・向こうに見える立派な建物は香壇(ヒャンダン)

 

香壇(ヒャンダン)は高級官吏が母親の為に建てた別荘のようなものか??。

瓦屋根民家と藁屋根民家、この集落は豊かな集落だと思った。

集落の一軒で手作りお菓子を買って食べた、10個入り、3000ウォンだったかな??

此処は心水亭(シムスジョン)と呼ばれる東屋。

集落は時間が止まったような懐かしさを見せてくれる。

片田舎の農村だった僕の生まれた土地がそのまま甦ってきたような・・・そんな音とそんな匂いのする空間でした。

撮影2010.10.15

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慶州(キョンジュ) 仏国寺(プルグクサ)石塔、他

2010年10月23日 | 韓国 石仏:史跡他

慶州(キョンジュ)に行ったら誰もが訪れるであろう仏教遺跡で世界遺産にも登録されている。

この日も生徒の修学旅行か子供が一杯、日本で言えば奈良の法隆寺???。

近くのコーロンホテルに宿を取っていたのでホテルから歩いて朝一番の参拝となった、ホテルからは約10分、ちょうど良い朝の散歩。

朝8時と云うのにこの有様・・山門前

手前、蓮華橋・七宝橋

こちらは、青雲橋・白雲橋

参道を約5分、仏国寺と言えばこれらの写真。

 

左脇に廻れば鐘楼・・・・

その脇には一時日本がもち帰ってたという石幡??

壮大な伽藍も豊臣秀吉の文禄の役で石造物と金銅仏を残してすべて灰塵に化したとか。

極楽殿とその内部。

その後再建は続くも荒れ果て今の姿に再建されたのは二〇世紀も後半になってからだとか・・・・・。

三層石塔と多宝塔は灯籠を挟んで極楽殿の前に並び建つ。

もう旅行シーズンなのか修学旅行の子供でごった返す境内

三層石塔は創建当時のもの。

こちらは多宝塔。

唯一ここだけで見られる珍しい形式のもの。

元々、塔の四方に有ったという唐獅子、残りの三体は占領中に日本が持ち帰り行方知れずだという・・・。

この前に立つ日本人はどんな顔で見れば良い??

撮影2010.10.14

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