旧美川村の有る久万高原町は四国山地の主脈が石鎚山から西と南へと分かれたところ、石鎚山系の深い山峡と四国カルスト高原地域に囲まれた四国山地真っ只中に有る。
面河川のダムを見下ろすこんな急斜面にも棚田・・・・・。
山深い高知県境に接した黒藤川の集落は土佐湾に注ぐ仁淀川上流の面河川が支流黒藤川と分岐する両川に挟まれた山の南斜面上にある集落で酷道33号線から県道210号線で一気に黒藤川の断崖に沿って高度を上げる。
ここでも集落は急勾配の棚田や棚畑の一部を使った屋敷地で等高線に沿って日当たりのよい斜面上に点在している。
一部には整った棚田も見られないことは無いが規模も小さくそれほど見栄えの良いものではないけどこの集落でも石積みは素晴らしい。
大部分の棚田は棚畑と混在し、茶畑や野菜畑としても利用されて居て一面に広がる棚田の景観は見られない。
ここでも集落は等高線に沿って雛壇状に何段にも点在していて、所に依っては対面斜面の山間集落を見渡せたりする。
この黒藤川集落もあちらから見ると、このように見えるのかも??
撮影2010.9.23