愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

湖東勧請縄-4

2007年01月25日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神

 


旧、八日市市の蛇溝町の長緒神社の勧請縄。




正面鳥居脇の木から青竹を渡し、勧請縄を吊り下げている。



大縄の中央には、青杉でリングのトリクグラズを作り、中央に南無阿弥陀仏、題目は勧請、12光仏を配した木札を吊るしている。



トリクグラズの左右には榊と幣を下げた小縄束を各6個づつ付けている。




同じく河合町の玉緒神社参道に渡された勧請縄、左手勧請木と右手の杭のあいだに渡されていて、トリクグラズは蔓性茎で円に十字で、常緑樹の葉がついていなく、ムックリ出しです。




太縄に吊り下げられる小縄にはヒノキの小枝がつけられている。



ここは、神社の少し北側を名神高速道路が貫いており、その高架下をくぐったところに、飛鳥時代、聖徳太子が全国に建立した願成寺の一つとされる古刹があって、この神社とは一体となっていたような位置関係にある。


この辺りは何処を歩いても勧請縄に、お目にかかれるのが嬉しい地域です。


撮影2007.1.14