愛しきものたち

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湖東の勧請縄-1・八日市、市辺

2007年01月18日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神

 


滋賀県の湖東地域は、今でも多くの勧請縄が残る地域として、知る人ぞ知る処です。



この地域の勧請縄の真ん中に着けられる呪物は「トリクグラズ」と呼ばれているようですが、なぜそのように呼ばれているのかは判りません。



取り敢えずは、民俗学的な深い意味などは後回しにしてでも画像を記録するだけでも意味があると思うのでここに記録できるだけ記録しておこうと思っています。


旧八日市、市辺は、市辺押盤皇子の陵墓があることでも知られている。


ここの市辺西の集落から少し外れた勧請場(山ノ神、月の神なども祀られていた)?に貼られた勧請縄。



クリスマスのリース状、杉の輪の「トリクグラズ」の絵馬型板には五行の呪文、その下に十二光仏の名前を書いた塔婆を扇状に広げて付けている。




また市辺東、入り口の祠前の小さなハウスの壁に杉リース状の「トリクグラズ」が吊り下げられていて、ここのものには両側に伸びる縄は無く、祈祷札は杉輪の周りに突き刺されている。


撮影2007.1.14


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