愛しきものたち

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戒長寺の、お葉つきいちょう

2006年04月21日 | 風物:陵墓
昨日紹介した戒場神社と同じ境内にある戒長寺にはお葉つきいちょうの巨木がある。



 お葉つきいちょうとは、葉のふちに種子(ギンナン)をつける珍しいもので、これは、二股にわかれた軸の先の胚珠を乗せている部分が伸びだして葉になるために起こるといわれています。



 この現象は、植物の進化発生を示すもので学術研究資料として、きわめて貴重なものとされているそうです。



 ここ、戒長寺のお葉つきいちょうは、目通り4m、樹高30mあり、樹勢はきわめて良好だということです。



 幹の下枝付近には樹瘤がたくさん垂れ下がっていて、このいちょうがかなりの年月を生きてきたことを偲ばせるが、樹齢は不明だとしています。

 奈良県の天然記念物に指定されている。

2006.4.1 撮影。