愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

瀧蔵神社の権現櫻

2006年04月15日 | 風物:陵墓

権現桜は樹齢約400年、幹周り3m、樹高4m、江戸彼岸系の枝垂れ桜で、滝蔵神社の社務所の石垣より主幹をはみ出し咲き誇る姿は、周りの風景ともうまく溶け合っていて実に美しい。



滝蔵は桜井市と言えども大和高原のかなり行きにくい場所に有るので観桜客も限られており、心いくまで花を眺めていることが出来る。



おまけに今日は雨の中の観桜で、きょうは10人程度の人にしか逢わなかった。

上方の石垣から降り注ぐような小さな枝垂れの桜はそよぐ風に瀧のようにゆれていた。




八房杉

2006年04月15日 | 風物:陵墓

掲示板によると・・・・ その昔、神武天皇が大和平定の際、菟田の高城に陣営を張られたときに植えられたものと伝えられる杉の巨木です・・・・とある。



今年、町村合併で宇陀市となったその中心地、榛原から伊勢方面に向かう国道166号線で菟田野佐倉地区内に入ると右手に「八つ房杉」のおおきな看板がめに入る。

 看板どうりに車を進めるとやがて櫻実神社の杜の前につく。



 ここを訪れたのは3月25日、そのときは神社の改修工事で、あちこちに建築資材や土木機械などが置かれていて静かな山里の鎮守という雰囲気ではなかった。




 境内に入るとやっぱり目に付くのがこの巨木で、天然記念物の石柱がたっている。 名前の通り、根元から八本の幹に分かれていて、僕たち見慣れている杉とは程遠い樹形をしている。



 樹齢、約1500年、樹幹9m、樹高14m。 しかしあちこちにワイヤー張り、大きな幹は鉄材で支えられ、全身創痍という状況です。

 樹木医も入って手厚く保護されているとはいえ、かなりの老体は隠しきれづ、自力だけでは、立ってもいられないような姿でした。



しかしその巨大さや、樹形の異様さは見るひとに感動与えずにはおかない。 昭和7年に国の天然記念物に指定されている。

 場所はここ