愛しきものたち

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桜井市 滝蔵の弥勒石仏

2006年04月11日 | 石仏:奈良

小夫(おおぶ)から長谷に向かって県道を10分程度下って行くと、やがて滝蔵へ通じる新しい道路がある。

表示板には滝蔵神社の文字が有るのでわかりやすいが、かなりの山道坂道を約1kmほど上り詰めると、山の頂上の小さな平地に滝蔵の集落があり、その南端に滝蔵明神が祀られている。



滝蔵明神は長谷寺奥ノ院と言われており、長谷寺へお参りしてもここに参詣しなければごり約は半減すると伝えられている。



この境内の細く険しい参道にこの弥勒石仏が立って居られます。

神宮寺の遺物であると言われているこの弥勒仏は、自然石に壺形光背を彫り窪め半肉彫りにしている。



像高約1m、鎌倉後期から南北朝にかけての作風を示している。

残念なことに写真のように断裂しているが、きちっと修復されたような気配も見えないけど大丈夫かな???。

場所はここ