活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

デジカメだって,時の流れを越えて変わらない夢を見たがる。

2009-02-28 22:35:07 | Weblog
よもやまた出るとは。
レンジファインダーデジタルカメラ 『R-D1xG』新登場
新登場とは言うものの,元々のRD-1は2004年7月の登場。
同期と言えば,ニコンD70とかLumix DMC-LC1とかIXY500とか,あの頃です。
デジタル的には4世代くらい前の観がある遥か昔。懐かしい。

そのR-D1xGはどこが変わったかと言うと,液晶モニターが2型から2.5型に大型化したが,バリアングルからフツーの固定式に。ただし,今時23万ドット。
ちなみにCCDは600万画素のまま据え置きです。
気になるお値段は30万円くらいになるらしい。
うーん,これで商売になるのか。

要は,原型のコシナBESSAシリーズやZeiss Ikonと同じ位置づけで,“売れる”ことを意図しない,趣味性の高い贅沢な商品(かつ息の長い商品)を狙ってるという事でしょう。
それに,ハイエンドなのにたったの600万画素。それだけ画質重視(?)しているからだ。というのが,逆にセールスポイントになったりするかも。

今は商品サイクルが短いので,この発想は良いかもしれない。
ついにニコンD40が廃盤らしいですけど,2年くらいしてから,「ファンの熱い要望に応え名機復刻。ニコンD40s新登場」とかでもう一度売る。
あー,いいなあ,これ。

宇宙からバクテリアまで。新世代のカメラのもとに21世紀において任務を続行します。

2009-02-26 21:11:53 | Weblog
有名なオリンパスのキャッチフレーズですが,この度ホントに宇宙に進出です。
オリンパス:デジタル一眼レフカメラ、宇宙へ 若田さんと一緒に
日本人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する若田光一宇宙飛行士が、オリンパスのデジタル一眼レフカメラ「E-3」を持っていくことが決まった。
なんか国威発揚するなあ。いいぞ。
同社の創立90周年記念プロジェクトで、JAXAの「きぼう日本実験棟有償利用」として実施する。
要はスポンサーということですね。
米航空宇宙局(NASA)は、スペースシャトルでの記録撮影用に通常ニコンの一眼レフカメラを使用しており、ほかのメーカーのカメラが宇宙に行くことはきわめて珍しい。
ここまで言うか。ま,その通りで,宇宙カメラはニコンの独断場でしたから。

この不況の折,費用も結構かかるんだろうけど,サイエンスなイメージのオリンパスにはぴったり。宣伝効果高いですよ。
せっかくですから,このミッションに使われる11-22mm F2.8-3.5&50-200mm F2.8-3.5SWDおよびバッテリーホルダーをセットにした「スペース最速キット」を限定記念発売―してはどうでしょうか,オリンパスさん。
しかし,レンズキャップが透明なのはなぜ?宇宙活動に関わるのだろうか?
キャップだけでも欲しい。

バリアングルがやってきた。

2009-02-25 23:24:30 | Weblog
半年前のちょい整理の時は,
【ティルト式】
 オリンパスE-330
 ソニーα-350,α-300
【バリアングル式】
 オリンパスE-3
 パナソニック Lumix DMC-L10
でしたが,その後,
【バリアングル式】
 オリンパスE-30,さらに昨日E-620
が加わりました(“一眼レフ”ではないLumix DMC-G1は除く)。

そして本日,噂の段階ですが,ニコンD60後継機は,
・この機種は、D5000となる
・SB-400を内蔵型にしたような新型ストロボを搭載している
・可動式液晶モニタと、動画、ライブビューを搭載

おお,ニコンにも来ますか!バリアン!
デジタル一眼レフにライブビュー搭載のワケ
ライブビューは女性にとても支持されている理由があるという。
それは「ライブビュー撮影なら顔をカメラに付ける必要がないので光学ファインダーや液晶モニターに化粧が付く心配がないからです」とのこと。

オヤジにとっては鼻のアブラが液晶に付かずに済むしw

主張したいのは,一眼レフのライブビューはバリアングル液晶があってこそ活きる,ということ。
昔は結構あったコンデジのバリアングル液晶は今やごく少数派(スイバルは絶滅(泣)。
ところが一転,一眼レフで復権しそうで,これは嬉しい。
今年は一眼レフのバリアンがトレンドになるかもよ。

LIFE IS ART 表現カーさぁ E-620。

2009-02-24 21:27:35 | Weblog
いやいや来ましたねー,E-620
E-4x0の大きさでE-5x0の機能というウワサでしたが,バリアングル液晶も着いていたとは(喜)。
おまけにアートフィルターもマルチスペクトも着けちゃったんだね,かあさん。
まさに“Eシリーズのいいとこ取り”ですね。

実は,以前出回ったE-430かもと,ちょっと期待してました。
ま,厳密にはE-420より少し大き目のようだけど,E-520より薄いみたいだし。
それより何よりファインダー倍率を0.92→0.96倍に上げたのはエライ。よしよし。
今年買うカメラはマイクロの方と思っていたが,うーん,どうしよう。

と,興奮された方も多かったようで,
衝撃的なE-620の登場でメディアも大混乱?(^^;;
640やら630やらw EOSかよw

東方綺談 愛国者がライバルになった日。

2009-02-23 20:13:31 | Weblog
ついに快挙であります。
国産デジカメ、1月の販売量が日本商品を初めて超過
中国の最大手である国美電器グループが公表したところによりますと、「デジタルカメラの1月の北京での国産デジカメ『愛国者T60』の販売量が第1位になった」と発表しました。
これは、国産デジカメの販売量が初めて日本商品を越えたことになります。

おおー。
あの抗日デジカメV815の愛国者がここまで来ましたか。
人民網でも
「aigoT60」を例にとると、デザイン・機能のいずれもが、日本ブランドデジカメの「ライバル」となりうる実力を完全に備えており、同クラスで「aigoT60」は、その多彩な機能、コストパフォーマンスが際だっている。
と褒め称えています。
何たって「地球上で最初のデュアルコアのデジタルカメラ」ですからねっ。

でも,このaigo(愛国者)T60,少なくともデザインに関しては激しくデジャビュなのは気のせいです,ハイ。

デジカメのミクロの決死圏。

2009-02-22 21:24:39 | Weblog
最初に,DIGIC 4を搭載したデジタル・カメラ「IXY DIGITAL 920IS」を試用・分解した。
ええ?何をするねん。
DIGIC 4をメイン基板から外して,半導体パッケージを溶かし,光学顕微鏡やSEMで観察した結果を報告する。
という LSI情報局【写真で見るDIGIC 4】
半導体を薬液処理して回路を露出させると,出てきたのはサムソンのメモリ。
そうだったのね。

そしてあらわになったDIGIC4の実体はこんなモノなのか。キレイ。知らなかったなあ。
なお,DIGIC3が130nmだったのに対し,DIGIC4が65nmプロセスなのだそうだ。
ここでも微細化・集積化が進んでいる。
しかしすでに今や22nmプロセス実用化の時代ですもんね。
無駄に高画素数とか極小画素とか言ってるけど,本質的にデジタルの哀しい宿命なんだな。

このダイナミックフォトとは,「ホーム特撮」のことですよ。

2009-02-21 22:13:44 | Weblog
カシオの新機能“写真のなかで私が動き出す”ダイナミックフォト
なかなか面白そうなのですが,メーカーのサンプル以外は,動画共有サイトをざっとググってもカップでおぼれる人ゾウに巻かれそうな人しか見つからなかった。
EX-F1のハイスピードムービーの時に比べてちょっと出足が鈍いかな。
あまりに新しすぎて一般人の理解がすぐには追いついてこない,というカシオお得意のパターンなのかも。

カシオ「動く写真」がデジカメを革新する?
キヤノンやソニーなどより規模は小さいが、「デジタル化の発想では負けない」、「ゼロから一を生み出すのがカシオの伝統」と樫尾社長。
さすがのスガカシオです。
ただ,ちょっと気になるのが「ダイナミックフォト」というコトバなんだけど,dynamic photoで検索するとほとんどHDRのことですよね。
「動く写真」に先鞭をつけたのに,この点だけマズったかもなあ。

数字が足りない@カメラ。

2009-02-20 21:24:42 | Weblog
PMA間近。来週あたり続々と新製品ニュースで賑わうと思うのですが,それが明らかになるまでのウワサもまた楽しい(>活字デジカメ♪)。
本日は「ニコンD60の後継機の名はD5000」というウワサ。
これ,以前はD65という話でした。
でも,65じゃ数字が半端。高齢者向けな感じもするし(F65は黒歴史w)。
しかし,5000でもなあ。
プロ用1桁>ハイエンド3桁>エントリー2桁>新エントリー4桁
とヒエラルキーが混迷してしまう。
大体,数字(下位0付き)の型番が枯渇してきて,この頃じゃメーカー間でダブりまくりです。

かつては,逆に数字メインの型番は珍しくて新鮮な感じがしたものです。
一番印象的だったのが,キヤノン初のAF一眼レフEOS 650/620。
家電のようなネーニングには意表を突かれました。
コンタックス139/137MDも今までにない半端な数字で,かえってカッコよかった。
京セラでは欧米で「13」が忌み嫌われるのではないかと危惧したが,「ワン・サーティナイン」と呼ばれてホッとした,という記事を読んだ記憶があります。

デジタルでも,カメディアのC-2020とかC-3040とかのx0x0の型番は結構ユニークでした。
ニコンスイバル機は900/910/950/990/995ときて,次は絶対「999」と期待されましたが,あにはからんや4500。新しい風に心を洗おう♪
あと,ライカR6.2とかM8.2とか。

ともかく,数字だけは足りない。もっとネーニングにバラエティを。
例えば,「D60。」「D六十式」「D60^^;」「D60TNG」「D60@mate」・・・うーん。

事実,画素数はどれだけあれば十分か―ORICOH編。

2009-02-19 21:11:59 | Weblog
春IXYが発表になりましたが,あまりに目まぐるしくて,もう何がなんだか。
とりあえずカラバリと1/2.3型1210万画素は分かった,と言う感じ。

コンデジの定番IXYですが,画質だけのことを言ったら,IXY700あるいはIXY500あたりが一番良かったように思います。
しかし,その後もIXYは代変わりしつつ春秋幾星霜。
今のところ,IXY3000の1470万画素がトップですが,これも時間の問題でしょうね。

もう言い尽くされたことですが,コンデジにホントに1000万画素超も要るのだろうか。
百害あって三利ぐらいしかないのではなかろうか。
と,言いつつ,思えば遠くへ来たもんだ―。
が,本日ちょっとニュース。
高画素否定で美を追求─RICOH「CX1」登場
R10の1/2.3型CCD 1000万画素だったのが,CX1では1/2.3型CMOS 929万画素を採用。
安易に1200万画素にUpするのではなく,「表現の幅を広げる次世代の高画質は必ずしも高画素の方向ではなかった」とのこと。
本当にそういうコンセプトだったのかCMOSやHDR機能の都合でそうなったのか判然としないけれど,リコーらしい利口な差別化だし,これは是非トレンドになって欲しいもの。

もうひとつ,CX1はR8からのデザインを踏襲してますね。
ローライ35みたいなシリーズを目指すのかな。やっぱ利口だなあ。


原点はおもちゃ。カメラだって着せ替えたい。

2009-02-18 21:39:57 | Weblog
このところのデジタルカメラは、「画素数」、「高感度」、「手ブレ補正」の三要素に頼り切りだった。
ただ、あまりにも一本調子だと飽きてきて、“あぁ、またちょっと良くなったのが出たのね”で終わってしまう。
例えばコンパクト機に関しては、用途ごとにもっと最適化できるのではないだろうか。

という記事「景気後退が促す原点回帰」のご指摘ですが,んじゃ,こんなのどうよと言いた気なキヤノンのニューモデルが発表されました。
防水,耐寒,耐衝撃機能を謳ったPowerShot D10
こりゃまたマンボウというか,海底二万哩なデザインですねえ。
オリンパスの防水μシリーズのスパルタンなデザインとは真逆。
しかし,オートボーイD5といい,IXY D5といい,キヤノンはこの手のカメラには大胆なカタチで来ますね(&“D”が付くんだなあ)。

D10がユニークなのはカタチだけじゃない。
「着せ替え」機能も大注目です。
これはフロントカバーを標準装着のブルーの他に,同梱のオレンジ,グレー,迷彩色のカバーに六角レンチで着脱して付け替え可能というもの。
あー,こういう“リカちゃん”なのはかつてなかったよなあ。
京セラSL300R/400Rでパネルの貼替え可能と言うのがあったけど,あれは手間だったし。
今後是非とも豹柄やバーバリーにも対応できるよう,自前カラーリング用のカバーも出して欲しい。

さて,ここまで言えばどうしてもアレを出さねば。
そうです。自分でデザインできる「着せ替え」カメラUW100
トイカメラに透明プラカバーが着いて,間に紙をはさんでオリジナルの出来上がり,というだけのものだけど,これは楽しい。
バラエティ無限。おお,これは秀逸な雷火M8
これ,デジカメでもやって欲しい(キヤノンはやらなくてもカシオなら)。
トイカメラはフィルムではなくデジタルでこそ生きてくる!!