活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

シャープさん、フラっとする。

2016-03-31 23:51:25 | Weblog
シャープが鴻海に買収されるのが正式決定とのことですが、この1カ月の迷走状態からすると先行き不安が拭えません。
結局、切り売りされて会社は解体、知財は流出なんてことにならなきゃいいけど。
液晶で一時代を築いたシャープ。どうしてこうなっちゃったんでしょうかねえ。
そのシャープですけど、デジカメ黎明期には、それなりに製品を出していたんです。
例えば“液晶デジタルビューハンター”VE-LS5(1996年)。38万画素で3倍ズーム。これで当時118,000円したんですよ。
レンズ部スイバルのVE-LC1(1997年)はグッドデザイン賞受賞のスグレもの。
音楽用MD(死語)に記録するMD-PS1(1997年)なんてのもありました。
そして、多分、最終モデルとなったのが、やはりスイバル機のVN-EZ1(1999年)。mpeg-4動画が撮れるということで“インターネットビューカム”という呼称でしたが、今からするとペトリコンピュータ並みに恥ずかしいネーミングかも。でも、このモデルは、2代目(1999年)、3代目(2000年)も発売されて、130万画素まで行きました。
当時はサンヨーーや東芝、三菱、ビクターとかエプソンにもデジカメがありましたからねえ。
思えばワクワク元気な時代でした。

日本が電器をリードする時代は過ぎ去ってしまいましたが、カメラは今のところ安泰です。
というか、カメラが唯一の分野になってしまった観があります。
でも今後どうなんでしょ。ニコンやキヤノンがシャープの二の舞となる日が来ないことを願うばかりです。