活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

2011年デジタルカメラ10大ニュース。

2010-12-31 21:38:53 | Weblog
雪の大晦日。
紅白を見ながら、ビールを一杯やりながら、毎年、来年の十大ニュース予想なぞ書いているのですが、元ネタのデジカメWatch「読者が選ぶデジタルカメラ10大ニュース」は2006年が最後で、以降はやってないんですね。ケータイWatchの方は今年もやっているのに。
それだけ「今後」にニーズはないのかもなあ。
で、来年なんですけど、どうもコレといったことを思いつかない。
多分、ニコンやキヤノンがミラーレス機を出したり、コンデジ全体が地盤沈下の中で高級コンパクト機が出てきたりするんでしょうけど、これ皆想定内。
じゃなくて、え、と驚くような、ありゃ、とのけぞるような展開が欲しいものです。
そんなこんなで期待も込めて一応あげてみた、ってとこで。

1位 ニコンとキヤノンがミラーレス機を発表。
2位 各社ハイグレードのコンパクト機を続々投入。
3位 レンズ交換式スマートフォンが発売される。
4位 ミラーレス機がレンズ交換式のシェア40%超に。
5位 コシナがMFレンズシステムのデジタル一眼レフを出す。
6位 コンデジは14Mで打ち止め。画素数ダウンがトレンドに。
7位 ホルガデジタル堂々発売。
8位 パワーズームの交換レンズが久々に登場。
9位 Tmax、Neopanが相次ぎ終了のお知らせ。
10位 オリンパスから素フォーサーズ終了のお知らせ。

どうかなあ。
では、よいお年を。

検証:2010年デジタルカメラ10大ニュース。

2010-12-30 08:10:30 | Weblog
恒例、昨年大晦日の予測の検証であります。

1位 キヤノンがEFマウントと完全互換の新マウントのEVF一眼を発表。
→×:なかなか出ませんね。時間の問題だとは思うのですが。キヤノンは当面「一眼レフ」で稼ぐつもり?
と、去年も同じことを言ってました。

2位 キヤノンがEFマウントでEVF採用の超高級一眼レフEOS-1Deを発表。
→×:EOS 60Dがちょっとアレでしたが、キヤノンの一眼レフは絶好調。あえて冒険しない感じなのがちょっとなあ。

3位 ソニーがEVF一眼でCONTAXブランドを復活させる。
→×:世間的にはCONTAXよりSONYだもんね。ミラーレスのNEXは大ヒット。一方、EVFは意外な形でミラーありのαに採用。来年はいろいろ期待ですね。

4位 ニコンがAPS-CサイズCCD搭載のコンデジを発表。
→×:結局、一眼レフメーカーでは出しづらいんだと思います。シグマに次いでライカにフジ。次は・・・タムロン・ブロニカ?

5位 JPEGに代わる新画像フォーマットの提案。採用カメラが発表される。
→×:これも今後どうなるんでしょ。WebPとかJPEG XRとか聞くけど、もうどうしようもないかも。

6位 マイクロフォーサーズ陣営が一眼シェア20%を獲得。
→×:BCNの2010年 デジタル一眼カメラシリーズ別販売台数シェアトップ20では、マイクロフォーサーズのシェアは15%。惜しい。NEXも加えると23.2%で、トレンドは明らか。

7位 着脱式モニターに画像を飛ばすことが可能なモデルが登場。 
→×:これもまだだけど、すぐにも出そう。で、悪用する輩も現れそうだな。

8位 1600万画素のコンデジが登場。超解像技術で高画質を実現。
→×:これもまだ。さすがに今後も出ないかも。無駄に高画素の反省から、来年は一転、低画素がトレンドに・・・ならないか。

9位 リコーGXR用Kマウントユニットが発売される。
→×:これもまだ。来年マウントユニットを出すと公言しているので出るんだろうけど、今更Kマウントは微妙かも。むしろMマウントの方がらしいかな。

10位 メジャーメーカーの銀塩カメラは全て終了。
→×:これも外れ。ニコンF6、FM10、キヤノンEOS-1v、ペンタックスの中判はまだ売ってるみたい。フジはGF670を出したり、NaturaやClasseが残っているけど、時間の問題でしょうね。

全敗。ですが、それだけサプライズなことはなかったということ、かも(と納得乙)。

輝け!裏デジカメ・オブザイヤー2010。

2010-12-29 21:49:28 | Weblog
今年発売されたデジカメの中でもっともアレな機種を選定するランキング企画です。
最大5機種、持ち点は20点。ガッチリ買いましょう(古)。
なお、歴代グランプリはこんな感じ。
2004年 オリンパス Ferrari DIGITAL MODEL 2004(シャア限定)
2005年 オリンパス CAMEDIA SP-350(ア・バオア・クー)
2006年 パナソニック LUMIX DMC-L1(「走る人」がいない)
2007年 富士フイルム FinePix F40fdおよび50fd(高画素に泣いた)
2008年 キヤノン EOS Kiss F(キスの敵はキスだった)
2009年 リコーGXR(チェンジ!ゲッターGXR)

しかし・・・今年のデジカメ一覧を見るに、「何これ、どうやねんこれ」とか「ああ勘違い」とか「気持ちはわかる」とかそういうタイプのモデルはなくなってきたように思うのです。言わば、無難で個性がない感じ。
そんな中で今年の逸品はコレ。
3位(2点):パナソニックLUMIX DMC-G10
 これ、何のために出したんでしょう。上位機の価格対策なのか?俺はかませ犬じゃないっ。
2位(3点):カシオEX-Z330
 ウルトラセブンやらタイガーズやらリラックマやらミスマガジンやら。次は何?が楽しみ。
1位(15点):ペンタックスOptio I-10
 この企画を考えた人は偉い。逆にいにしえのオート110がライカの如くイコン化したとも言えます。
 私の知人も「今オート110」に魅せられ購入致しました。オリンパスペンもそうだけど、ブランドのリサイクル。

思うに、400万画素あたりまでの時代の機種には変な(あるいは実験的な)モデルが多くて楽しかった。
デジカメから、あの頃の尖がったあるいはゆるゆるな部分がなくなってしまっては面白くないと思うのです。

デジカメな人・オブザイヤー2010。

2010-12-28 23:59:59 | Weblog
今年に最もデジカメだった人を選ぶランキング企画です。
1人当たり(もちろん私だけ)の持ち点は20点。
そういえば、デジカメジンさんのデジカメ・オブザイヤーforウェブマスターがまだだけど、今年もやらないのかな。
ちなみにこちら極私的歴代マン・オブザイヤーは以下の通り。
 2006年 キムタク
 2007年 ぁぉぃたん
 2008年 可南子隊長
 2009年 故米谷美久氏

2010年のランキング、カウントダウン。
5位(1点):カメラ女子きょんはへたうまでゆるかわの写真家、しかも主婦。時代は変わりましたよねー。
4位(2点):鉄ちゃん兼外務大臣前原誠司クン。ミノルタンだったのにソニーに行かず、D700を買われたようです。しかし、ミンスでは唯一まともと思っていたのになあ。朱に交われば・・・。
3位(3点):タッチでチューの綾瀬はるかさんは新宿で巨大化。お前はフジ隊員か(これがもしあゆだったら・・・ホラー)。
2位(4点):リコーの何たらプレジデント湯浅一弘さん。風貌がそれらし過ぎで、言うこともなかなか。ニコンの後藤さんも絡むw
1位(10点):よくこういう人を発掘してきましたねえ。戦場カメラマン渡部陽一さん。TVではアレでも現場はシビア。EOSをお使いです。

今年も粒ぞろいでした。
ただ、来年、渡部陽一さんはまだTVで生き残っているでしょうか。

カードサイズデジカメへの希望と期待と現実。

2010-12-24 22:25:31 | Weblog
英Iain Sinclair Design社が「クレジットカード・サイズ大」のデジカメを発売すると発表したとのことです。
そのくらいの大きさのデジカメはこれまでもないことはないのですが、注目すべきは厚さで、かなり薄いみたい。
スペック表では5mmと言うことですが、これは一番薄い部分で最厚部は1cm程度のように思われます。
しかし、そのサイズにもかかわらず、1400万画素で1080p動画、LEDフラッシュにタッチパネル液晶とさまざまな機能が詰め込まれており、とても200ポンド(307ドル)で販売されるとは思えないほど、ってかなり企画倒れっぽい。
Iain Sinclair Design社は産業デザインの会社のようで特にデジカメのノウハウがあるようにも思えないし。

確かにカードサイズといいながら、カード並みに薄いデジカメはなかなか出てませんよね。
富士フイルムアクシアのeyeplate(厚さ6mm)&eyeplate mega(厚さ8mmも最厚部1cm)くらいしか思いつかないが、これはトイデジカメに近い設定。
まともなカードデジカメと言えば、カシオの元祖EXILIM EX-S1/2(厚さ11.3mm)しかないんじゃなかろうか(その次は多分、京セラSL300R/400R・コンタックスSL300RT*の厚さ15mm)。
EX-S1/2は当時“ウェアブル”カメラということで結構インパクトありました。今の技術で欲しい一品ではないかしら。
コンデジでは高画素も一段落し、高倍率ズームも飽きてきたこの頃、こういうカードサイズに結構需要があるんでは(と書いてはみたものの、ケータイカメラに置き換わっているものと思われ)。

読者が選ぶ人気投票の一方、読者が知らせる不具合の件。

2010-12-23 23:34:03 | Weblog
読者が選ぶ「2010年デジタルカメラ人気投票」
あーもうそういう時期ですねえ、今年も。
今年のレンズ交換式部門の堂々1位はペンタックスK-5。ちょっと意外かも。
ちなみにもう覚えていないだろうけど、去年のトップはオリンパスペンE-P1、一昨年はパナソニックLUMIX DMC-G1、2007年はニコンD300でした。
その前の2006年がペンタックスK10Dでしたから、ペンタにとっては4年ぶりの王座奪還です。しかも今年は5位に645D、8位にK-rがランキングで、高性能とイロモノの硬軟合わせてユーザーにアピールする独自路線の好調ぶりを示しています。

それでK-5がどんどん売れれば良いのですが、例のセンサー汚染問題で売り足が鈍化しているとの噂。
さらには、汚れは単に品質管理の問題ではなく、「製造時に付着したものではなく,使用しているうちに発生してくる!!」との報告がネットにあがり、話題になっています。
髪が伸びる人形みたいなオカルトな。これってどういう仕組みで起こるんでしょうか。
せっかくの勢いに水を差すことにならねばよいのですが。

あれっ、トルネが売っとるね。

2010-12-22 20:55:58 | Weblog
これはビックリ。あの幻のトイカメラ、タカラトミーのTOLNEがギズモショップで売っとるね。もう売り切れだけど。
製品の発表時に大きな話題となり、多くの人たちが発売を期待していましたが、結果売られることのなかった幻のトイカメラです。
今回、海外の工場に眠っていた少量の在庫を、ギズモショップが特別に入手することができました。

ということらしいです。
予告時点では多大な関心と期待を集めていただけに、発売前の中止にはがっかりだよ>恐子(懐)。
しかも、製造工程上で発見された問題が最終的に解決せず、発売を中止する決定をしました、というアナウンスはたかがトイカメラにしては腑が落ちない。問題なんて、ロモもホルガも問題の塊やん。
と、思ったのが3年前。すっかり忘れてました。
その時も権利関係の問題が原因かもということを風の噂に聞きましたが、今回のデッドストックはその辺どうなんだろう。

タカラトミーは来年春発売予定の3Dトイデジカメ3D Shot Camが注目されているところ。
何か動きがあるのか。いきなりTOLNE Digitalとか。

留美の鳩目問題。

2010-12-21 19:52:44 | Weblog
先日いきなりLumix DMC-G1の左側のストラップの留め金(いわゆる三角アイレット)がモゲてしまいました。
別に無理に引っ張ったこともなく、カメラバック内で外れてしまった感じで、落下しなくてよかったのですが。
ちょうど東京出張があったので、AKBのパナソニック修理工房に直接持ち込んで修理してもらいましたが、迅速丁寧な対応で大変好感を持てました(保証期間内)。

が、改めてググってみると、この破損は結構起こってるみたいですね。GH1でもあるようです。リコールにならないんだろうか。
この留め金、昔のカメラのようにダイキャストにはめ込んであるわけではなく、ネジ留めでボディ外装の穴に引っかかっている(?)ような感じの作りでした。ま、今はこんなもんでしょう。
と言うことは何だあ、やはり今時のアイレットは構造的に平型タイプの方がいいのかな。
ペンE-P1/2やパナ留美G1/G2/GH2/GH2が三角型なのに対して、ペンE-PL1/1sやGF1/2は平型ですよね。
この辺、何かあるのかな。

フジになって帰ってきたコニカ、かも。

2010-12-20 19:54:24 | Weblog
「先鋭なる原点」とのことで、フジファインピックスX-100の特設サイトがUpしています。
原点なのはレトロな外観だけのような気もしますが、APS-Cのセンサーに単焦点レンズと、撮影スタイルが明確なコンデジではあります。
OVF/EVF切り替え式のハイブリッドビューファインダーはどれだけメリットがあるのか判らないですが、とりあえず凄い。
しかし、その他は特に驚くような機能があるわけでもなく、形通り意外にオーソドックスかも(動画モードも非搭載なんですかね)。

ここで思い出すのは、初代コニカヘキサーですね。大口径35mm F2レンズというコンセプトからも同じ。
しかし、今はミラーレスのデジタル一眼がありますから、こういうモデルの立場は微妙ということがあります。
ヘキサーRFみたいにレンズ交換式への進化もあるかも。あ、これじゃミラーレスと変わらん。ほんにデジタル時代は難しい。
高級コンパクトでも、コンタックスT2に比べて、ヘキサーは地味な存在でしたが、商業的にはどうだったんでしょうか。
さて、X-100が受け入れられるかどうか。

丸くは収まらない。高千穂ペン気質。

2010-12-19 21:37:18 | Weblog
カメラのシャッターボタンが丸いワケ
なかには楕円のものもありますが、ほとんどの場合、丸ですよね。
その訳はつまり、指の力が上手く伝わる形状でデザイン的にも優れているから、ということらしい。
言われてみれば、確かにその通りだと思います。
逆に、私は知ってる範囲で最も変な形状のシャッターボタンのデジカメはオリンパスのAZ-1ですね。
ひしゃげた長方形のシャッターボタンは台座となるガイドレールの微妙なカーブと相まって、実に押し辛い。

ところで、オリンパスはペンSやペンFでユニークにも長方形のシャッターボタンを採用しておりました。
ボディ上面のエッジの部分にあって、大変押しやすく、ブレの軽減にも役立つ優れもの。AZ-1でもこのシャッターボタンが念頭にあったのかも知れません。
ペンデジタルにも採用してほしい。ここまでしてこそPEN。次(E-P3?)に是非。