活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

ブレたら,負け。

2006-02-28 23:25:03 | Weblog
今やトレンドの手ぶれ補正ですが,そのメカってどのくらいの耐用年数があるものなんでしょうか。
何となく,宙に浮かんでいる精密メカを,か細い支柱が微妙に支えているようなイメージで(実際はそんなものとは違うのでしょうが),すぐイカれてしまうような気がして。
特にCCDシフト式なんて,10年後も精度が保たれているだろうか。

可動部分のない手ぶれ補正ができれば。
と,誰しも思うもの。
で,実際にオリンパスのμ810に搭載されました。世界初の「電子式手ぶれ補正」
手ブレの軌跡を記憶,分析し,事後に画像処理で手ブレを抑えようというもの。
待ってました。これぞデジタルの威力だ。
と,言いたいところですが,ミキオさんによるとあまり結果は良くないみたい。
補正効果が弱く,エッジ部の描写がちょっと不自然とか。
そうか,まだまだだなあ。

電子式手ぶれ補正が実用的に満足できる技術になるまで数年かかるとして,今の手ぶれ補正メカはその辺りまでもてばよい,ということでしょうね。
誰も今使っているデジカメが10年後にも使えると思ってないしね,使う方も作る方も。

あゆが一番。あゆの一眼。

2006-02-27 20:14:57 | Weblog
パナソニックの一眼レフDMC-L1が発表になりました。
ちょっと意表を突かれたのが,一見“レンジファインダー風”のスタイル
一眼レフの三角屋根がありません。前面のエプロン部もない。
後ろに回って,ファインダーのアイピースも左側にシフトしています。
ぶっちゃけ,DMC-LC1をそのまま一眼レフにした感じ(パーツも共用?)。

以下,個人的にポイントと思うところ。
・シャッターダイヤルの低速側がまとめ過ぎ(1/8秒以下がいっしょくた)。高速側は1/3段の設定可?
・シャッターボタンはヘキサーみたいにダイヤルの真ん中ですね。ライカR4からの伝統ですな。
・向かって右側の窓(光学ファインダーのような)はAF補助光照射用かな?
・左側にある小さい丸窓はLC1と同じくセルフタイマー表示ですね,多分。
・背面の絞りマークのボタンはプレビューでしょうか。
・背面のダイヤルは位置的に使い難そうだなあ。
・吊り輪が“犬の耳”タイプではなく,ベルトを通すタイプになったのは残念。
・何気にレンズの絞りリングがある!
・正面のPanasonicの表示がないのは○。ただし,Lumixのロゴが大き過ぎ。

ところで,ファインダーに関する説明がないようなのですが,EVF??
だとしたら,まだ何らかのギミックがありそう。
ともあれ,“従来の一眼レフのデジタル化”の道を取らなかったのは,「後発メーカー」として正しい見識でしょう。
つまり,ビック2のC社とかN社とかとは違う土俵の一眼レフ。
なるほどねえ。

付)
ミノルタXEとライカR3,XDとR4が違う味付けだったように,ライカから出す分は,らしい風味を出して欲しいもの。

フイルムに思い出刻む。

2006-02-26 22:38:56 | Weblog
リタイアを機に,昔取ったきねづかで再びカメラを手にしようというシニアが増えている。(中略)完全マニュアルのフィルムカメラを使った講座を開き,フィルム派中高年を後押ししようというメーカーも現れた。
(本日の日経新聞 13面“セカンドステージ”より)

そんな綾小路きみまろのような講座というのは,ニコン塾の「のんびりコース」だそうで,受講生の平均年齢60歳。定年後にカメラを始めた人も多いとか。
一方では,フジでは若い女性を対象にした「フォトデイズ」というフィルム一眼レフを使った初心者写真教室を開いており,フィルムカメラにはまった女性が続出したそうな。
記事はメーカー側の意見として,「フィルムカメラへの回帰が始まっています」と「定年後にはもってこいの趣味です」と,回帰嗜好とセカンドライフを絡めて結論付けているのですが,ちょっと筋違いの感もあるかな。
ともあれ,銀塩は“実用”から,完全に“趣味”の世界にシフトしたってことですねえ。

熟年の方(特におばちゃん)と若い娘さんが銀塩に熱を上げているのは全く事実で,そのうちにお茶やお花のような習い事のジャンルの一つになったりして。
「セツ子はん,きょうはトライXでモノクロのお勉強どっせ」
「いやん,センセ。わてはベルピアの方が好きやわあ」
「あきまへん。写真のキホンはモノクロだす。さあ,やりまひょやりまひょ」 とか。
(別に京コトバの必然性はありませんが)

3×4の世界。

2006-02-24 23:50:04 | Weblog
例によって怒涛の攻勢のキヤノンですが,まだフルサイズの一眼レフを隠し玉に持っているのでは,という観測(というか期待)が一部にあるようですね。
ナワちゃんも“フルフレーム35ミリデジタル一眼レフ”隆盛を待望しておられる。
セイセイセイセイ。言いたい。24×36のフルサイズがそんないいのか?
元々,映画フィルムの規格から始まった35mmライカ判。
デジタルの御世になってまで,まだ引きずられるのか。
え,待てよ。APS-Cだって銀塩フォルムの規格じゃないですか。
実は,フルサイズがいい,というのは結局,「画素のピッチが大きい」と「銀塩時代のレンズ(画角感覚も)が流用できる」ということなんだなあ。

ワタシ的にはフルサイズは嫌いです。
つまり,2:3の長すぎるアスペクト比。
35mm判だけ使っていた時には判らなかったのですが,セミ版を使うようになって判りました。
縦位置のフルサイズの間延び具合。
気になり始めると違和感が払拭できません。片岡義男さんの「東京縦位置」の連載も凄く居心地が悪く観てました。
その点,セミ版の3×4の縦位置のプロポーションは美しい限り(個人的感覚でしょうが)。
コンデジが3:4のアスペクト比であり,そして,縦位置好きのワタシはこの一点から,一眼レフもフォーサーズにしました。
“ペンFTをモチーフにした”という触れ込みのE-300を使っていて思い出したのですが,そういえばハーフ判て18×24でした。
今更ながら,なるほどねー。Eシリーズはハーフ判のフルサイズだったんですね。
土俵が違うんだ,他のデジイチとは。

ともあれ,E-330貯金を始めた今日この頃。

源氏名ソニー。

2006-02-23 22:11:59 | Weblog
またコニミノネタですが,『デジタル一眼マニアック』に“α-7 Digitalとα-Sweet Digitalがロゴを変更して再発売されるとの噂”が掲載されています。
こんなこと,天下のSONYがやるかいなー。
オランダのカメラ販売店で聞いた話,というのが,いかにも。
真偽の程はナガタさんにでもお願いしましょうか。
ただ,元スレのdpreview.comの掲示板の方を見ると,レスが概ね好意的なものばかりでかえって驚きます。
ひょっとしてあるのかしら。

同じ一眼レフカメラをブランドだけ替えて出したのって,今までにあったかなあ。
コシナCT系とかチノンCE系は,それこそ世界で無数のブランドに変身したけど,微妙にデザインを変えていたりしたし。
少なくとも国内では全く同じで名前だけ違うというのは,んー思うに,ヤシカ108MPヨドバシカメラコシナC1ビクセンVX-2くらいか。
ソニーがこれに次いで・・・。

コニカミノルタへのオマージュ。

2006-02-22 22:59:32 | Weblog
ご無沙汰してました。1カ月ぶりです。
引越し後,昨日やっとネットが開通した次第です。

さて,この1カ月間の一番のニュースと言えば,コニカミノルタのカメラ・写真事業撤退。
夏にはAマウントの一眼レフがソニーから出る予定で,とりあえずαシステムは存続するのでよかったよかった,とは言うものの,ライセンスについてはソニーに「使用許諾」するとか,アフターサービスはソニーに「業務委託」するとか,どうも歯切れが悪いんだなあ。
未練があるのか。
その点,京セラは潔かった。生産終了やアフターの期限もちゃんと明示しているし
どっちかと言うと,ソニーにはツァイスつながりで京セラのカメラ事業を買って,デジタルのGシリーズを出して欲しかったな(商売にならないだろうけど)。

ジャーニーコニカ,ピッカリコニカ,ジャスピンコニカにビックミニにヘキサー。世界初のAE一眼FTA,ザ・ワインダーFS-1。
裏ブタを開くと「さくらカラー」のシール。
グレン中佐のハイマチック,日独共同コンパクトライカCL,分割測光SR-T101,両優先XD,ライブX-700,1985年のαショック。
あの頃のキミはピカピカに光って・・・