活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

アイから遠く離れて。

2011-11-30 19:58:25 | Weblog
こちらライカM型、米国Fred&Friends社のRE/COVER。945円とお手軽。
こちらバルナック型、本邦GIZMONのiCa。予価4000円程度といささか高いが、ダミーレンズ交換可、コンバージョンレンズ装着可だったりする。
いずれもiPhone 4/4S専用カバーなのですが、アプリ以外にもこういう楽しみが出来るのがヨイ。「写真を撮るだけ」のコンデジが売れなくなるわけだ。
ちなみにこちら旧コンタックス型、懐かしのクラシックカメラカバー。500円。
カバーはさておき、使い捨てカメラ自体を見かけなくなりましたねえ。

海底二ギガバイト。

2011-11-28 21:22:41 | Weblog
売ります:キヤノンEOS1000D。海中では一度のみ使用 (太平洋で約一年間)。
写真家のトンプソンさんがダイビング中に海底でEOS1000D(日本名 Kiss F)を発見。中に入っていたSDカード(SanDisk Extreme III 20MB/s 2GB)を乾かしてみたら、休暇を楽しむファミリーの写真が50枚ほど写っていた。
そこでGoogle+に上述のような呼びかけを投稿したら、なんと2日半で持ち主が見つかったとのこと。
教訓:
・EOSは海中で使わないで下さい。
・SDカードは海水1年間保障。
特定して欲しくないものをうっかり落としても逃げられない時代になったともいえます。ホンにその通り。

ちょこざいな、名を名乗れ。

2011-11-27 11:47:17 | Weblog
そのプレミアムなフジX-S1ですが、違和感を感じるのがもう一点。
X100やX10は正面から見て、FUJIFILM銘やモデル名のロゴが全くありません。
無銘の方が高級感がアップする感じ。これはこれでそういう差別化の一環なんでしょうね。
一方、X-S1はペンタ部(?)にメーカー銘と左肩にモデル名が入っていますね。ま、控えめではありますが。こういうカタチで無銘というのはデザイン上、難しいということでしょう。
ペンタ部が無銘なのは、マップカメラのKF-M1くらいしか思い浮かばないなあ。

一方、パナ留美は正面に何でも書きたがる傾向があります。
やはり“プレミアム”ミラーレス一眼なGX1は、「LUMIX」も「GX1」も目立ちすぎ(Xレンズの赤字も目立つ)。これをちょっと小さくするだけでずいぶん印象が変わると思うんですがねえ。

ところで、同じパナ留美のG3ですが、「G」としか書いてないのはなぜ?(G2には「G2」と書いてあったのに)

プレミアムロングズームカメラXS-1。

2011-11-25 23:50:27 | Weblog
X-S1。これはいい。大きさの割りには取り回しが軽い。
学生時代、マニアの友人に借りて乗り回していました(歳がバレる)。ヤマハ初の4ストロークの名車ですね。って、違いました。富士フイルムのX-S1の発表の話でした。

2/3型センサーを採用した、フジお得意のネオ一眼の大望遠タイプなのですが、レンジファインダー風デザインのX100やX10と同じ“X”シリーズの一員という位置づけ。ヒットしたX100にあやかって、無理やりな感じもしますが。
エントリークラスの一眼レフが十分安いのに、こういう大柄なネオ一眼に需要があるのかなと思うのですが、フジは必ず定期的にこのタイプを出しすよねえ。
実用一点張りのアメリカ人とか、とにかく見栄えがいいものを欲しがる中国人とかには、意外に好まれるのかも知れません。
こちらのX-S1も大きさの割りには取り回しが軽い、と言いたいが、それにしてもデザインがゴツい。
米海軍SEALs仕様か人民解放軍装備品と言っても通じそうな感じ。ゴム好き(?)な人にはたまらんでしょうなあ。

個人的には、何となく違和感を感じるのは、ペンタ部(といってもプリズムもミラーも入ってないが)まで革シボ処理を施しているのと、「FUJIFILM」銘が付いていることだと気がつきました。
化粧品やバイオ医薬品にも進出している中、いつまでもFILMじゃないでしょ。そもそもデジタルなんだし。
ここは「FUJI」あるいは「FUJICA」にして、よりプレミアムにしてはどうかしら。

はたらくデジカメ。

2011-11-23 21:05:07 | Weblog
家の内装をちょっと変えようと思い、リフォーム業者の方に来てもらいました。
いろいろ寸法を測った後、じゃ写真を撮りますね、と取り出したのが、ニコンクールピクス800
あーこれ、懐かしすぎ。20世紀末、世界が終わるはずだった1999年の製品だわ。
当時から使っていたとすれば、なかなかハイテクな業者さんだったのでしょうね。
また、89,000円もしたから大事に使っているのかもなあ。
というか、現場で使う分には別に200万画素でも十分なのでしょうね。
「プロ」はそういうものかも知れません。

折りしもニュー速・VIPの
10年前のデジカメが発掘されたwwwwwwwwwww
は、オリンパスカメディアC-1の話。こちらディスカバリー号が木星探査の途上で行方不明になった2001年の製品。
これ、当時欲しくって、地元の量販店で安売りの時に並んだが、売り切れで買えなかった思い出があるなあ。
今見ると、130万画素だけど余裕の画質。ブログとかには十分だわ。

こういった10年選手のデジカメでも社会のあちこちで実用的に働いているんでしょうね。
・・・などどいうカメヲタの感慨をよそに業者の方はテキパキと仕事をされていたのでした。

ナオキになれよ、ベイビー。

2011-11-20 07:29:48 | Weblog
あっと言う間にフツーになってしまった“特殊効果”、ジオラマモード
最初に入れたのはオリンパスペンでしたっけ。リコーの方が早かったかな。
ミニチュアっぽく写るのが面白い。私も俯瞰するような写真では無意味にジオラマモードを使っちゃったりしています。
デジタルならごくカンタンな画像処理。しかし、デジタル以前は大判のビューカメラでアオリ撮影するか、35mm一眼レフのティルト-シフトレンズを使うかで、結構大変だったと思います。

この技法が広く知られるようになったのは、なんと知っても本城直季さんの「samll planet」によるところですね(バルビエリのパクリとも言われましたが)。
本城さんを目指して、ミニチュア効果はデジタルではなくアコースティックにやりたい。けど、ごくカンタンにね、という方には、レンズベビーがあったのだ。もっとも本来の開発意図はミニチュア効果ではなく、「ホルガのような周辺像の流れ」のようですが。
ぶっちゃけ掃除機のホースにマウントを付けたような代物ですが、これはこれで楽しい。フランジバックの短いミラーレス機の登場で使用範囲はより広がりました。
そのレンズベビーから、レンズベビーコンポーザープロが新発売。なめらかな操作感と金属鏡筒の硬質な質感のプロ仕様だそうです。どこまで進化するんだペイビー。
これはイイ!が、ティルトはOKでもシフト出来ないように思うのだが。プロ用ならこの辺どうなんだペイビー。次回作に持ち越しかな。

命名「ネオライカ」。ミラーレスの新展開。

2011-11-17 20:40:12 | Weblog
「新世代マイクロ一眼」 オリンパスペンE-P3
「プレミアム・ミラーレス一眼」 パナ留美GX1
「デジタル一眼の進化系。ナノ一眼」 ペンタックスQ
「究極の小型一眼カメラ」 ソニーNEX7
「レンズ交換式アドバンストカメラ」 ニコン1

一眼詐称、粉飾一眼との声もありますが、最近はNHKでも「一眼カメラ」と言っているから、まあしゃあないかなと思います。
けど、さすがニコンは硬派でんな。こういうとこは見上げたもんです。

ところで、フジがミラーレスに参入予告していますが、その試作機?のリーク情報によると、なんと透過式のビューファインダー付き。X100のようなOVF/EVF切り替え式と思われます。
・・・これはどう転んでも「一眼」とは言いにくいですね。

EOSで十分ですよ。

2011-11-15 23:51:00 | Weblog
キヤノン EOS C300で撮影されたサンプルムービー「XXIT」だそうですが、なんだこりゃ、「ブレードランナー」のパクリかいな。
映像の美しさ以上に、ネタとして思わずニヤニヤしてしまいそうな出来映えですね。
ま、この手のCGは見慣れた感もあるし、逆に「ブレードランナー」が25年以上前に70mmフィルムで撮影され、アナログで画像合成されたことの方に驚きます。
EOS C300は150万円もするのですが、それでも今までに機材に比べたら圧倒的に安く、映画制作のコストも大幅に少なく済むらしい。
ハリウッドもキヤノンが制することになるのでしょうか。

ちなみに「ブレードランナー」は2019年のお話。あと8年後。
思えば未来に来たもんだ。

草の根が高千穂山を支える。

2011-11-13 19:37:12 | Weblog
那和秀峻さんの「徒然なるままに」はURLの変更があったのですね。教えてもらって、久々に見ることができました。よかったよかった。
ところで、ナワちゃんもそうだけど、This is tanakaさんの「Photo of the Day」でも今回のオリンパス事件については触れていないですね。それどころか、チョートクさんの「PEN PEN チョートクカメラ日記」でさえ、全然まったく。
カメラライターの立場から鋭く論評を加え、問題の本質に迫る。なんてことはできないんだろうなあ、業界の仁義上。
一方、オリンパスの元専務の宮田耕治氏が、オリンパス社員にウッドフォードさんの社長復帰の署名を呼び掛けるサイト「OLYMPUS Grass roots」を立ち上げましたね。がんばれがんばれ。
決算報告は期限の明日には間に合わないことが確定のようですが、一部報道では上場廃止は免れるかもという記事も見られます。どうなっちゃうんでしょう。
もちろんオリリンとしてはオリンパスがなくなってしまうのは絶対避けて欲しい。かと言って、一部のトップが罪をかぶり(押し付けられ?)、何事もなかったかように元のサヤに収まろうとするのはもっての外です。
全てを明らかにし、新しい、いや、旧ペンやOMの頃の元のオリンパスに生まれ変わって欲しいと思います。

おとうさんの雷電ドロップ。

2011-11-11 23:32:07 | Weblog
このところずっとナワちゃんの「徒然なるままに」が見れないのだが、え、ひょっとしてと思ったが、「那和秀峻の写真論」の方は更新されているようなので一安心。
ところが、こちらのブログで発見しました。
思い出の写真家、写真機家を追悼する
最近亡くなった中での知り合いはサンダー平山(平山真人)さんである。サンダーというペンネームは、風貌が当時人気のプロレスラーだったサンダー杉山に似てるというので、学研のCAPA編集部が名付けて、売り出したと記憶している。
えっ、サンダーさんが?ググってみると、9月末頃に亡くなったようだ。ええー。
天下御免の写真機家。若い時からオヤジ然とした風貌に迷彩服という怪しさ。しかし歯に衣着せぬ鋭いカメラ批評をユーモアのある語り口で書かれていて(そのせいであの「サンダー平山事件」でしたが)、すごく好きだった。
(ナワちゃんとは違って)写真の腕も確かであり、大口径レンズでのポートレイトはとても良かったなあ。
脳溢血から回復して復活との噂もあったのに。
サンダーさんには、爛熟も過渡期に入りつつあるデジカメ(コンデジ→スマホ、一眼レフ→一眼)を大いに語って欲しかった。残念至極。