活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

韓流で世界を撮ろう。

2013-02-28 07:12:06 | Weblog
電子では日本を一歩リードの韓国も、光学分野では足元にも及ばない―まあ、レンズはドイツと日本の専権事項ですから。
と、思っていたら甘い。
最近、韓国の光学メーカー、サムヤンの交換レンズが世界で大好評のようです。
サタヤンなら知ってるけど、サムヤンて誰?
席巻するレンズ界の韓流~サムヤン・オプティクス
映像業界に限って言えば、世界的に見てもまだ圧倒的に日本メーカーの独壇場ではあるのだが、昨年頃より爆発的に人気を博している韓流メーカーがある。三洋オプティクス(サムヤン)である。圧倒的なコストパフォーマンスと、値段が三倍以上もする上位メーカーと描画力もそん色がない点で、欧米で瞬く間に受け入れられている新興レンズメーカーだ。
欧米ではRokinonブランドですね。どのレビューでも高評価ですが、何と言ってもコスパが凄い。MFとは言え、85mm F1.4が3万円しないんですから。
なお、サムヤンのクオリティは、日本の工業用光学メーカー正晃と合併して技術導入したところが大きいようです。

もうテレビもケータイも日本メーカーは技術力もデザイン力も価格も機能性も韓国勢にボロ負けで、それでも唯一まだ負けずに残っているのが写真/ビデオ業界だったんだが、やばいね。SamsungがこれでものすごいDSLRを出したら残念なことが起きるかもしれない。ぜひ、カメラ&レンズ王国の地位は保持してほしいものだが、、、
サム・サタのタッグチームができたら、確かにこれはコワいかも。
デジタル下克上なご時勢、日本のメーカーは心してくださいね。

韓流で独島を撮ろう。

2013-02-25 20:41:20 | Weblog
ちなみに独島というのは不法占拠されている竹島のこと。
韓国人歌手のキム・ジャンフンは22日、ソウルの東北アジア財団で記者会見を開き、竹島(韓国名・独島)は日本製ではなく韓国製のカメラで撮影した方が良いなどと話した。
何だかなあ、民度がハッキリしているというか。
中国でも同じようなことを言ってましたねえ。

カメラは、今や数少なくなってしまった、日本が圧倒的に強い分野の一つ。
日本が75%のシェアを占めているということですが、残り25%についてはコダックとサムスンの2社でその大部分だと思います。

PCやケータイの分野では巨人ともいえるサムスンも、一眼レフやミラーレスへの参入には成功しませんでした。
電子では補えない光学技術の問題はあるにしても、日本に太刀打ちできないのは“ブランド力”でしょうね。
サムスンは、かつてローライを傘下に置いて高級コンパクトを出したり、シュナイダーとの提携してレンズ銘を使ったりしていました。
これですね、韓国が一流のカメラを仕立てる方法は。
コンタックスは今、空いてるのかな。何、敷居が高い?
日本のブランドはどうよ。ヤシカは先客が居てダメだけど、ミランダとかペトリとか。
何、絶対そんなことしないって?なら、アイレスがいいかも。

ニコンの悩み(ex.ローパスレス)。

2013-02-23 21:25:37 | Weblog
ニコン一眼レフのニューモデルD7100はローパスレスということで話題になっていますね。
ローパスレスとは、その名の通り、ローパスフィルタがありましぇんということ。
フィルターでボカしてるなんて無粋。なんたって生だよね。と、AVにおけるモザイクのようにローパスが忌み嫌われてる感じがするのがちょっと違和感あります。

そもそもローパスフィルタはモアレ防止のために不可欠なコンポーネントではなかったのか。
今、それが要らなくなったのは、映像エンジンの進歩のおかげ?要は厚化粧で覆い隠しているわけで、すっぴんから遠ざかっているわけ?
そこんどこナワちゃんの説明がわかりやすい。
簡単に言えば、イメージセンサーの解像度のほうがレンズの解像力を上まわらなければ、ローパスフィルターでわざわざ高周波成分をカットする、つまり解像度を落とすことはない。
画素ピッチが小さいデジタルカメラでは、絞り込むとピントが甘くなると同時に、モアレも目立たなくなるということになる。だから、画素ピッチが小さいカメラで、ローパスフィルターを省略するのはむしろ当たり前ということになるのだ。

つまり過剰な高画素化に伴って、ローパスフィルタの必要性が小さくなるということなんですね。
だからコンデジには、はなっからローパスフィルタは付いてないし、最近は絞りも付いてないわけです。

D800EはD800のローパスフィルタの機能を無効にする形であったのが、D7100ではローパスフィルタ自体を省略してしまった。
ニコンはこっち方向に舵をとったということでしょう。

世の中、失われた20年から反転して、ようやくインフレターゲットですが、デジカメ15年の持続的画素数インフレはいよいよ佳境に入ってきたように思いますねえ。

ニコンの悩み(ex.フォーマット)。

2013-02-20 23:55:26 | Weblog
ニコンがAPS-Cセンサーを採用したコンデジ、ひょっとしてミラーレス機も計画中との噂が流れております。
1インチのニコワンが出た当初から、いずれ別系列でAPS-Cも出すという「希望的」観測がありましたし、昨年末にはニコンがAPS-Cミラーレスに対応する18-55mmレンズの特許を出願中というのもありましたから、やっぱりそうなのねそうじゃないかと思っていたわもうヒドい人ね、という感じもします。
あるいは、宿敵キヤノンのアレがあの様ですので、よっしゃここはAPS-Cで差つけたると背中を押されて意気込む場面展開かも知れません。

ここに至ってスマホとの差別化で、デジカメはセンサーサイズで勝負という機運が高まってきたことから、ニコンも1インチでは将来的に苦しんじゃないかと思います。
ミラーレスでも人並みにAPS-Cが必要だという判断は当然出てくるでしょう。
そこで問題はただひとつ。目下絶好調の既存の一眼レフシステムとの競合ですよね。
待てよ。CX、DX、FXと来れば、あとはEX。
ということは、別サイズのAPS-Hということはないかな>「希望的」観測。
これなら一眼レフと競合しないw

エピゴノイドは「巻き上げ」の夢をみるか。

2013-02-17 09:05:47 | Weblog
「ネオ・ウルトラQ」が相変わらず面白くない。
玄人ウケを狙っているのか、難解な不条理劇みたいで、観るのが苦痛(なら観なくていいんですがw)。
そんな中でおっと思ったのが、第5話「言葉のない街」の冒頭シーン。
正平くん(一平オマージュ)が、パンクで難儀している南風原先生や絵美子ちゃんの写真を撮るのですが、そのカメラがキャノネットジュニアなんだな。一体どういう時代設定よ。
それでシャッターを切っては、チャッチャッと2ストロークでフィルムを巻き上げるのです。この動作が妙にハマっていて、イイ感じ。

2回巻き上げ式は1回巻きに比べて速写性に劣るものとして、ライカM3でもオリンパスペンFでも1ストロークに“改善”されましたが、撮影動作にリズムを取るという意味合いでは、2ストロークもなかなかいいんじゃないかと思っています。
キャノネットジュニアが2ストローク仕様だったのかどうかは調べても判らなかったのですが、巻き上げ角度が210度もあることから、あるいは分割巻上げができたのかも。

「巻き上げ」は、もはや死語ですよね。
1枚撮っては巻き上げる、1枚撮っては巻き上げる、1枚撮っては巻き上げる。
フィルム時代も末期にはモードラやオートワインディグが普通でしたが、それでも書き上げの音や手応えは残っていました。
今、撮影時に何か物足りなさを感じるとしたら、それはこれなのかも知れません。

エピゴノイドは完全を目指すが故に不完全になることを渇望した。
デジタルの行き着く先もそういうことなのでしょうか。

そういう点、エプソンのR-D1は貴重な存在でした。後継機はもうないんでしょうかねえ。

のぶおは許すといっている。だからまず謝れ。

2013-02-13 21:07:07 | Weblog
一眼レフ、大幅縮小へ オリンパス、カメラ再建策
 ↓
オリンパス、デジタル一眼レフ撤退との一部報道を否定
主力と位置付けるミラーレス一眼カメラと共に、デジタル一眼レフカメラについても従来と変わらず事業を継続していくと発表している。
従来と変わらず
従来と変わらず
従来と変わらず
(大事なことなので3回言いました)
ずっと大幅縮小状態が続いている現状がとりあえず安泰ということですね。わかります。

先般の巨額粉飾騒動のホトボリも冷め、自己資本率も改善してつつあるということですが(底値の時、株買っておくんだったなあ)、カメラ部門は相変わらず厳しい状態が続いているようで、特にコンデジの落ち込みは激しいみたい。
なので、利益率のよいミラーレスにさらに注力するということなのですが、だったら開店休業状態の一眼レフの方はちゃんと閉店すりゃいいのに。今はそのタイミングを図っているだけのように思えます。
個人的にはE-300やE-410などもっぱら3桁機を使ってきましたが、結局APS-Cに対して4/3ならではのメリットが明確ではありませんでした。で、ニコンに浮気しちゃいましたw
マイクロ4/3がある今、素4/3の存在意義はもうないんじゃないかなあ。

この際、一眼レフはやめます。その代わり素とマイクロの4/3を繋ぐハイブリッドなボディを最後に出しますので、これでカンベンしてちょんまげ。のぶお、ごめんね byぁぉぃ。
と言えないか、えっ。

光学ファインダーがない。

2013-02-11 15:52:24 | Weblog
光学ファインダーがないカメラなんて
それでも、光学ファインダーを支持します。写真を撮るときは、背面のディスプレーを見るのではなく、光学ファインダーをのぞきたい。
一眼レフにもEVF化が始まっていることを嘆く記事ですが、そんなにOVFが良いかしら。
確かにOVFのダイレクト感には敵わないけど、これだって鏡の反射像を見ているわけだし、それ以上にEVFはオーバヘッドやゲインアップでの表示ができることのメリットが大きい。
画像の追従性にしたって、OVFの「光速」には及ばなくても、電子像であることを意識しなくていいくらい速くなってきています。
それに複雑なメカ連動を要しない分、OVF一眼レフよりもシャッターのタイムラグが短かったりもします。
個人的には、ブロニカとかローライコードを使っていたこともあってが、OVF(というかビューファインダー)にこだわりはないですねえ。
ま、偏屈なおじさんはともかく、デジタルネイティブな若者で「OVF命」という人はごくマイナーでは。

まずエントリークラスの一眼レフのルーフミラーのファインダーは視野率も倍率も低いし、これならもっと見易いEVFにした方が良いんじゃないかと思います。
ちなみにトランスルーセントでも、ミラーがあるなら「一眼レフ」ですよね。違うかな?
プロユースの一眼レフにしたって、連射速度を重視する分野はEVF化して行くんじゃないでしょうか。
ソニーが先鞭をつけたけど、キヤノンやニコンだって試作くらいしはしてるハズ。
ペンタプリズムのトラディショナルなOVFは、一部の高級一眼レフに“嗜好”として残るものになるんじゃないかなあ。
ダイレクト感に固執していると、一眼レフ自体がオワコンになっちゃいますよったら。

Nのために。

2013-02-10 17:42:18 | Weblog
キヤノンが発売する“マシカクカメラ”こと「PowerShot N」がやってきた。
というパワーショットの新作「N」。
キヤノンは時々こういうのを出しますよね。トイカメラ然としたパワーショットEとか、ムービーカメラっぽいパワーショットTX1とか。
どうも“目一杯がんばった感”がしなくて、アイディア倒れ。で、単発で終わってしまう。

Nは今のところオンラインショップ限定販売のようですが、アンテナ商品のような位置づけなのかな。
デザイン優先なのはいいんだけど、この手のカメラに望遠は要らないし、鏡筒が伸びるとホールディングが難(ペンタックスOptio Xがそうでした)。28mm相当の単焦点でいいんです。
あとモニターが90度までしか開かないのが中途半端。180度開いて自分撮りに使えるようにすれば、カシオのEXILIM TR100/150のように中華方面で売れるのに。

これからのコンデジは個性で勝負。どうせならモニターも真四角にして、新しいフレーミング“スクエアコンポジション”を提唱!ぐらいのリキが入ったら面白いんでしょうけど。
コンデジが埋没してしまわないようにN2で・・・は無理でしょうかねえ。

今買うな、カシオがきっと、何かやる。

2013-02-06 20:48:24 | Weblog
デジカメのメジャーで唯一ミラーレスには参入せず、コンデジで踏ん張っているカシオ。
でも、今やコンデジはスマホと一眼に侵食されて、後ろから前からのジリ貧状態ですから、どぎゃんかせんといかん。
そこでCP+のインタビューでは、カシオの中山仁さんは、「朝丘、X攻撃だ!」とは言わず、大型センサーと明るいレンズを採用したコンパクトを検討中と言われたとか。

うーん、大型センサーのエクシリムかあ。高画質とカシオはイメージがあわないなあ。
どっちかというと高感度を売りにするのかしら。
例えば、1型センサーのパワーショットとクールピクスとエクシリムがあったら、あえてエクシリムを選ばないように思います。
じゃソニーやパナになら勝てるかというと、サイババショットは何ちゃってツァイスレンズで、ルミックスは何ちゃってライカレンズですから、これまたビハインド。
カシオはセンサーもレンズも他所から買ってくるわけだし、ブランド力もいまひとつだから、よっぽど尖った「何か」がないと差別化が難しいということですね。
その「何か」が判れば苦労はないのですが・・・これがまた難しい。

コンデジはすでに収益構造から外れたジャンルのように思います。
一眼レフやミラーレス一眼も今はいいとしても、そう先が長いようには思えません。
その後は「趣味の領域」が残るだけになるのではなかろうか。
だったら、儲けられるうちに儲けておいた方がいいわけで、カシオも前言撤回で今が旬のミラーレスに参入すればいいのではないかと思います。
でもシステムの開発や維持のコストには見合わない。ならば、既存のシステムにヤドカリするのはどうよ。
M4/3やNEXは満席、ニコワンも敷居が高いでしょう。だったら、ペンタックスQはどうかしら。
画質は二の次。競合は少なく、趣味性が高い。よって、思い切ったことが可能。
Qマウントを採用したQV-10オマージュなデザイン(つまりスイバル)のミラーレス一眼とか、いいと思うがなあ。
と、中二のスイバリストの妄想でありました。

食らえ、究極のビスケット。

2013-02-05 22:15:36 | Weblog
CP+、終わっちゃいました。来場者数は微減とかで、ピークになる前に、え、いつイッたの?って感じ。
「二八枯れ」って言いますけど、開催時期がちょっと早いんじゃないかなあと思います。

さて、今回のCP+で面白いと思ったのが、ペンタックスの「MOUNT CAP LENS」(仮称)。名前のまんまのレンズ付きのマウントキャップ。
これって、オリンパスの「ボディーキャップレンズ」の二番煎じですよねえ。

この手のものの先行品には、レオロ「LENS IN A CAP」があります。フォーカス固定ですが、ターレット絞り付き。しかも一応3枚玉。
オリンパスの「ボディーキャップレンズ」は、F8固定ですが、ゾーンフォーカス可能。意外によく写るという、こちらも3枚玉です。
一方、ペンタックスの「マウントキャップレンズ」はフォーカスも絞りも固定のようで、最もプリミティブ。レンズ銘の表示すらありません。構成は不明ですが、単玉かも。
Q/Q10の性格上、写り具合がトイカメラそのものでも無問題、いや、むしろ望むところだ、おー、と思われ、吹っ切れてますね。

パンケーキより薄い、ロミーナのようなレンズを「ビスケットレンズ」ということがあるそうです。
パンケーキは好きだけどビスケットは好きくないとか、食わずキライな方も多いと思いますが、これを機に美味しいビスケットがどんどん出てくるとヨイがな。