活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

涼宮アス比の驚愕。

2011-09-28 20:04:51 | Weblog
もしスティーブ・ジョブズ氏がカメラメーカーを経営したら
という、photo.netの掲示板へのKarim Ghantousさんの投稿。
9つあげられていて、そう面白いものはないですが、そのうちのひとつ、
3:2のアスペクト比は無い、全てのセンサーは4:3で、16:9モードが選択出来る。
って、ホントにジョブスがやるかしらね。
それよりも「iTunes storeで様々なアプリが販売されている」の方がありえるな。
いやいや、それよりももっと常人が思いつかないような「何か」をカメラにもたらすでしょうね。
それは何かが今後のポイントなんでしょうけど。

涼宮アス比の憂鬱。

2011-09-26 22:21:14 | Weblog
ニコン1のCXフォーマットは13.2×8.8mm。つまりアスペクト比は3:2。
コンデジからステップアップする人には4:3の方が受け入れやすいと思うので、ちょっと意外です。
これ、単に35ミリ判の延長であって、FX、DXにあわせたということだと思います、多分。
が、ニコン1はかなり動画機能を重視した設定なので、通常のコンデジの4:3(1.33倍)よりも、ハイビジョンの1920×1080pixのアス比16:9(1.78倍)により近い3:2(1.5倍)を採用しておいた方がよかんべ、という考えもあったかも。
なお、液晶モニターは3:2ですね。

一方、オリンパスペンE-PL3/PM1はセンサーは4:3なのに、液晶モニターは16:9を採用しています。
よって、通常撮影時の液晶表示が小さくなってしまい、見づらい感じがします。
E-P3の液晶は4:3なのに、何でライトやミニはハイビジョンのアス比にしたんでしょうね。
そんなに動画寄りの機種ではないように思うのですが。

ちなみにアスペな私はアスペクト比は4:3がベストオブベストだと思っています(静止画)。
これ、セミ判(6×4.5)からの延長ですけどね。

元々特別なオンリー「1」。

2011-09-25 09:47:26 | Weblog
ネットでは酷評散々のニコン1V1の凸デザインですが、実機を手に取られた方の印象は意外に良いみたい。
というか、3日見たら、もう慣れてきましたw
確かに野暮ったい無骨なデザインですが、ひょっとして欧米ではウケが良かったりするのかも。
また、ニコン以外にはこういう冒険デザインは絶対できないでしょうから、ニコンの非一眼レフのアイデンティティを確立するやも知れません。
そういうところまで見越して、あえてこれで出してきた。凄いぞニコン・・・とは、うがち過ぎ?

ただし、「1」はイケてないという意見が大多数ですね。
シリーズの名称として、EOSとかαとかPENと同様の意味づけでしょうから、「ONE」でよかったのではないでしょうか。
それに「1」では検索しにくいぞw
ボデイ前面のロゴも何とかして欲しいと、みなさん、いろいろ工夫されていますw
確かに「1」の位置を変えるだけで、随分と印象が変わりますよね。
フジファインピックスX100はボディ前面にはメーカー名も型式名もなくて、これがひとつの主張になっています。
オリンパスペンもOLYMPUSのみ控え目ですし、何だったらエプソンR-D1のように小さく型番だけでも良かった。

と、いろいろ注文が多い「1」ですが、結構マーケット的に成功するのではないか。
いや、ただ自分が欲しくなってきたということなんですけどね。

ニコン二式について考える。

2011-09-23 11:15:04 | Weblog
“米谷さんのマインドを再び”のオリンパスペン。
“デジタルのオート110を現代に”のペンタQ。
といったレジェンドが抜けているんですね、ニコン1には。
ソニーNEXもそうだけど、こちらは元々ソニースタイルがバックボーンだし、家電屋ですからレジェンドは不要です。
ニコンが「歴史と伝統」を売りにしない手はないと思うのですがねえ。

すでに手に取られた方のレポートがUpされていますが、やはり中途半端な大きさですね。
V1の凸とボッテリ具合は何となくボルシーBに似た感じ。
懐古趣味ではないけれど、“ニコンS型オマージュ”とか、もうちょっとカタチにオーラがあってよかったでしょ。
という意見は多分いっぱいニコンに寄せられると思うから、次のニコン1V2/J2に期待しておきましょう。

しかし、開発に5年間かかって、発表されたレンズの展開には3年間の予定ですか。
のんびり待つしかないかなあ。


ニコン一式について考える。

2011-09-23 00:01:55 | Weblog
余韻醒めやらぬニコン1 V1/J1の発表ですが、あらためて見ても、やはりV1の不恰好さは気に入らない。
ま、手にとって見たら、また印象が変わるのかも知れないけど。
名機ニコンFだって、発売当時は「アイレベルファインダーの三角屋根が亡者の三角頭巾みたいで縁起悪い」なんてカメラ誌に書かれたくらいだから、デザインの良し悪しなんて時代と共に変わるもの・・・だといいですけどねえ。
一方、J1はフラットなシンプル系デザインですが、比べれば、オリンパスペンE-PM1より大きい。これでいいのか。カラバリはカメラ女子狙いでしょうが、前面はカラーでも裏面は真っ黒。これでカメラ女子に買ってもらえるだろうか。

そもそもニコンは、まずプロ用の高級機を先行させ、システムを構築しておいてから普及機を出す、というのが必勝パターン。
今回、V1とJ1はいろいろ格差はつけていますが、価格差はそれほどでもないし、V1は到底プロ機レベルとは言えない。値崩れも早いでしょう。
今後、どういう展開を考えているのでしょうか。
あるいは、いきなりプロネアのように黒歴史になってしまうのか。

ニコンナンバーワン!!

2011-09-21 21:16:43 | Weblog
ニコンのミラーレス機がついに出てしまいました。
以下雑感。
・ニコンワン・・・。V1、J1じゃなくて、1V1、1J1なのね。ちなみにレンズはワンニッコール・・・。
・どうでもいいけど、ボディ前面のずり落ちた位置の「1」のロゴのカッコ悪さ。デザイナーのセンスを疑う。
・レンズ交換式アドバンストカメラ。「一眼」詐称しなかったのはさすがニコン。が、アドバンストって、元祖APSみたいでしっくりこないなあ。
・V1のEVFの位置というかデザインは何とかならなかったのだろうか。これが欲しいという気になれない野暮ったいカタチ。
・一方、J1の方はつるぺたでスッキリはしているけど、主張がない無個性なデザイン。オリンパスペンE-PL3のデジャビュ。
・こう言っちゃ何だが、デザインは事前に流布していたコラの方が数段よかった。
・ボディ上面にダイヤル類が見当たらない。操作性が心配です。
・1000万画素に抑えたのは、見識。これをきっかけに画素数ダウンの風潮が生じるとヨイのですが。
・手ぶれ補正は相変わらずレンズ側ですね。動画を考えればレンズ側が有利ですから。
・て、動画はH.264方式のフルHDで、400fpsや1200fpのスローモーションも可能とかなり充実しています。
今後情報が出てくるとまた印象が変わってくるかも知れないけれど、正直期待の割りにはうーん、といった感じ。
ともあれ、ニコンがミラーレスに参入したインパクトは強い。
何年か後に振り返ってみた時、これは一眼レフの終わりの始まりと言えることになるのでしょうか。

カメラの格差をデジタルで解放せよ。

2011-09-19 22:31:55 | Weblog
ミラーレスカメラを選ぶコツ
ということで、ミラーレス機の一覧表を載せているのですが、リコーGXRがライカマウント互換機で、ユニット交換もできまっせ、というのはまあ良いとしても、ソニーNEXとペンタQが同じ土俵で比較されているのは違和感を感じるなあ。
だって、APS-Cと1/2.3型が同列ということは、セミ判とワンテンが同じクラスということに相当します。
つまり、ペンタックス645とauto110のどっちを選ぼうか、ということ。
これはあんまりではないか。

デジタルがカメラのヒエラルキーが破壊しつつあるのでしょうか。
ニコンが噂どおり1インチセンサーでミラーレスに参入したら、この傾向はますます進むんでしょうねえ。

フルサイズな明日。

2011-09-18 21:58:41 | Weblog
キヤノンがエントリーレベルのフルサイズ機を準備中?
CR1:漠然とした情報ということですけど、これはアリかと。
世の中、「一眼も小さいセンサーで」に目が行っている時に、あえてフルサイズを開拓する―キヤノンらしいかも。
しかし、それは最後のオアシスになるかも知れない。一眼レフを最後までぐんと引っ張ってから見切りをつける。そこに今踏み入れるのもやはりキヤノンらしいかもなあ。
それにしても、フルサイズのミラーレス機はいつどこが出すことになるんだろう。

GRの不易リコー。

2011-09-17 21:23:25 | Weblog
リコーGR DIGITAL IVが発表されました。想定内のリファインで、地道に進化しておます。
そして何よりエラいのは頑としてデザインを変えないこと。
が、一方、全く新鮮味が感じられません。知らない人が見たら、いや知ってる人が見ても、外観上Ⅰ~Ⅳの違いは細かすぎて伝わりません。バルナックライカ並の不変さ。

一方、コンデジ最高画質との評もあるキヤノンパワーショットS90/95の後継機(と見られるモデル)のS100ですが、ずいぶんデザインが変わってしまいました。
飾り気の全くない横長フラットなシンプルさが個性的だったのに、今回はフツーのコンデジっぽい顔つきの筐体に。
しかもS90/95用にサードパーティが後付けグリップを出していたせいか、S100には小さなグリップ状の突起付き。これはカッコ悪い。
伝統にはアグラをかかない―キヤノンらしい進化ですが、少なくとも見かけは退化のような気がする。
かつてIXY10がスパルタンなデザインで絶賛されたのに、そのバリエーションはどんどん劣化してしまったのと似ているかも。

変わらないのも変えるのも大変。
もっとも、数が多すぎてサイクルも早すぎるコンデジの中で個性を主張すること自体が大変だわな。

Qを名機に。

2011-09-14 20:25:19 | Weblog
超小型一眼「PENTAX Q」を生んだ10年越しの“執念”
若代氏の心に火を付けたのは、1979年にペンタックスが発売し、今でも“名機”と呼ばれる一眼レフカメラ「auto110(オートワンテン)」だ。
この前と同じ話だけど、やはり同じことを言っておきますが、auto110は普通の意味では名機とは言えないでしょう。
三省堂大辞林によると、
【名機】すぐれた性能を持つ写真機・機械・飛行機など。
auto110は独創性は認めても、抜きん出てすぐれた性能とは言いがたいように思うなあ。
現役時代は今で言うトイカメラであり、「イロモノ」扱いでしたよ。
同じことがオリンパスペンFにも言えると思います(反論はありましょうが)。
これらが時を経て「名機」に列せられるのは、記憶の再結晶作用か何かだと思うのですが、かと言ってペンタSPやオリンパスOM-1と同じ名機なのはどうなんだろ。

では、今度はペンタQシリーズが将来「名機」になる条件。
機能面もそうだけど、小さいこと自体がまず一番でしょう。
PENTAX Qの本体サイズは、幅98mm、高さ57.5mm、厚さ31mm。auto110と比べて一回り大きくなってしまったが、これは液晶画面の視認性や、CMOSセンサーの大きさを考慮した結果だ。
昔、高級機のクールピクス5400だって液晶モニターは1.5型だったのだ。
ま、今時1.5型は無理でも、2型もあれば老眼でもそこそこOK。ぐっと「名機」auto110に近づけられると思いますよ。