活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

カラバリレンズの明日はどっちだ。

2010-10-31 21:05:07 | Weblog
12色のカラバリレンズ、ペンタックスDA 35mm F2.4ALが11月19日よりいよいよ発売とのこと。
多少暗いが軽量コンパクト、30cmまで寄れて、しかも2万5000円程度とリーズナブル。
こりゃカメラ女子に売れるっしょ。
おじさんだって十分欲しい。でも、黒白銀紺色チョコ色あたりはともかく、真っ赤とか黄緑、ピンクとかはなあ。

ところで、35mmは35ミリ版換算で53.5mm。
昔ブレッソン今うめかよの“標準レンズ神話”はあれど、標準は意外に使い難い画角であり、撮り手を選ぶレンズだと思います。
そこで次はパンケーキ24mmを出しまっせ。というペンタの作戦かも知れないが、結構中古に流れるのではないか。
2年後には、レアな紫色とか緑色が高価プレミア付きに。
ということで、先行投資で買う分があって、何色も売れてウハウハ状態に(なるかな?)。

しかし、ペンタのカラバリ一眼はどうも塗装が粗い。バリ、ムラ、ホコリや気泡、剥がれが目立つとのウワサを聞きます。
鮮やかなカラー鏡筒の剥がれが興ざめになるのか、ブラック塗装がハゲて真鍮地が出てくるような味のカラー版になるのか。
まことペンタはパイオニアよのう。

一眼なのに安くてどうもスイマセン、でいいのか。

2010-10-30 21:48:12 | Weblog
EOS 60Dの値下がりがスゴい。一直線に下降中
発売1カ月半で8万円を切るところまで来ました。と、いうか初期設定が高過ぎなのか。
元々7DとのバッティングとKiss X4とのダブリが言われていた上に、コンペティターの充実振りがありますから、仕方ないところはあるけど、キヤノンにしては珍しいミスマーケティングでは。
やっぱ出し惜しみは本気でイクない。

ところで、パナ留美GF1はライフサイクル末期になって、“底抜けの安さ”で再人気とか。
パンケーキレンズ付きで4万円を切ってますからねえ。
かと思えば、G2が出たばっかりなのに異様に安い時期がありました。これはG1、G10の影響が大きかったと思われます。

逆に言うと、これらの機種はコストパフォーマンス抜群ということ。
安くて喜んでいいんだろうけど、長い目で見てどうなんだろ。
「カメラは儲からない商売」に陥る危険信号のような気がして。

もっとリカちゃん。

2010-10-29 21:47:56 | Weblog
待望の着せ替えデジカメOptio RS1000ですが、いまひとつ盛り上がっているウワサを聞かないような。
んー、どうも着付けが結構大変のようです。
ネジもネジ回しも超ちっちゃくて、扱いにくい事この上なしで、ストレスのたまる着せ替えになります。
正面のアクリル板に触ると指紋だらけになってしまうので、どこを持てばいいのか?

これじゃねえ。
一方、元祖Kisekaeカメラの方はアクリルカバーをはめるだけ。
しかもプロショップの銀一でたったの800円。ま、トイカメラですが。
ドレスやスーツでは肩が凝る。こういうカジュアルウエアも欲しいの。
という、リカちゃんの願いを聞いてやってね、ヒロシ

帰って来い、リチャード。

2010-10-28 20:46:00 | Weblog
オリンパスペンE-P3がぼちぼちと話題になっていますが、一説によるとオリンパス35(ペンではない)RCに似たデザインになるという。
なぜに?

オリンパスペンE-P1/2のデザインはペンFへのオマージュということになっていますが、全体の雰囲気はむしろトリップ35に近い
もっとも、ハーフ判のオリンパスペンのデザインがフルサイズのオリンパス35シリーズにも採用されたのがトリップ35という経緯もありますが。
35シリーズはペンの優美な曲線デザインとは異なる四角四面のレンガ型で、RCもこのタイプです。
他には、EC、RD、DC、SPとかありました。

私はSPとRCを使っていましたが、どちらも名機でした。
大口径レンズのSPですが、スポット測光が便利も、プログラムEEなのが今ひとつ。
一方、RCはシャッター速度優先EEで、一眼レフみたいなシャッターダイヤルがついているのがポイントでした。
しかもRCはなぜかセルタイマーだけペンFのバータイプのものを採用し、これもデザイン上のよいアクセントとなっています(ただ、巻き上げレバーもペンFのチープな板金タイプ)。
現役時代はコンパクトで大口径のDCが一番人気で、地味なRCはすぐカタログ落ちしたように思います。
でも、地味ながらRCは愛称がなぜか「リチャード」(RCから?)と言う設定で、確か上半身裸の外人の若者のキャラがカタログに載っていたと思います。
オリンパスとしてはそれなりの自信作でリキが入っていたのかもなあ。

で、何で21世紀のペンがRCなんだ。
地味ながら、最大公約数なレトロデザインということかしら。
仕上げやグレードはSPの方が数段上で、35シリーズのフラッグシップ的存在(後にカラバリのUCというのもあった)でしたが、コンパクトさではRCということか。
今となっては中古市場ではRCが一番人気と聞きますし。
なお、4/3 RumerではデジタルのRCを期待する、と言っているだけで、別にそっくりとは言ってないようですが。

付)
デジタルのRCが日の目をみた暁には、TV CMには是非リチャード・ギアを。
もちろん、中国にもバンバン流します。

晴れたらF、暗けりゃD。

2010-10-27 22:20:49 | Weblog
先日久しぶりに写真仲間のS井さんに会った時の話。
「ニコンD3Sの次の機種がいつ出るのか、情報ない?ニコンに聞いてみたんだけど、教えてくれんかった」
そりゃ教えてくんないでしょうw
ずっとニコンのF一桁機を使ってきて、FからF6まで全部揃っているS井さん。
レンズは数え切れず。最近、思い切って100万円のレンズを購入したとか。
根っからの銀塩派だったのに、今頃になって、なぜデジイチ導入なのか。

S井さんはシーズンになると北海道に半月遠征してタンチョウのダンスを撮るというようなネイチャーのヒト。
そういう撮影スポットには下手すりゃカメラマンが100人くらい陣取るらしい。
朝4時半に出かけて場所を確保したりするそうだが、そういう早朝とか夕方の光量不足な時間帯はフィルムじゃ間に合わず、銀塩派でもみなさんデジタルに切り替えるそうなのです。
つまり、ツルカメ(鶴撮りカメラマンのこと)は、暗けりゃデジタル、明るくなるとフィルムと使い分けるらしい。
そんな最近の風潮から、S井さんもデジイチ導入を決めたとのこと。

確かに。銀塩時代はISO1600なぞまともに使えなかった。何とかトライXを増感現像して、何でも大道風に写ってしまう始末でしたものねえ。
今や1600なんて当たり前。6400は実用域、ちなみにD3SはISO102400まで設定可能なのだ。
それにフィルムは暗所での露出決定が難しかった。デジタルならライブビューで明るさも発色も予想がつきます。
タンチョウも、うーんマンダムと納得です。

「晴れたらライカ,雨ならデジカメ」とは言いますが、「晴れたらF、暗けりゃD」というのも言い得て妙かと。

トナリのトリオター。

2010-10-24 14:56:40 | Weblog
廉価版標準レンズのテッサー(とは言うものの、スプリングカメラや二眼レフ時代には高級玉)でしたが、さらにグレードを下げて三枚玉(トリプレット)ーがありました。
3枚のレンズでは周辺部の収差補正は難しく、もっぱら長焦点でしたが、標準系のトリプレットとしては、ローライコードとローライB35/LEDのトリオターが有名ですね。
周辺部の流れるようなぐるぐるするボケ具合が被写体の立体感を際立たせる効果があって、トリオター偏愛者もいるとか。
と、見てきたようなことを言っていますが、私自身はイコンタのノバーしか使ったことがありませんw
が、やはり三枚玉の面白さは実感できました。
トイカメラの写りがもてはやされる昨今、現代版のトリプレットの交換レンズがでたら楽しいのになあ。
と思っていたら、どうやらつい最近それが出たようです。
MSオプティカル社のペラー35mm F3.5。ところが、ググってもこちらのブログ以外には情報がまったくない。
どうやらライカMマウントのようなのだが。謎だ。

オトナのT・E・S・S・A・R。

2010-10-23 21:42:56 | Weblog
矢野渉の「金属魂」Vol.12:ようこそ、大人の世界へ
今思えば、そのカメラはコンタックスの139クオーツ(CONTAX 139 QUARTZ)にテッサー45mm F2.8を付けたものだった。
矢野さんの先生のこのコンビネーション、私もやりました。
テッサー45mm F2.8は2本買ったクチ(AEタイプ)。
ヤシコンの中では安レンズだったのに、MMタイプが出る前は高騰したこともありましたよね。

「鷹の目テッサー」と言われたくらいシャープさには定評があり、単純な構成で低コストであったことから、ズーム化前のコンパクトカメラではテッサータイプは定番レンズでした。
一眼レフの交換レンズとしては廉価版標準レンズの位置づけでしたが、大口径のガウスタイプよりもテッサーの描写を好む人も居たでしょう。
個人的な感覚ですが、テッサーは“木版画の明快さと柔らかさ”の写りじゃないかと思っています。
ところで、テッサーは絞ると焦点が移動するんですね。テッサー45mm F2.8の時、これは感じました。ここだけ欠点だな。

で、大人になった矢野さんは、Aiニッコール45mm F2.8Pを購入されたんだけど、考えてみると、AFの交換レンズでテッサータイプはないように思う。何故なんだろう。
ミラーレスでフランジバックが短くなり、光学設計しやくすなったし(テッサータイプで35-40mm相当まで十分いけるのでは)、焦点移動の補正はコントラストAFでお手のもの。
パンケーキが注目されている今こそオトナのテッサーではなかろうか。

ケーサツにワーム侵入。

2010-10-21 20:58:01 | Weblog
デジカメに証拠価値 石川県警が導入
何を導入したかと言うと、いわゆるひとつのワーム。
ライトアットワンス、書き換え不可のSDメモリ“SD WORM”です。
もちろん鑑識の方が構えているこのカメラは、警察関係ご用達のペンタックス、K20D-Wですね。石川だけで133台納品。

しかし、年間40万枚、去年までフィルムで撮ってプリントしていたんですねえ。
逆に言うと、石川県の写真屋さんは、今後その分、DPEの仕事がなくなるわけだよなあ。シビア。
さらに言えば、SD WORMは、これから毎年、万枚単位で売れるわけですよね。
どのくらいの値段なの、高いんじゃないの、と思ったが、通常のSDカードの3倍程度の価格とか。
一般人にも案外ニーズが高いかもしれないですねえ、これ。

ウワサのニコQとキャノアイ。

2010-10-20 20:49:25 | Weblog
ニコンQ750という機種名が米国ベストバイの内部文書にあると言う話題で、すわミラーレスか、と盛り上がっているようです。
ググってみると、ニコンQシリーズはしばらく前から海外で噂になってるようです。
750と半端な数字が何だけど、名機950もあったし、まあいいか。
ただ、社内コードで、
D700 = Q600
D3100 = Q650
D7000 = Q700
であって、Q750は新しい一眼レフだという話も。

一方の雄、キヤノンですが、ナワちゃんがまたぞろ1カ月前のEiS 60なるミラーレス機の噂を蒸し返しています。
こちらの方はかなり眉唾。フォーサーズに近い受光素子サイズで、
5mm f4.0 Fisheye
8-25mm f4.0 constant
14mm f2.0 biscuits(パンケーキ?)
25mm f1.2
45mm f1.5
60mm f2.0 Macro
んなレンズは無理でしょう。
EiS 60を買いに行って間違えてEOS 60Dを買っちゃう人が出るだろうから(出るかあ)、このネーミング自体ない(キッパリ)。

ただ、どちらもAPS-Cより小さいサイズで来るというのは根も葉もない噂だとしても、どうも気になるところで、一眼レフとミラーレスの二本立てにはやはり、と納得したりして。

角の暗がりの対処方を教えてください。

2010-10-18 20:06:31 | Weblog
「角の暗がりの対処方を教えてください。」との価格.comのクチコミ掲示板。
? 何それ?夜の街角スナップ?
最近、デジタル一眼を購入して勉強中です。
ボディはEOS5Dです。
時折、上部角に角の暗がりが出ます。
どういう状況の為、このようになるでしょうか。

レンズはシグマ12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM。
フルサイズで超広角。もうわかっちゃったかな。
レンズフード外したら絶対にならないと思います。

フードは適正のようですから、フィルターはいかがでしょう。

フードは一体型、フィルターは後ろ玉取り付け。
周辺減光だと思いますがw


もう一歩。
これは、「トンネル効果」とも言います。
わざわざこの効果のためにカメラやレンズやソフトに投資する人もいます。
デフォルトで使えるなんてラッキー。
解決済。