活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

Tの薄明。

2014-04-26 12:58:28 | Weblog
T型ライカが発表されました。
ライカ初のミラーレス一眼とのことですが、M型だってミラーレスじゃんというツッコミは抜きにしても、ライカ社自身は「ミラーレス」とか「一眼」とか「プレミアムなんとか」とかは謳っていないのは見識というものでしょう。
さらには公式サイトには「レンズ交換式」さえ書かれていませんね。言わずともわかるやろオラってことですね、わかります。

“最後発のフジ”の後になってミラーレスに参入するには、それなりの戦略なり勝算があるものとは思いますが、正直ライカならでは感が感じられないなあ。
スッキリしたデザインではありますが、これはホントはサムスン製だっちゃ>てへぺろと言われても違和感無いし。
電源オフでは設定が一切判らない。操作系はすべてタッチパネルで、十字キーさえない。レンズには絞り環も距離目盛もない。
あるのは正面の赤丸バッチだけw
スペック的にも特記すべきものはないし、サンプル画像を見てもエクセレントな画質ということではないみたい。
結局、唯一の“売り”は、「高級」アルミのユニボディということでしょうか。
手作り工房の「45分耐久 ライカTユニボディ磨き動画」を公開して宣伝しているあたり、ズバリその通りでしょう。

さて、そのユニボディのお値段20数万円ということで、ライカとしてはめっちゃ高価というわけでもありません(レンズは結構高いけど)。
しかしこれは中途半端な値段であって、路線としてはハッセルのルナのようにボディに宝石とか散りばめて、2倍の価格設定でもよかったと思うし、その方が売れるように思われます。
いや、そのようなラグジュアリーな限定版T型ライカが既に予定されているのかも知れませんが。

というわけで、またまたAPS-C判ミラーレスのマウントが増えてしまったわけで、こうなったらコンタックスもあって欲しいゾ。
現在、CONTAXの商標の権利がどうなっているのよくわかりませんが、買うとしたらコシナかリコーあたりか。タムロンとかカシオでも面白い(シグマやソニーは自社ブランドの方が上ですから)。
ミラーレスでもライカvsコンタックスで盛り上がる、という共存共栄作戦はどうだ。そこまで持ってってくれ>楽

Gの転向。

2014-04-16 20:47:03 | Weblog
一体誰得?な1.5型センサーのパワーショットG1X。
コンパクトと名乗るにはちとデカ過ぎですが、稀に街でも見かけたりするので何らかの需要はあるのでしょう。
それでかどうか知りませんが、この度Mk2が出ました。
ところが面白いことに、Gシリーズのポリシーと思われていた光学ファインダーがMk2では省略されてしまいました。
伝統のバリアングルモニター(G7~10、G15は固定式でしたが)も、しれっとチルト式に変わっているし。
This is Tanakaさんは、これらのことを指摘した上で、「ほかにも興味津々な"隠し事"がたくさんあって、キヤノンの「迷走ぶり」が見え隠れしている。」とのこと。
何を隠してるんだ、オイ。

これに対して、ニコンは根っからバリアン派、ソニーはチルト派ですね。
オリパナ4/3連合はどっちつかずですが、最近はチルト式が多い。
文字通りアングル自在のバリアングル式は三脚に載せている時は実に便利なのですが、手持ち撮影では、よっこらしょと開いたりと閉じたりするのが実におっくうです。
というのは、このごろのモニターは2.5型とか3.0型とか大型になっているからであり、「スナップに使える」バリアンはせいぜい2.0型までじゃないでしょうか。
だだ、バリアンは閉じてしまえば、モニターなぞ存在しなかった銀塩時代のカメラに早変わりできますから、光学ファインダーがデフォの一眼レフでは、この点からバリアンの方が具合いいという方も多いかも。
G1Xも光学ファインダーを廃したから、バリアンをやめたのでしょうかねえ>まさか。

ズーム連動の透視式の光学ファインダーはコストがかかるので、結局コンデジには低倍率で不正確なものしか載せられない。
であれば、EVFの方が安くて正確ですもんねえ。
EVFのパワーショットG1X Mk3は(それなりの価格になるだろうけど)、どんだけの需要があるでしょうか。
だったらEOS Mでいいや。

コンデジは後ろからスマホに突き上げられ、前からミラーレスに食われて、やはり難しい状況。
ポリシーよりもリアリズムです、まっこと。

7s。

2014-04-07 22:03:55 | Weblog
すわ中判かと思わせておいて、実はフルサイズ7の4Kとは大盤振る舞いだぜ、ソニー。
このフットワークは元からのカメラメーカーにはなかなか真似できません。
が、そのα7sのボディ単独では4K録画ができないという中途半端なスペックは何が制限になっているのでしょうか(←熱らしいです)。

動画はともかく、昔気質なオヤジとしては「アーサ40万」というのに絶句です。
いやASAではなく、ISOですね。
私の青春時代はトライXのASA400が高感度であり、せいぜい増感現像で800が使えるってとこでした。
当時、天文関係をやっていた写真部の先輩が「2475レコーディング」なるASA1000のフィルムを超軟調現像で使ってみた話を聞いて、なんて凄いんだと感心したものです。
エクタクローム400を発売後すぐにおっかなびっくり使ってみた記憶もあるなあ。
それから30余年。デジタル一眼ではISO1600は常用域で、3200、6400は当たり前。何なら12800もイケまっせ、ダンナ。というご時世になりました。

ミノルタのエースナンバー「7」を継承するソニーですが、7sというとハイマチック7sを思い出します。
45mm F1.8の大口径レンズでEV5.7まで露出計連動。ASA800まで設定可能。あの頃はこれで十分でした。
当時の夜は明るかったのか。いや、今の夜の闇の方が暗すぎるのでしょうか。

ソ二ーの中判カメラはMamiya7に似たミラーレス機?

2014-04-01 23:38:09 | Weblog
ソニーの中判カメラはMamiya7に似たミラーレス機?という噂ですが、ナワちゃんのソニーのレンズ固定式の中判デジタルカメラを妄想では、サイババショットDSC-RX1の中判バージョンであり、簡単に言えばレンズ一体型の中判カメラで、35ミリ判換算で、35ミリから40ミリ相当のレンズを固定しておけば、万能的に使える高画質カメラとなる。つまり、デジタル版マキナ67ってとこですね。

ところが、本日のソ二ーの発表には驚きました。Mamiya7に似てるって、これ、Mamiya7そのものじゃないですか。つまり、レンズは7と共用、フィルムがセンサーに替わっただけのレンジファインダー機で、いわばエプソンR-D1の中判バージョン。その名もDSC-RX7とな。
高度の電子補正技術で7用レンズの画質をカバーしているし、新しく用意された交換レンズ群(ビオコン60mm F4、ソナー75mm F4、テレッテサー180mm F5.6)が究極の画質を実現する。待望のデジタル版セブンですね。遥かな星が故郷だ。
ちなみに海外ではハッスルブラッド銘で「Mars」となるようです、ハイ。