活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

北の最終兵器。

2006-06-30 23:38:47 | Weblog
ダイエーでメプロゼニットが売り出された時,「人工衛星を飛ばす国がなぜこんなカメラを??」と怪訝に感じたものです。
30年前。
ソ連は厚い鉄のカーテンに覆われ,その内情は全く知る術もありませんでした。
今現在を思うに,その頃の状況が信じられない。

さて,ミサイルを飛ばそうという(フリの)国の人民のみなさんは,どんなカメラを使っていらっしゃるでしょうか。
北朝鮮競技場の‘デジカメ族’
白頭山賞国際フィギュア祝典で,観衆がデジタルカメラを持って競技場面を撮影している,の図。
手前の方は薄型コンパクト,奥の女性は超望遠タイプのようです。
先入観かも知れませんが・・・彼女らが自由意志で撮影しているようには見えません。
昨日今日といいのこの嘘っぽさは・・・。

PS:
ネット,デジタル,映像・・・情報こそ新しい世界のチカラ。
北への最終兵器です。



プラッド20's。  

2006-06-29 23:23:00 | Weblog
ジャネット・クラインは20~30年代の埋もれた曲を自ら発掘・研究。
アコースティックなバンドをバックに,なりきりコスプレでコケティッシュに歌う,という全く意表を突くスタイルでデビューしました。
私メは数年前から大ファンなのですが,その頃は検索しても数10件程度。
今,ググると・・・あれ,まだ1000件ほどですね。
もっともっと人気が出て欲しいな。
このページをご覧のあなた,是非是非,ご一聴を。
きっと一度でトリコになりますよ(店長のおすすめ)。

って,カメラの話はどうした?
はいはい。
旧ミノルタのPROD 20'sですね。
当時のレトロブームに乗って,20年代をイメージしたデザインを採用。2万台限定。
ただし,立派なのはガワだけで,中身はエントリークラスのパカポンカメラ。
残念ながら,35mm F4.5(!)の写りは,かなり良くなかった・・・orz。

私メはこの時代のモノはライカⅢとイコンタ,ネッターくらいしか使ったことがありませんが,精密機械というより真鍮工作,ブリキ細工のような感じ。
クラフトマンシップがダイレクトに感じられます。
なお,PROD 20'sの前にはオリンパスOプロダクトとかあったし,後にはニコン35Tiなんかも。
アパレルやレトロは当時のキーワードだったんですね。
ま,考えてみると,レトロブームは今も続いているともいえます。
だって,ロモでしょ。ホルガにスメナにSX-70でしょ。
コンデジのデザインは総IXYになってしまいましたが,市場が飽和して次の差別化が欲しい今,時代は20'sですよ,部長。
ペンタの750Zがちょっといい雰囲気でしたが,ここはもっと徹底を望みたい。
バルナックライカにそっくり,スイッチONで沈筒がすすっと伸びるとか。

こうなると,先達ミノルタが撤退してしまったのが残念。オリンパスとニコンに淡い期待。
なお,こういうことはキヤノンは絶対やらないですね,昔から。

ライカのカンカン娘。

2006-06-28 22:16:40 | Weblog
ようつべでジャネット・クライン『銀座のカンカン娘』を見つけてご機嫌なワタシです♪
ついでにいろいろ探してみたら,photo.netで歌姫のお姿を発見。
Leica M6TTL,50/2 Summicron-DR,Tri-X
うーん,ハマり過ぎ。
やっぱ,ジャネクラは銀塩やね。
なお,デジタル(EOS Digital Rebel XT)はHiroyaさんのパーラーへどうぞ。

君が大人になる頃,僕はプロに。

2006-06-27 21:25:06 | Weblog
ソニーのα100はまだ売られていません。
が,価格.comのクチコミ件数がすでに2400件。関心の高さがうかがえますね。
(ちなみに2月に発売済みのE-330は1200件あまり・・・)

デジカメWatchのソニー開発者へのインタビュー
Q:(前略)将来,異なるサイズのイメージセンサーを採用する可能性を示唆しているのでしょうか?
A:その機種ごとに適したサイズ,その製品を使うユーザーの目的に合致したサイズがあると思います。(後略)

ソニーのレンズラインナップは(旧ミノルタの焼き直しですが)フルサイズを見据えたもののようです。
本当の意味で映像のプロ用機材を作っているソニーですから,全くアマチュアには無縁の真の業務用カメラも考えているような気がします。もちろん,パソコンやモニター,プリンタ,通信機器などのハードや業務用のソフトも含め,システムとして。
であれば,これは凄く良いことだと思います。
映像分野で,カメラほどプロとアマの機材が変わらないものはないと言いますから。

で,フォーサーズは小型軽量しか生き残る道がないと思うのですがね・・・。

百聞と一見。

2006-06-25 23:28:21 | Weblog
その昔(と,言っても,ワタシが写真を始めた30年も前),「カメラを買うのは発売されてから半年待て」というのがありました(そして,今も守ってるワタシ(汗)。
つまり,ある程度,世間の評価がなされ,不備や不具合や明らかになり,メーカーもこれに対応する期間として半年だったのです。
今,半年待ったら,下手すると製造終了で在庫も掃けてたりしますよねー。

また,その昔はカメラの性能テストや実写レポートといったら,アサカメやポンカメのテスト記事のみ。
月1回で,取り上げられる機種はごくわずか。それ以外は,仲間内やカメラ店ののヨタ話か風のウワサしかなかったわけです。
それが,ネット時代になって激変。
世間の評判が,発売前に固まってることさえある始末。
悪い方の最近の例では,クールピクスSQのノイズとかマミヤZDの画質不足とか。
実際に市販されてからの市場にかなり影響しちゃったでしょうね。

マミヤの経営事情もあって,ZDは幻のカメラと化するのではないかと思われていたのですが,今夏,営業写真館向けに全国キャンペーンをするようですね。
ウワサよりも現物。テストではない,現場での画質で勝負でしょうか。
RBやRZ(店によってはマミヤプレスも)の後継にZDを。
がんばって欲しいぞ。

時の流れに身をまかせ。

2006-06-23 23:34:44 | Weblog
>デジタルカメラで写真を撮った後,どう楽しむかまで考えたとき,テレビとの親和性があると思います。
>弊社では“テレ写”と名付けていますが(中略)写真を直接テレビに映し出すことで,新しい写真の楽しみ方が提案できると考えています。
(ASCII24「松下電器産業が『DMC-L1』に込めたメッセージ」

賛成。
これぞ,未来ではなく,本来の写真なのかも。
そのうち,写真展もフツーにテレ写になりますよ。
テレ写展。なんちゃって。

E-330も擁護する。

2006-06-22 22:53:17 | Weblog
L1にどうもかなり厳しい世評。
グンダレンコ戦はよかったのになあ,って違うか。
IT+PLUSの記事では,松下社内の不協和音までほのめかされてるし。

パナの戦略が読めないのだけれど,このロードマップにはちょっとがっかり。
単焦点の広角は出す気がないのかなあ。
小型軽量エルマリット14mmF2.8とかズミクロン17mmF2とか欲しい。(これはオリンパスにも言えるけど。)
あと,手ぶれ補正は各レンズにOIS(オイっすby長さん)内蔵で対応のようだけど,ボディ内蔵の汎用性には敵わんぞ。これで突っ走るつもりなのか?
どうにも宿敵ソニーといきなり差が開いた感じ。

ところで,ヨドバシ梅田の2階の一眼レフ売り場のデモ機に,E-330は2台しか置いてない。発売当初からずっと。
しかも1台はローアングル三脚にのっけてあるから,手にとって操作できるのは1台だけ。
他社の一眼はエントリークラスなら10台単位,ハイクラスでも5,6台は置いてあるのに。
よっぽど売れないのか。それとも流通の何かなのか。
これじゃなあ。
L1の扱いはどうなる?

L1を擁護する。

2006-06-21 22:07:58 | Weblog
ティザー広告のフタが開いてみると・・・フツーにL1の公式発表でした。
じらしやがって,このー。

さて,巷では改めてバッシングの声。大きく言えば3つ。
・高い。小ロット生産。売る気があるのか。
・一眼らしくないデザインがイヤ。
・とにかく4/3はイヤ。
確かにソニーに対抗してシェアを取りに行く戦略とは思えませんねえ。
価格帯でも苦戦しそう。既存機に対してアドバンテージがありません。

でも私個人的には好きです,L1。理由は3つ。
・E-300/E-330系のボディですが,左眼で覗きやすい。左眼利きにはヘブンです。→see「左眼の恋」
・とにかく4:3のアスペクト比が好き。他社がなぜ長すぎるAPS-Cを採用するのか,理解できません・・・。
・プロが持たない(一般的には)。プロっぽく見られるのはカッコ悪いですから。

E-300を購入する時,D70とあまり価格が変わらず,どちらにしようか,かなり悩んだのですが,上記の点で決定。
変かなあ。
画素数とかノイズとか連写コマ数とかのスペックは,自分の取る写真とはあまり関係しないので,まあどうでもいい。
確かに狭いファインダーとか測距点3つだけとか見劣りするところですが,言い換えれば一目で見渡せて透視ファインダー風ですし,何点フォーカスポイントがあってもどうで中央の1点だけに固定して使うことになるし,これもノープロブレム。

E-330購入計画中だけど,アナログチックなL1もヨイな。
選択肢が増えるのは良いこと。とっても良いこと。

三角塔を見上げて。

2006-06-20 21:04:45 | Weblog
忘八入道さんが日比谷線で見かけた田中希美男先生
>ペンタK100Dに古いMFレンズ付けて肩から提げてたダスよ。

はー。スーパータクマー28mmF3.5あたりかしら,と勝手に想像してましたら,今日のPhoto of the Dayにインダスター50mmF2.8とありますね。
この時じゃないのかも知れないけど,レンズセレクションのシブさには脱帽ダス。