活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

D60の50倍よいD3000。

2009-07-31 07:37:37 | Weblog
待望のニコンエントリー一眼レフD3000が発表になりました。
が,少し意外な。
D5000のスペックダウン機という大方の予想を外して,D60の焼き直し版のような感じ。
言わば,5000から2000引くのではなく,60を50倍引き伸ばす作戦(伸ばしすぎw)。
動画はともかく,ライブビューなしというのはどうなんだろう。
ボディの初値が55000円前後(しかも最初からキャッシュバック)ということで,価格本位のモデルなんだろうけど,一方でポストD40的機種として,マニアックな用途にもどうぞ,ということかも知れないな。


夏だ!マジックフィルターZの科学。

2009-07-30 05:09:33 | Weblog
さて,昨日からの続き,ではないのですが,この時期,もう一つの時節モノ。
「マジックフィルターZ」
「マジックフィルター」ではありません。マジックでも黒魔術の「Z」。
「服が透けて見える?そんな夢みたいな話があるはずが無い」
そう思われる方も多いと思います。
そうです、かつてこのようなものは映画や漫画などの作り物の世界だけの話でした。
しかし時は巡り、時代は21世紀。
世界最高水準を誇る日本の科学力がとうとう完成させてしまったのです!

何か信じたくなってくるw

マスカラスのように毎夏必ずやってくる赤外線盗撮フィルターの話題
確かに条件さえ上手くいけばある程度透けて写るようです。
防衛策として,盗撮ブロックインナーというものまで売られているんですね。
ちなみに,赤外線フィルターで「Z」の作例のような刺激的スケスケには絶対写りませんので,ご安心(?)の程。

これからの写真の芸術と魔術。

2009-07-29 07:14:46 | Weblog
New PENでノリノリのオリンパスから,時節モノ防水シリーズの新モデルμTOUGH-6010がレリーズ。
こういうの欲しい人はいっぱいると思う。が,xDのせいで購入に至らない率75%とみた。

それはともかく,6010には新機能として「マジックフィルター」が搭載とのこと。
一眼の「アートフィルター」とどう違うねん。
オリンパスの「E-30」、「E-620」、「E-P1」が備える「アートフィルター」との違いは、フィルター効果により遊びごころが見られる点。
アートの方も十分遊び心と思うんですが,ま,クラスによる差異化ということでしょうか。

そんなのパソコンで簡単に画像処理できるではないか,という意見はちょっと的が違ってます。
撮ったその場でモニターを見て楽しむ,家族や友人も一緒ならなおさら,という分が大きいんですよね。
いわば“ポラロイド”的な楽しみ方。
特に「フィッシュアイ」(対角魚眼のような歪曲効果)はウケるんじゃないかな。
デジタル時代の特殊効果は、「途中確認」と「やり直し」が効くのが特徴であり、かつては撮影後の作業だったデジタル加工も今や手軽さを求めれば、カメラに内蔵されて撮影と同時に完了する時代である。
誰もが特殊効果を手軽に楽しめる時代とは、もはや特殊効果が特殊とは呼ばれなくなる時代なのかも知れない。

まさに特殊効果の新時代ですかね。

明るいのもほどがある。が,レンズは明るくてよろしい。

2009-07-28 05:48:45 | Weblog
昨日一瞬ですが,リコーのサイトでGRデジタルⅢのレンズがF1.0(!)と表示が出てしまったらしい。
リコーも新製品発表で忙しかったのか,ひょっとすると大口径をアピールするためのネタ投下なのかw

F1.9という数字もF2とはインパクトが違うので,意地でも2を切ったと思えなくもない。うがった見方ですが。
F2を越える大口径のコンデジといえばカメディアC-2040/3040/4040/5050しか思い浮かばないけど,GRⅢはそれ以来かも(多分)。

コンデジでもF1.4くらいならスタンダードなスタイルで実現できるように思います。
さすがF1.0はアレですが,サイババショットF-707/717/828のようなスタイルなら可能かも。
歴史は繰り返す。1960年代のような大口径ブームが起こらないかなあ。

明るいけど,とんがったところもあるのさ。三代目GRD。

2009-07-27 20:13:48 | Weblog
で,本日,GRデジタル三代目のお披露目がありました。
噂の通りのF1.9。F2.4とどんだけ違うんだとは言いっこなし。
収納時の鏡筒がちょっとだけ出っ張って,“ツライチ”感が損なわれたのが賛否両論かも。
なお,アクセサリーシューもちょっとだけ突起しましたが,なんでかな。

何よりもイイ!と思うのは,先代の外観を変えてこなかったところ。
基本デザインが素晴らしかったのもあるでしょうが,安易に“変えないこと”にこそ価値であることをよく解っているのでしょうね。
デジカメのローライ35とも言うべきか。
最新型ながらクラシックの面持ちがあります。

さて,ググッてみると,早速ブログ記事が次々Upされていて,世の関心の高さを物語っていますね。
なお,KCチョートクカメラ日記には今のところ触れられていません。
今回どう絡むのかもちょい気になるところ。

GR一家の三代目は明るいヤツ。

2009-07-26 06:54:56 | Weblog
噂によると明日,リコーGRデジタルⅢが発表とのことですが,例によってリーク情報が流れています。
The buzz around the long waited Ricoh GR Digital III is also starting to pick up.
直前ですし,このまんまでしょうね。
すなわち,レンズが5.9mm F2.4→6mm F1.9に大口径化です。
前に予想したパターンの(1)。レンズ交換式とか受光素子大型化とかよりもコンデジとして正常進化というべきでしょう。

大口径レンズのコンデジはパワーショットG6(2004年)以来じゃないかな。
それ以前はカメディアC-x0x0シリーズがそうでした。
いつの間に絶滅したジャンルですが,ニーズやコストの問題よりも,レンズが沈筒しきれない分,コンパクトさが犠牲になることを嫌ったのも一因ではないかと思われます。
その点,GRデジタルⅢは,前面“ツライチ”に沈筒しているようで,光学系やメカ(耐久性も)が気になるところです。

これを機に大口径がトレンドになると嬉しいのですが,この際,鏡筒固定でもいいんじゃないかなと思います。
初代ヘキサーみたいなカメラですね(ちなみにヘキサーはマイベストオブベストなカメラでした)。
今回のオリンパスペンE-P1の売れっぷりですから,多少大きくても(一眼レフより小さくて),“本格派”なカメラには需要があると見ました。
飽和感のあるコンデジ市場ですから,どんどん個性的なモデルがでるとヨイですね。

訂正)
忘れていました。現行パナルミックスDMC-LX3がF2-2.8と大口径でコンパクト。
絶滅したわけではなく,根強く生き残る分野かと。

酢豆の教えを忘れまじ。

2009-07-25 09:10:16 | Weblog
xDピクチャーカード一部終了のお知らせ
XDピクチャーカードの128MBが 販売終了となることが発表されました。
残るはXDピクチャーカード タイプM+ の1GBと2GBだけとなりました。

まあ,今時128MBを買う人はいないと思うからいいんですけどね。

128MBと言えばスマートメディアを思い出しますね(遠い目で)。
スマメの上限は128MBと一般に言われていますが,実は256MB(Smart Modular社)のものもあったんですよ。
でも,出たときにはオリンパスとフジがすでにxDピクチャーカードを始めていたため,まったく普及しませんでした。
というか,デジカメ側の制限があって128MBですら使えない機種が多かったんじゃなかったかな。

それから幾星霜。
xDに8GBが出ると言われていたこともありましたが,その後どうなったんでしょう。
次世代を見据えた意欲作のオリンパスペンE-P1,ファインピックス。共にSDメモリーカードスロットのみですね。
フジのニューモデル,ファインピックスF70EXRもSD専用。その他,低価格帯のものからSDにシフトしている様子です。

一方,オリンパス新発売のμTOUGH-6010もその他コンデジもxD専科(ただし,一応マイクロSDアダプタ付き)。
オリンパスとしては今後もxDピクチャーカードが適しているカメラには、xDピクチャーカードを採用するという。
まだそんなこと言ってる。
xDが適したカメラって,画素数が低くて,動画が撮れなくて,連写もしないし,だいたいカード自体も入れっぱなしで買い増すこなんてない,ということを想定しているのか。
この機を逃したら,とんでもなくヒドイ目に合うと思うんだがなあ。

岐路に立っても生きろ,デジカメ。

2009-07-24 05:26:59 | Weblog
昨日一昨日の日経新聞に「岐路に立つデジカメ」という特集記事が上下編で掲載されていました。
内容をかいつまんで言うと,
・順調に拡大してきた世界出荷が今年はマイナスに。
・機能は飛躍的に進歩したが,陳腐化が激しく,単価は低下。
・新興国向けに100ドル機の導入も。
・ケータイとの競合に危機感。
・クラウドを活用した新しい写真の楽しみ方の模索も。
・脱・ハード偏重が今後の生きる道。
ということで,iPod,iPhoneのような機器とサービスを繋ぐ事業モデルの確立が急務である,という論調でした。

まあ,この通りですよね。
デジカメの行き止まり感は誰しも感じているところでしょう。
思いっきり安くなって,カメラがみな「写ルンです」のような存在になってしまうのは哀しいし,ケータイやAVプレーヤーに吸収されて,カメラというジャンル自体がなくなってしまうのはそれ以上に空しい。
ビジネスとしてどうしたらいいのか,メーカーの方々は頭を悩ませているんでしょうねえ。

コンデジに見切りをつけ,収益のよい一眼レフにシフトするというのが,メーカー側のここ数年のトレンドでしたが,一眼レフもそう長くは続かないでしょう。というか,この頃の一眼レフの価格の下げ具合を見るに,これじゃあ儲からない。
そこで,「一眼」ということですが,これも10年単位で安泰というわけには行かないだろうなあ。
ペンタSPは10年間,ニコンFは14年間生産。単一機種が長寿だった時代から比べ,なんと慌しいことか。

デジタルで幸せになったかというと,「まだ分からない」ですね。メーカーもユーザーも。

この際,「二眼」についてハッキリさせておきたい。

2009-07-22 21:14:25 | Weblog
【デジタル一眼】
非レフ,ミラーレスということでの「一眼」。しつこいけど。
じゃあ,普通のコンデジも一眼なのか,ライカM8も一眼なのか。
さらに言えば,銀塩8×10のビューカメラも一眼だよな,えっ。
と,突っ込みされ放題。CIPA,早く何とかして。

【デジタル二眼】
これはデュアルレンズのコダックEasyShare V570/705ケッテーですね。
後継機が出なかったけど。良いアイディアだったと思うんですがね。
と,安心していたら,
富士フイルムは、裸眼立体映像の撮影が可能なコンパクトデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」を8月8日に発売する。
あ,これはまさしく二眼だわ。
夢のデジタルステレオカメラですが,専用ビュアーやレンチキュラープリントでしか立体視できず,PCや普通のおうちプリントでは二次元になってしまうそうです。
うーん,どういう風に見えるのか見当がつかないけど,将来,「デジタル二眼」として認知されるようになるでしょうか。

ちなみに,ローライミニデジがデジタル二眼ではありませんか,という声もあろうかと思います。
が,実はこのカメラ,上部レンズはダミーで,スクリーン(液晶)に映っているのは下部撮影レンズのライブビュー画像なのです。
そういう意味では,このカメラは「一眼」。
ああ,ややこしい。

古い革袋に新しいカメラ―速写ケースの現在。

2009-07-21 20:27:06 | Weblog
昔,って60年代70年代あたりですが,カメラには革(人造皮革も)ケースが付きものでした。
一眼レフや大き目の距離計カメラには速写ケース。フロントカバーを外して即,撮影できるタイプのもの。
コンパクト機では全体を包み込むタイプの広口ケース。なぜか,ぴっちりとして余裕のないものが多かった。
でも,確か,一眼レフはモーターが内蔵された頃(ニコンF三桁とかキヤノンTシリーズ)から,コンパクト機はピッカリ化(ストロボが内蔵されて外装が全面樹脂に)されたあたりから,カメラはハダカで携行するのが普通になってしまいました。

その後バブルを経て,クラカメブームの際に,モノとして“これはイケてる”と速写ケースの局地的な流行がありました。
さらにその後。デジタルの御世に至って,一部また速写ケースが結構盛り上がっています。
特徴としては,クラシックなスタイルのカメラ用のものが多いこと。
オリンパスE-410/420用とかルミックスLX用シグマDP-1/2用など。オリンパスペンE-P1でもデフォルト。
もちろん,リコーGRD用も。

そこで注目なのが,「今まで見た事のないファッション本革デジカメボディジャケット」というマユミハセガワGRD用本革ケース
うーむ。ここまでくるとケース自体がアートですねえ。
これでスナップ撮影するのはちょっと目立ち過ぎるかもw
あと,“絶対に盗まれっこないデジカメ偽装作戦”にも通じるかも。

付)
しかし,本体より高いホルガ用ケース6210円とか9500円って。