活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

2009年デジタルカメラ10大ニュース。

2008-12-31 20:11:51 | Weblog
いやいや百年に一度とはこのことだった。
激動の1年間。今日は早くも大晦日を迎えて。
2009年のデジカメ界10大ニュースを選んでみましたよ。

1位 キヤノンがEFマウントと完全互換の新マウントのEVF一眼を発表。
2位 ソニーがフルサイズ一眼レフの普及機を投入。15万円戦争に突入。
3位 本格的デジカメ不況が到来。市場縮小,モデルの回転鈍化。
4位 中堅メーカーがついにカメラ分野から撤退。かなり意外。
5位 1400万画素超のコンデジ登場せず。画素競争に終息感が。
6位 オリンパスもついにSDカードをデフォルト採用。売り上げUP。
7位 マイクロフォーサーズ陣営が“一眼”シェア10%を獲得。
8位 収差の電子補正を性能に謳った交換レンズが発売される。
9位 一眼のカラーボディが次々と。人気はホワイトとオリーブドラブ。
10位 ニコンD40が販売継続。売り上げ順当のままロングセラーとなる。

ま,ジュセリーノなみw
世界が平和でありますように。
では,よいお年を。

検証:2008年デジタルカメラ10大ニュース。

2008-12-30 15:42:03 | Weblog
この時期,新聞やテレビで10大ニュースなのですが,今年の出来事のハズなのにすごく前のことのように感じるのはなぜなんだ。
北京五輪は本当にあったのか。
世の中,速過ぎる。

さて,そんな巷で,昨年末に私めが予想した「今年のデジカメ10大ニュース」の的中度,どんなもんでしょ。

1位 初級12M一眼ほぼ同時発売。Kiss H vs D45 がっぷり四つ。
→△:3月発売 Kiss X2 vs 2月発売 D60(12Mではありませんでした)。で,結局,二社寡占状態のまま。

2位 ソニーとペンタックスがフルサイズ一眼レフを発表。
→×:ソニーはα900が出ましたが,ペンタはフルサイズに行かない方針みたい(賢明)。二大政党制の牙城は堅固。

3位 中堅メーカーがカメラ分野から撤退。ちょっと意外。
→×:意外に健闘中。読者が選ぶ「2008年デジタルカメラ人気投票」でもベストテンにGX200とR10がランクインしてます。

4位 オリンパスもデュアルスロットでSDメモリを採用。
→×:MicroSDなんて中途半端な。いつまでxDにこだわるつもりなんでしょう。命取りになりかねないと思うのですが。

5位 エクシリムにトイカメラをトレースしたモードが搭載。
→△:これまた意外にもコンデジではなく一眼レフから始まりました。来年はトイカメラモードが流行ること請け合いです。

6位 1400万画素のコンデジ登場も,セールス振るわず。
→××:普通に1400万画素のモデルが出て,普通によく売れているようです。これを誰が止められると言うのか。

7位 “ロモデジタル”と銘打ったコンデジが発売,大人気。
→△:銘打ったわけではないですが,ロモい写真の撮れるVQ1005が大ブレーク。VivicamとかKenkoとかにも人気が波及してきていますね。

8位 コンデジ市場,アジアは活況も国内は前年割れに。
→○:これのみ丸々アタリ(苦笑)。しかし,これだけ急激な経済の失速は誰も予想してなかったでしょう。深刻です。

9位 一見ライカ風なレンズ交換式のEVFコンデジ登場。
→△:8月,マイクロフォーサーズの発表。初号機G1は一見一眼レフ風でしたが,オリンパスはライカ風に仕上げてきているようで,これは楽しみ。

10位 大口径広角やパンケーキの単焦点レンズが続々と。
→×:“続々”とは行きませんでしたが,EF24mm F1.4LⅡ USMとかズイコーデジタル 25mm F2.8とか出ましたね。ここはもっと欲しいところ。

鬼が笑うけど,来年は一体どうよ。
百年に一度の経済危機なれど,デジカメの話題で楽しめる年になりますように。

ハリネズミのデジタルジレンマ。

2008-12-28 20:57:45 | Weblog
ネズミ年も終わる間際で,スーパーヘッズがかねてから予告の「デジタルハリネズミ」が完成した模様。
本日,渋谷で発表イベントがあったみたい。
うーん,ただでさえわかりにくいスーパーヘッズのサイトですが,これもよく判らん。
「トイカメラ。」に見よい記事がありました。
まるで110フィルムカートリッジを装着したような形状で、これまでのハリネズミカメラユーザーにも好感が持てますね。
わざわざ,フィルムカートリッジに似せているw
やるなあ。
来年のトイカメラ界の台風の目になりそう。

【スペック】
・CMOSセンサー有効画素数200万
・静止画1600x1200/320x240,動画640x480pix
・感度ISO100/800
・フォーカス マクロ10cm/1m~∞
・MicroSD 2Gまで
・電源CR2
とにかく、面白い写真が撮れて(ここ重要!)、低価格(ここも重要!)なカメラなことを期待して発売を待ちましょう。
それそれ。
なのに
・予価15,000円との噂(;・∀・)

デジタル疲れ。

2008-12-27 22:08:21 | Weblog
アサヒカメラの新年号で不肖・宮嶋が「世界中のパソコンがウィルスでやられてしまい,写真を撮るのにフィルムを使わざるをえなくなる,というのが夢」と書かれていたのが面白かった。
また,ナワちゃんの徒然でもこのところ,「デジタルカメラバブルがはじけたら、受け皿がなくなるからフィルムカメラも必要だ」(12/26),「デジタル化はプロカメラマンに厳しい環境を作り出した」(12/27)と,デジタル写真の先行きに不安を示されておられます。
カメラマンに見る、デジタル時代の仕事事情
デジタル化を理由にした値引きの要請や撮影カット数の増加に不満や嘆きを感じているカメラマンが多い。
確かに、デジタルカメラで撮影すると、フィルム代は掛からないし、現像の代金と時間も必要ないのだが、写真を満足のいく状態にしようと思うと、随分手間が掛かる。


個人的には,データをDVDでストレイジするのはもう枚数が多すぎて諦めつつあります。
HDがどこまでもつか不安なのですが,次世代の大容量メディアが出るまでなんとか。
世の中的には写真はどんどん消えていってるのでしょうね。

本日の日経新聞の文化欄に「学術資料や映像記録 デジタル情報の長期保存に暗雲」という記事が載っていました。
デジタル情報の保存には,メディアの寿命と移し変えのために膨大なコストがかかる。
さらにはシステムのOSが変わると読み出せなくなる危険性だってある。
映画をデジタル保存するとフィルムの11倍のコストがかかるとかで,ハリウッド映画はほとんどがフィルム保存をしているのが現況らしいです。
図書館や文書保管施設,昔のデータベースなど,最上の方法と信じてきたのに,こんなはずじゃなかったと切実な問題になっていると。

中の人もそうなのか知れないけれど,みんな,デジタルに疲れてきている。

デジカメな人・オブザイヤー2008。

2008-12-26 23:32:50 | Weblog
2008年に最もデジカメだった人を選ぶランキング企画です。
・1人当たりの持ち点は20点・・・って,もういいか。
ちなみに2006年は,
5位(1点)えみっふぃーちゃん
4位(2点)タミ子さん
3位(3点)真央ちゃん
2位(4点)畳家さん
1位(10点)キムタク
2007年も書いたはずだが見つからないけど,
1位(10点)ぁぉぃたん
だったはず。

では今年も早速。
5位(2点)畠山さん:地味だけどいい味出てました。来年は目指せタタミィ。
4位(3点)香椎さん:またニコンFM使いか。新力をしても篤姫には及ばず。
3位(4点)マコリンペン:マダガスカルでの旅のお姿,臣民頼もしい限りです。
2位(5点)タミ子さん:あのタミ子が帰ってきた!!しかもキスデジX2購入!
1位(6点)可南子隊長:G1のブレイクは「不測の事態」か。どーんと行け。

隊長のトップはともかく,タミ子さんの突然の復帰には驚いた。
が,キスデジX2の「なんか眠いわ」以降は沈黙。眠ってるのかw

デジカメ・オブザイヤーforウェブマスター2008に投票しますた。

2008-12-25 22:05:38 | Weblog
さて,昨日は“裏”でしたが,今日は“真”です。
デジカメジンさんのデジカメ・オブザイヤーforウェブマスター2008に今年も1票を投じさせて頂きました。
マジメに選んでみたら,
1位 パナ LUMIX DMC-G1:M4/3初号機も高い完成度。パナ本気。未来はここか。
2位 キヤノン EOS Kiss X2:バツ2も人気絶頂。しかし,この後どうする。
3位 ニコン D700:ニコ爺歓喜のこれはよい一眼。が,D300とバッティング。
4位 カシオ EXILIM EX-F1:ハイスピードムービーに驚け。さすがのスガカシオ。
5位 シグマ DP1:まさか本当に出るとは。快挙の事件はシグマの仕業。
コメントはあまりマジじゃないがw

一方,本日はデジカメWatchの読者が選ぶ「2008年デジタルカメラ人気投票」の結果発表がありました。
レンズ交換式デジタルカメラ部門
1位 パナ LUMIX DMC-G1
2位 ニコン D700
3位 ソニー α900
4位 キヤノン EOS 5D MarkⅡ
5位 ニコン D90
コンパクトデジタルカメラ部門
1位 シグマ DP1
2位 キヤノン PowerShot G10
3位 リコー GX200
4位 パナ LUMIX DMC-LX3
5位 EXILIM PRO EX-F1

フルサイズ一眼レフが並ぶ中,ここでもG1が部門グランプリ。G1は何冠なんだ?
コンデジはハイエンドタイプが揃い踏みですね。

今年はコンデジにはもはや飽和感が,一眼レフには爛熟に達した観があったように思いました。
急激な経済の失速で「デジカメ不況」が差し迫った今,G1のランキングトップは“未来への期待”が込められている,といったところでしょうか。


輝け!裏デジカメ・オブザイヤー2008。

2008-12-24 22:32:04 | Weblog
2008年に新発売されたデジカメの中でもっともアレと評価できる機種を選定するランキング企画です。
対象機種より最大5機種までを選んで投票します。
・1人当たり(って私,プロレス者ひとりだけですが)の持ち点は20点です。
・1位に配分する得点は何点でもかまいませんが、必ず1位を1台選んで下さい(同点で2台を選ぶのは不可)
・配分する機種は5機種までとします。
・配点は原則として合計で20点になるように配分してください。
・配点が20点を超える場合、単独1位の機種を選ばなかった場合は投票が無効となります。
もちろん,恒例デジカメジンさんのデジカメ・オブザイヤーforウェブマスターのパクリです。毎年,正直スマン。

歴代グランプリは,この通り。
2004年 オリンパス Ferrari DIGITAL MODEL 2004(シャア限定)
2005年 オリンパス CAMEDIA SP-350(ア・バオア・クー)
2006年 パナソニック LUMIX DMC-L1(「走る人」がいない)
2007年 富士フイルム FinePix F40fdおよび50fd(高画素に泣いた)

今年発売のデジカメ一覧を見ると,なんかもう全部同じように見える。
中の人も疲れてきたのではないか。
と言いつつも,行ってみましょう。

5位(2点):ビスタクエスト VQ1005
 今年国内で大ブレーク。潔いトイっぷりがテクノロジーを逆撫でする。
4位(3点):ニコン COOLPIX P60
 P50の後継ではない半端なモデルが,歳末投売り処分で一躍人気。
3位(4点):富士フイルム FinePix S100FS
 格安一眼レフ全盛の中,あえて大柄なネオ一眼を世に問おうとは。
2位(5点):キヤノン IXY DIGITAL 95 IS
 IXYはモデルが多すぎ。もはやデザインが“進化の袋小路”状態に。
1位(6点):キヤノン EOS Kiss F
 結局,キスの敵はキスだった。完成度の高さ故にニッチもさっちも。

いやいや今年は熱戦でした(何がw)
キヤノンがいい位置をゲットです(どこがやねんw)

いつまでぼやいてんねや,この泥亀!
かあちゃん堪忍!

麻生総理にデジカメを。

2008-12-23 21:29:39 | Weblog
首相、報道写真展訪れる 自身の写真「本物の方がいい」
麻生さんが日本橋三越本店で開かれている「2008年報道写真展」を訪れて,主催の東京写真記者協会からデジカメを贈られ,自身の写真パネルの前でカメラを構える,という図。

写真が小さくてハッキリしないんだけど,贈呈されたのはどうやらニコンD60(あるいはD40)のようです。
まあ無難な線でしょう。
コンデジだと記事用の写真の写り映えが今ひとつでしょうし,一眼レフでも高級機ではタチ過ぎるし。
報道ですから,ニコンなのも妥当(キヤノンだと橋龍が連想されるしw)。
もし,これがオリンパスだったりするとサイエンス方面になってしまう(ノーベル賞受賞の先生方に贈呈したいゾ)。
でも,ホントは粋な麻生さんにはLUMIX DMC-LX3とかリコーGR DIGITALⅡあたりが似合ってると思うし,本人にも喜んでもらえる(?)と思うな。

しかし,このところのマスコミの麻生降ろしの大合唱は何。
つまらない言葉尻を捕らえたり,どうでもいいことを吹っかけたり。
ネガティブキャンペーンで世論を誘導するのは一体何のためなんだ?

首相夫妻は、中国・四川省であった大地震や北京五輪の写真などをじっくり見て回った。
他の新聞のWebニュースでは,秋葉原事件の写真のことも書いてあるのに,朝日だけ中国のことのみ。
そりゃ「あまり写したい顔がないなあ」と思うわな。

もってけ!ナイコン。かえして!クールピクス。

2008-12-21 09:00:51 | Weblog
しかしいくらエントリー機とは言え,ニコンクールピクスP60が自社ネットショップニコンダイレクトで1万円ポッキリ
一体,何台作ったんだ,ニコン。そんなに余ったのか,P60。
D60の1万円キャッシュバックキャンペーンの代わりにP60を付ければよかったのではないか,今となっては。
ニコン祭り,D60にP60がもれなく付いてくる!とかw

前モデルのP50が異様にシャープなレンズということで評判になりましたが,P60はそうでもなかった(汗)。
が,EVFが存外に見良いということで一部評判になったという一芸モデル。
ともあれ,天下のニコンブランド,800万画素で手ぶれ補正付きのデジカメが1万円ですよ,奥さん。

これは単純に喜んでいいのか。
かつて,“価格破壊”なんて煽られていたら,気がつけば,失われた10年の入り口でした。
このところデジカメの価格が全般的に下落してますよね。
ニコンD60レンズキットが4.5万円を切って,D90が7.5万円台。D700も20万円割れが近そう。
ちなみにD40のレンズキットが3.5万円でまだ売ってる。

これからの時代,ブランドイメージと販売価格のバランスが問題ですね。
とりあえず,来年のお正月の福袋は狙い目かも。

青空無敵のオリンパスブルーとは。

2008-12-20 06:56:13 | Weblog
小春日和が続くので,久しぶりにE-300で散歩してきました。
それにしても何このオリンパスブルースカイ

E-1の時から“コダックブルー”として評判になったのですが,E-330でパナに代わった際に“オリンパスブルー”と改名
以後,今日に至る,というわけですが,E-410/420系,510/520系もE-3もそれほど青が冴えるというチューニングではないので,いわばイメージ先行ですね。

コダックのフルフレームCCD採用の旧シリーズは,
KAF-5101CE:E-1
KAF-8300CE:E-300,E-500
なのですが,なかでもE-300が青が濃い感じです。
E-500には新しい赤外線カットフィルタが着いているそうで,この違いかも。
そして同じく,
KAF-10500:ライカM8
ですが,“ライカブルー”という話は聞かないなあw
オリンパスの青は,コダックCCDとオリンパスの映像処理とが相まって出来上がったもの,というかカラーバランスが微妙に(特定の場面で良い風に)狂っているもの,ということでしょうね。
しかし,色の好みって,コダクロームの発色が好きとか,エクタはこういう色とか,アグファの色はロモいとかと似た話ですよね。

カメラはまず距離計を組み入れ,次に露出計を内蔵し,続いてフラッシュや巻き上げモーターも内蔵し,そしてデジタルになってフィルムまで組み込まれるようになった,とどこかの記事に書いてありましたが,まさにその通り。
でも,例えばコダクロームは50年以上,市場にあったのに,デジカメは一眼レフでもせいぜい2年,いや1年かな。
旬を過ぎた観もある「オリンパスブルー」ですが,E-300は大事にしたいカメラです。