活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

検証:2012年デジタルカメラ10大ニュース。

2012-12-31 11:34:05 | Weblog
これまた恒例、当たるも八卦当たらぬも八卦、昨年末時点の予想を検証するコーナーです。
つらつら行ってみましょう。

10位 auto110そっくりなペンタックスQ2発売。
→×:Q10にも若干雰囲気はあるものの、ホントにauto110なモデルは次あたりでしょうか。

9位 交換レンズやAV機器をアクセサリに含んだシステムスマートフォンが発売される。
→×:その手のものはなかったですね。そういうコンポな発想自体が古いんでしょうね、きっと。

8位 シグマがマイクロフォーサーズでミラーレスに参入。もちろんFoveon。
→×:今年のシグマ団はメリルで気を吐きました。ミラーレスは来年のお楽しみに。

7位 やや大きめセンサーでGシリーズやLXシリーズの新モデルが出る。
→△:パワショG1XやサイババRX1など大型センサーがトレンドに。パナも来年はあるか。

6位 ついに1/1.63型で2000万画素のコンデジが出てしまう。
→×:これは出てないけど、すでに1/2.3型で2000万画素のセンサーが開発済み・・・。

5位 フジのミラーレス機は、ライカ、ハッセルとのトリプルブランドに。
→×:フジXシリーズは着々と充実中。ライカは独自路線、ハッセルはソニーと協業発表。

4位 ミラーレス機がレンズ交換式カメラのシェア70%超に。
→×:現在、レンズ交換式カメラにおけるミラーレスのシュアは50%程度らしい。来年は70%はイクと思う。

3位 ニコン、DXフォーマットのミラーレス機を発表。ニコワンはなかったことに。
→×:ところがどっこい、ハロー!とか言ってるライバルを尻目に1J1が本年のミラーレスのトップセールスだったとか。

2位 それとは別にキヤノンはペリクルミラー&EVFのEOSを発表。
→×:これはソニーがトランスルーセントで実現しました。キヤノンは守りに入ってしまったのか・・・。

1位 キヤノンのミラーレス機のセンサーサイズはフォーサーズ並。
→×:結局APS-Cだったのですが、どうも煮え切らないEOS Mの位置づけが気がかり。来年も「どM」で通すのか。

全然当たってないのもアレだし、どうもwktkが足りないな。
世界の終わりが来なかったからには来年に期待だ。

輝け!裏デジカメ・オブザイヤー2012。

2012-12-30 21:44:43 | Weblog
年末恒例、今年発売されたデジカメの中でもっとも香ばしい機種を選んじゃおうというごくごく個人的お楽しみランキング。
最大5機種、持ち点は20点。飽きずに9年目
歴代グランプリをお見せしよう。トゥ!
2004年 オリンパス Ferrari DIGITAL MODEL 2004・・・シャア限定
2005年 オリンパス CAMEDIA SP-350・・・ア・バオア・クー
2006年 パナソニック LUMIX DMC-L1・・・「走る人」がいない。
2007年 富士フイルム FinePix F40fdおよび50fd・・・高画素に泣いた。
2008年 キヤノン EOS Kiss F・・・キスの敵はキスだった。
2009年 リコーGXR・・・チェンジ!ゲッターGXR
2010年 ペンタックスI-10・・・「名機」が駄洒落で復活
2011年 ニコン1V1・・・誰もが仰け反った怪デザイン

継続は火事場のクソ力、というかどうが知りませんが、今年もどうよ。
5位(1点):ペンタックス オプティオLS465
 三代目着せ替えデジカメもやっぱり不振。ケータイに似せたようなスティックタイプも、写りまでケータイ並みじゃねえ。
4位(2点):ペンタックス X-5
 ネオ一眼は文字通り一眼レフに似た形なんですが・・・ここまで作為的に似せると、K-5と間違えて買う人を期待しているのかと。
3位(3点):ペンタックス K-01
 まさかホントに出してくるとは思わなかった正真正銘の「ミラーレス」。これ、続編はあるんですかね。孤高の一眼かも。
2位(4点):キヤノン パワーショットG1X
 当初はミラーレスの斥候かと言われるも、結果的には別系でした。大型素子トレンドですが、ソニーに比べてあまりに無骨で誰得?
1位(10点):キヤノン EOS M
 大観音様の待望のミラーレス初号機。常勝の後出しジャンケンで、どんなにエクセレントかと期待していたら・・・謎のAF性能><。

今年はペンタックスが濃かったですね。確信犯でしょうけど。
一方、キヤノンはメジャーにありながら、意図せずも微妙にズレて来ているみたいで、赤丸急上昇中。来年は大注目です。


デジカメな人・オブザイヤー2012。

2012-12-29 18:08:02 | Weblog
今年に最もデジカメだった人を選ぶ極私的ランキング企画。持ち点は20点。
歴代マン・オブザイヤーは以下の通り。
 2006年 キムタク
 2007年 ぁぉぃたん
 2008年 可南子隊長
 2009年 故米谷美久氏
 2010年 戦場カメラマン渡部陽一
 2011年 マイケル元社長
うーん、そうそうたる面々だ。
さあ、今年もイッてみよう。
3位(4点):向井理さん。真面目だけどクダけてるところもあって親しみやすい。メジャーじゃないけど存在感がある。タフな感じはしないけど信頼感がある。そんなペンタックスのイメージにぴったりハマり。
2位(6点):タイのインラック首相。洪水で被災したニコンタイランドから仙台ニコンへ来ていたタイ人従業員を激励に来られました。一同感激。(;∀;)イイハナシダナー(写真は演歌歌手の慰問じゃないですよw)。
1位(10点):メリルさん。シグマのメリルが発表されるまで全然知らなかった人ですが、死してカメラに名前を残しました。ちょっと大柄なDP-1M/DP-2Mですが、草葉の陰できっと喜んでいるでしょうね。

しんみりしたところで、また来年。

曲がった根性は電子でたたき直してやるわ。

2012-12-27 23:11:01 | Weblog
このところ慌しくて更新をサボっておりましたが、ようやくちょっと一息で、久々に何を書こうか、今年を振り返るに、思うのは「交換レンズにおける電子補正」があたりまえになってきたことですね。
昔はおおっぴらに言うことではなかったこと、例えば離婚は今は軽くバツイチだし、売春は明るくエンコーだし、そういうノリでデキ婚もナマポも恥ずかしくない。だから電子補正も恥ずかしくないっ、と半ば断言できる(かも)。

レンズの電子補正は一眼レフでは制限されるのに対して、ミラーレス一眼なら自在にOK。JPEGでちゃんと補正されていればいいのであって、どうせ写真は結果オーライだよね。光学の限界を超えて私は来たんだよぉ♪
と、昔は密かにやっていたことが、今では居直って堂々とまかり通っているのである。
ま、実際その通りだからいいんですけどね。

ところで、最近のお気に入りで使用頻度の高いNEX-5Nなんですが、標準ズームがサイズも画質もダメダメで困っておりました。
折りしもNEX-5R&-6と同時にコンパクトな沈筒ズームE16-50mmが発表され、コレコレとヨドバシに品定めに行ったのですが・・・
このレンズを5Nに装着すると、液晶モニターには魚眼のように歪んだ世界が映し出されるのです。レンズ補正ONでもダメ。ところが撮影した画像はちゃんと補正されてポストビューが出てくる。妙な感じ。もちろん記録されたJPEGは補正済み。
なので、実用OK牧場なのですが、うーん腑に落ちないなあ。原型を知りながら、整形美人とつきあってるみたいな。
第一、正確なフレーミングができない。ファームで何とかならないんですかね、ソニー様。

今後、ミラーレスはレンズとボディのマッチングに要注意ですねえ。
「レンズは資産」も怪しくなってきた今年でした。

脱一眼、卒一眼。

2012-12-07 22:11:12 | Weblog
「反」とどこが違うのか知りませんが、「脱」とか「卒」とかが流行っています。
でも、そのあとの受け皿はどうなんねえ。
その点、一眼レフの後釜はミラーレスで決まりっしょ。
オーストラリアではゲイリーさんが、「反一眼レフキャンペーン」を展開中。
一眼レフは似合わない、工夫がない、無能なヤツと散々こき下ろしておいてから、さて、とやおらNEXー5を取り出していますw
かくいう私も、脱一眼・卒一眼(レフ)のくちで、2年ほど前に全面ノンレフ化しちゃいました。
ゲイリーさんにノンレフだってかまわないで食っちまわれないか心配♪

ソニー、国内向け「α37」の生産を完了
え、発売半年で終了のお知らせとは。
ナワちゃんによると、αふた桁シリーズ、とくにAPS-C判は整理する方向で、むしろNEXシリーズのほうに力を入れるのだろうかとのこと。
ミラーレスは再生可能な(?)カメラになるのかどうか。

2017年の未来。スマホはコンデジを滅ぼすのか?

2012-12-05 23:49:51 | Weblog
コンパクトデジカメ市場は、次の5年くらいで消滅に向かうよね?
そんな観測が表立ってきたのはこの1、2年だと思いますが、事態は急かつ深刻なのです。

スマホはコンデジを滅ぼすのか? カメラ業界にスマホが与えた影響を考える。
さて、話の順序として、
まず、そもそも「コンパクトデジカメ」(以下、コンデジ)は、カメラ全体の中でどういう位置づけにあるのかをおさえておきましょう。
で、まずカメラを4つに分類しているのですが、これが「フルサイズ」「APS-C」「ミラーレス」「コンデジ」というもの」。センサーサイズとカメラの形式がごっちゃになっている。
コンデジでもサイババショットブラックRX1やパワショG1Xはどうするねん(これらについては説明あり)とか、ミラーレスでもペンタQはどうなるんだねとかギモンもありますが、まあ話の理解上、目をつぶりましょう。

しかし一方、これはどうかと思うのが、画質で、フルサイズ:◎、APS-C:○、ミラーレス:△、コンデジ:×という区分け。画質面で、APS-Cとミラーレスに差があるというはおかしい感じがします(ま、これも補足説明がありますが)。
で、この下に、スマホ:××が来るというわけです。
一眼レフ>ミラーレス>コンデジ>スマホというヒエラルキーで、幾分問題もありますが、これが世間の一般認識なんでしょうね。

コンデジがスマホに勝てる部分といえば画質しかないが、×と××の差は実用上の差にならない、よってコンデジは淘汰される、というのが論旨のようです。
結論としては、コンデジはカメラ専用機ならではの独自進化を遂げて生き残るかもしれないが、5年後にはどうなってるかわかんない、とのこと。

考えるに、ジャンルとしてコンデジが消えることはないけれど、今のコンデジの位置にあるものではなくなるのでは。
日本のメーカーが手がけるものはほとんどなく、中国やアジアの途上国の安価な製品がメジャーになっているんじゃないでしょうか。

機違い茶会へようこそ。

2012-12-04 23:49:43 | Weblog
もしもミラーレスカメラがパーティーやったら・・・
ミラーレス達> 誰がキヤノン招待したの?  ( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
EOS M> キヤノンが来ないとパーティ始まらないだろー

これは爆笑ww
暇な人が居るんねえ。しかもライカまで登場します。才能と財力の無駄使い。
皆さん> (EOS Mが遅いので)まじー 爆笑
EOS M> 僕、キヤノンなのに、、、もう帰るよぉウワァァァン (ノД`)

かわいそうなMちゃん。
ちょっと同情しました>同情するなら金おくれw

一方その頃、パーティがあることさえ知らされなかったサムスンは、ミラーレスの起源を求めて・・・

フードファイト金属死闘編。

2012-12-01 10:54:04 | Weblog
フードが高すぎるんや。開発者出て来い!
あきれた開発方針
田中さんの疑問は12mmF2や75mmF1.8(おそらく17mmF1.8も)などのμ4/3用高級単焦点レンズにレンズフードが付属せず、別売りで1万円近くもすることと、専用の金属キャップと金属フードは「とてもカッコイイ」けど、キャップもフードもかぶせ式なので、「同時に使えない」つまりキャップをすればフードをつけられず、フードをつければキャップができない、その結果、いつもどちらかを「レンズ本体とは別に持ち歩かなければならない」こと。
This is 疑問&不満。
金属製とは言え、たかが素通しの筒ですからねえ。

ちなみに私は逆光にめっぽう強いSMCペンタックスレンズで写真を始めたせいか、“フードしない派”。
なので、今も基本、フードはしないし、別売ならその方がレンズの価格が安くなっていいと思ったりしますが。

で、O光学の開発者の弁ですが、「レンズの高性能は描写だけでなく、所有する喜びを持っていただけるレンズとなるよう開発しております」とのこと。
デザイン優先だから高くても不便でもええねん、ということですね。わかります。
製品のステイタスを保つ上で、それも戦略だと思うし、いやならサードパーティ製でいいのでは。フジツボ型フードはそれで売れましたよね。

キヤノンニコンも常用域のレンズのプラ製フードは3,000円以下で安めですが、超望遠用のフードは5万円とかするんですね。知らなんだ。
ライカの汎用フードIROOAなんざあ、中古で28,000円UN製復刻版でも14,800円するんだから、「とてもカッコイイ」フードがなんと1万円も許してつかさい。