活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

2007年デジタルカメラ10大ニュース。

2006-12-31 21:12:25 | Weblog
いやいや今年もいろいろありました。
あっという間の1年間,今日は早くも大晦日。
2007年のデジカメ界を振り返って10大ニュースを選んで見ました。

1位 キヤノンからEVF一眼レフ発売。IXEデザインを採用。
2位 キヤノン“KISSの前”一眼発売。5万円台競争に突入。
3位 またも中堅メーカーがカメラ分野から撤退。
4位 オリンパス超小型一眼で支持を受け,シェア10%に。
5位 フジとシグマからフォーサーズ一眼レフが発売。
6位 1000万画素超のコンパクトデジカメ出現せず。
7位 中国で日本製デジカメの大規模なリコール騒ぎ。
8位 デジカメ個別の登録制オンラインサービスが始まる。
9位 大容量メモリ内蔵のデジカメが発表される。
10位 コンデジ国内出荷が前年割れ。長期低迷に。

てな感じでどうでしょう,どうかしら2007年。楽しみに。
では,よいお年を。

一眞さんとデジカメの明日。

2006-12-30 23:50:21 | Weblog
日経の土曜版・プラス1に掲載の「山根一眞のデジタルスパイス」が連載500回突破にて,この10年の回顧が記事になっていました。
QV-10の当時はデジタル写真の登場に歓喜し,以後20台以上のデジカメを使ってきたそうですが,その大半はすでに化石。

>パソコンの処理速度もネット接続の通信速度もデジカメの画素数も,そして記憶装置の容量も数十倍から百倍以上になった。(中略)
>では,私が文書を読み,理解する「能力」やデジカメ写真の「腕前」,リポートの「表現力」も百倍になっただろうか。
>人がよりよい人生を送るために,デジタル世界は,道具はどうあるべきなのか。

そのココロ,よく分かります。
折りしも,山QさんがデジカメWhatchの記事・デジカメ業界の「これまでの10年とこれからの10年」の中で,

>そして今後は,デジタルカメラが、デジタルであるメリットを最大限に生かした進化を遂げる時期。つまり,デジタルカメラが,より魅力的なデジタルカメラへと進化するための「第二期デジタルカメラ時代」へと移行する時期が,“これからの10年”なのだ。

てなことを述べておられます。
どうもこのところ,デジカメがコンサバティブになってきているような気がします。
みんなが欲しいのは,ン千万画素やフルサイズなんかではなく,もっと表現や伝達やコミニュケーションを自由に豊かにするツールとしてのカメラ,のハズ。
来年以後に期待しましょう。

なお,上述の記事には一眞さんの“モバイル書斎”が紹介されているのですが,愛用されておられるデジカメはパワーショットG7でした。

銀玉カメラで考えた。

2006-12-29 23:53:41 | Weblog
「スイブロ75」の方にUpしておきましたが,昔の同僚が廃棄寸前のローライFlash35AFを送ってきました。
レア(笑)。
ローライとは名ばかりで,ボディはチノン製,レンズは日東コミナー。
いしぐろさんの試写を見ると,写りはまあまあってところかな。

今の目で見ると,単焦点のくせに随分大柄なのですが,プラ製ながら造作仕上げがいい感じで,ホールド感もグー。何より両吊がいい。
こういうコンデジがあっても良いのではないだろうか。懐古調デザインのパワショG7がウケてますし。
明るい単焦点レンズを付けて是非。
名前は“ヘキサー”でオッケ。

検証:2006年デジタルカメラ10大ニュース。

2006-12-28 23:49:32 | Weblog
デジカメWatchの「読者が選ぶ2006年デジタルカメラ10大ニュース」の結果発表がありました。あー,もうそんな時期なんですね。
1位:ソニーとパナがデジタル一眼レフに参入,2位:ニコンが銀塩カメラ事業を縮小,3位:コンデジの高感度化と手ブレ補正が一般化,あとはブレ補正やCCDゴミ対策のデジ一が増えたとか,Fマウントのツァイスレンズが出たとか。
締め切りの関係か,ホヤペンは入ってないですね。
KDXとD40も入ってないし,カシオの1000万画素越えもランク外とは。
「読者」の関心が今ひとつ解らないな。
記事には総括がないのですが,ま,今年はデジタル一眼レフ普及の1年と言えるでしょうね。

さてさて,以下は私めが昨年末に予想した今年のデジカメ10大ニュース
どのくらい当たったか検証してみましょ。

1位 パナソニックとソニーから一眼レフ発売。奇しくもともにEVF。
→× EVFじゃなかった。パナはやる気あんの?って感じも。

2位 キヤノン「EOS KISS Digital Ne」発売。ボディ価格一気に5万円台に。
→△ 意外にもキヤノンじゃなくてニコンだった。来年は低価格競争か。

3位 中堅メーカーがカメラ分野から撤退。
→○ コニカミノルタの撤退発表は1月19日。的中しても嬉しくないが・・・。

4位 キヤノン,全く新しい手ブレ補正機能を搭載したデジカメを発表。
→△ 意外にもキヤノンじゃなくてオリンパスだった。ただ完成度はまだまだ。

5位 エプソンR-D1の廉価モデル「R-D100」が発表される。
→× マイナーチェンジのR-D1sだけでした。エプソンも実質撤退?

6位 キヤノン「パワーショットG7」がレンズ交換式に。
→× 現行G7は懐古調ではありますが。コンタックスGのようなモデルきぼん。

7位 コンパクトデジカメは800万画素で頭打ち。高感度化に方向転換。
→× エクシリムEX-Z1000であっさりと。どこまでやるの(欽ちゃん風に)。

8位 ニコンから高級コンパクトデジカメ「Ti-D」発売。
→× IXYがチタン化したりしましたが。“高級”はデジタルには不適かもね。

9位 大容量HDの内蔵/外付けのデジカメが発表される。
→× この手の話は全くないですねえ。技術的な問題があるのかなあ。

10位 無線LAN機能搭載のデジカメがぽつぽつも今一つ振るわず。
→(○) 電力線ネットが実現するまで,オンラインデジカメは難しいか。

あはは,全然あたってませんねー。
さあ,2007年の10大ニュースの予想は大晦日を待てっ。

オトナの紙のカメラ。

2006-12-26 23:55:10 | Weblog
何が流行るか判らないとは言うものの,「塗り絵」がブームとはねえ。
大人がやるんですよ,これ。

それと同類なのか,ペーパークラフトにも注目が集まっているらしい。
フォトモから来てるのかな。
以前,ニコンF4のペーパークラフトがプチ評判になったこともありました。
レア物件でしたが,今では図面がネットに出てますね。
と思ったら,キヤノンのサイトiMAGE GATEWAYにEOS-1DsMarkIIとKDN,それに往年の名機AE-1のペーパークラフトが掲載されました。
こりゃ贔屓のカメラを紙化したりして楽しめそうですね。
Ishidaさんのブログ「蜩の硯」に自作のペンタックスMXのペーパークラフトが載ってますが,凄く緻密で美しい。



メモリー,コンビニエンス。

2006-12-25 23:55:58 | Weblog
先日,地元のキタムラに行ったら,3台あるデジタルプリント注文PC(フジカラーオーダーチャッチャーと言うそうです)をうら若き中国の女性たち5人ばかしワイワイ言いながらプリント選別(or鑑賞?)で占領していました。
当地,地方都市の郊外なのですが,付近には小さな紡績工場が多く,そこで働いている方々のようです。
異国での思い出を楽しんでいるのか,あるいは元気な姿を家族に送ったりするのでしょうか。

Windows VistaのフォトギャラリーからダイレクトにUpして,全国のセブンイレブンの店頭の端末でプリントできるサービスですが,んー,私にはじいちゃんが孫の写真を受け取るような使い方しか想像できません。
もっと何かビジネスチャンスが潜んでいるような気がする反面,プリント=紙出力自体があまり魅力のないものになってきているような気がします(少なくとも日本では)。

北京や上海ではローソンは普通に見かけたのですが,セブンイレブンはどうだったかなあ。
でも田舎の方にはまだまだだしなあ。

ニッパーはデジタルの声を聞くか。

2006-12-24 22:28:18 | Weblog
松下がビクター売却へ ケンウッドなどと交渉か

年の瀬だというのに社員の方々は大変でしょうねー。
幸之助はんが大事に育てたビクターも・・・ついにですか。

規格戦争に勝ち抜いた“ビデオはビクター”ですが,このところは低迷状態。
デジカメにも一応,手を出してたんです。
大望遠スイバルのGC-S1(1998年)。現在のクーピーS4/S10の先駆けですな。
画素ずらしで“なんちゃって600万画素”のGC-X1(2000年)。当時はそれなりにインパクト大きかった。
でも,いずれもアイディア倒れで,詰めが甘かった観がありました。

また,最近で面白いなと思ったのはムービーなのですが,GR-X5(2005年)。
キュービックボディに跳ね上げ式液晶ファインダー。3CCDで,500万画素の静止画も撮れる。
このままネオ一眼になりそうな感じ。
でも,ムービーとしては微妙か。

ビクターの本領はアナログ時代であったようにも思います。
時の流れと言うか,今現在,社会がデジタルの洗礼にあるんだなあと。

千秋のカメラ。きらりのカメラ。

2006-12-23 22:46:33 | Weblog
TV「のだめカンタービレ」が来週最終回。
フランスに行く前に終わっちゃうのね,んー残念。

ところで,人気沸騰,千秋役の玉木宏さんですが,趣味はカメラだそうです。
写真,じゃなくてカメラなんですね。
キムタクじゃなくて福山雅治ということかな。

その玉木さん,現在公開中の映画「ただ,君を愛してる」で写真青年を演じていますが,Web予告編を見ると,キヤノン旧F-1をご使用。
ご自身銀塩派と言ってますので,結構使い慣れているのかも。
なお,ヒロインの宮崎あおいさんの方は,AE-1黒ですね。渋い。
そういえば宮崎さんもカメラ好きで,enjoyニコンでインタビューされてましたっけ。
愛機はFM-3Aとか。

おい若者よ(ー_ー#)。デジカメも使えよwww。

輝け!裏デジカメ・オブザイヤー2006。

2006-12-22 19:04:48 | Weblog
2006年に新発売されたデジカメの中でもっとも「ありゃま!」と評価できる機種を選定するランキング企画です。
対象機種より最大5機種までを選んで投票します。
・1人当たりの持ち点は20点です。
・1位は10点、2位以下は9点以下を配分します。
・配分する機種は5機種までとします。

毎年パクリですいませんっ。
さて,そのグランプリですが,
2004年 オリンパスFerrari DIGITAL MODEL 2004(赤AZ-1)
2005年 オリンパスCAMEDIA SP-350
おお今年もオリンパスで3連覇か?

5位(1点):キヤノンPowerShot A430
 ある意味メーカーの良心なのですが,デザインをもうちょっと何とか。
4位(2点):ニコンCOOLPIX P4
 ナイスグリップはどこよ?あと,モデル名で識別できる人,手を挙げて。
3位(3点):トミーDG-501
 デジロモとしてプチブレークも,一眼レフでもないのにCCDゴミ問題とはww。
2位(4点):キヤノンIXY L4
 高級チョコのような金ピカは微妙だが,DiG!Cらしからぬ画質がウツでして。
1位(10点):パナソニックDMC-L1
 すごく立派,でも前途不明。This is Tanaka事件もあったりしましたし。

なお,オリンパスは今年手堅かったです。ま,SP-320とかありましたが。
あと,GR Digital 1周年記念モデルはダントツ変でしたが,新製品じゃないので(残念)。

以上,ごくごく個人的な独断と偏見にて,平に平にお許しの程(^^;~~。

板橋から保谷へ。

2006-12-21 21:35:17 | Weblog
HOYAとペンタックス,経営統合に向け基本合意
実質,吸収合併ですね。
S2,SP時代からのファンとしてはちょっと複雑。
でもHOYAって,ケンコーやトキナー,スリックも傘下なんですね。
総合写真光学会社なんだ(あとCCDの内製もできたら言うことないゾ)。
ペンタとしては良い選択だったかもねぇ。
ただ,企業風土がHOYAとかなり違うようなのが心配です。

当面はPENTAXブランド継続のようですが,ミノルタも旧コニカ経営陣のごり押しでKONICA MINOLTAでしたからねえ。
ネットでは諸処提案されていますが,ま,HOYA-PENTAXはよしとして,
 HOYAX(ホヤックス)
 HOYANTAX(ホヤンタックス)
 HOPEX(ホペックス)
 PENYA(ペニャ)
 PONYA(ポンヤ)
第4案は結構イケてますが,ワタシ的にはあっさりHOYAPEN(ホヤペン),もしくはHOPE(ホープ)。
希望に向かって飛び続けて欲しいス。ね,畳家さん。