活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

ミラーレスは昭和に向かう。

2015-05-25 19:04:35 | Weblog
フジのX-T10がイイ感じ。ジャミラまでは行かない程度のいかり肩で、正面のシルエットはライカフレックスにちょい似。
X-T1もそうでしたが、スパルタンなデザインは昔の一眼レフ風。というか、ソニーのα7もパナ留美G7も見かけ70年代一眼レフですよね。
オリンパスOM-Dの成功以降、EVF付きミラーレス機は皆レトロ路線ですが、今の世代にはかえって新鮮なのかも。
一方、二強の真一眼レフはおしなべて80-90年代のトラディショナルデザインなので、むしろこっちの方が古臭くなってきたような。
こちらはもうデザインを変えようがない。
その点、ニコンDfはちょっと中途半端だったと思いますね(そこがまたニコンらしいが)。

ところでレンジファインダー風デザインは最近旗色が悪いですねえ。個人的にはこちらの方が好きなのですが。
無駄に大き過ぎるパナ留美GX7に、ちょっと小さい過ぎるGM5。適度なのを出せよったら。
元祖レトロフューチャーのオリンパスペンには、EVF付きは出そうもありませんし。
ソニーのα6000はNEX-7/6系の後継機としてはちょいと役不足なので、ここはエースナンバーのα7000に期待です。

溺れたデジカメを棒で叩く。

2015-05-10 10:26:00 | Weblog
デジタルカメラ市場20年の歴史が終焉(日経テクノロジー)
2010年をピークにデジカメ市場の下りっぷりがハンパない。ここまで潔いとカメラメーカーも迷いはないでしょう。
各社ラインナップを高収益の一眼レフやミラーレス機に絞って来ていますが、今後大幅な市場拡大があるとは思えません。
将来このジャンルもジリ貧状態に転じることになるのか。
とりあえずミラーレス不参入のカシオの行く末が案じられます。

カメラ+スマホの販売台数をグラフにすると青天井状態
一方のスマホは爆発的に市場拡大中です。
なお、カメラのスマホシフトにさらに追い打ちをかけているのが、日本が生んだ世界の発明・自撮り棒かと。
日本ではパラパラ見かける程度ですが、先日イタリア旅行してきたうちの子の報告によると観光地では乱立状態で、路端で普通にお土産とともに売られているので、現地で自撮り棒を買ってきたとのこと。
若者にはスマホに自撮り棒が記念写真の鉄板で、コンデジを使っているのはお年寄りかちょっと危ない人というイメージらしいです。

音楽流通を根底から変えてしまったiPod。そして「21世紀のライカ」iPhone。
まさにアップル恐るべし。
しかし、そのiPodも歴史的使命を終えるもようです。
むしろ日本主導のデジカメ市場が20年ももったのは、世紀の変わり目の奇跡だったのかも。