活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

カメラの敵:新種登場。

2012-02-28 23:06:28 | Weblog
復活をかけるノキアの新しいスマホNokia808
この製品は驚くべきカメラが搭載されている。CEOのエロップ氏が「4100万画素のカメラ」と自慢げにコメントした時、会場では驚きのどよめきができたほどだ。
2/3型のフジX10より大きい1/1.2型のセンサー採用。画素ピッチは1.4μmで、1/2.3型センサーで1400万画素のピッチと同等であり、今回4100万画素とは言うものの、ピッチ的には至って普通とも言えます。
このセンサーのメリットがいろいろあげられていますが、
・明るいレンズ。
・無音ズーム可能=いわゆるデジタルズームで、単なるクロップですね。
・ローパスレス可能 他
とのこと。
大型センサー(?)採用でスマホの弱点をカバーする発想が「目のつけどころがノキアでしょ」かも。

さあて、オンライン機能や画像効果アプリ等の面で活用性の高いスマホですが、撮影機能や画質においてもコンデジを駆逐していくことになるのでしょうか。

赤軍のザ・タンク 1万3000円。

2012-02-27 23:52:32 | Weblog
ザ・タンクと言えば、EOSのご先祖様であるキヤノン名機T90でありますが、こちらそうじゃないタンクです。
旧ソ連の前時代カメラFed5BのカラバリRED ARMY CAMERAを素材に、シンガポールのアーチストPhu氏が創作した作品、その名も「RED AMBUSH」。見れば、赤軍の戦車の待ち伏せってこと?
なお、カメラ部分(Fed-5B)は着脱可能で、フイルムカメラとして撮影が可能ですw

この作品、トイカメラのギズモショップのCP+での企画だったのですが、そのままヤフオクに出品され、13000円で落札された模様。
素のRED ARMY CAMERA Fed 5Bは17800円なので、お買い得だったか?

しかし、平和志向のこの頃に赤軍戦車ですか。
そういえば、この間NHKで放送してましたね。あさま山荘事件から40年。

Qをあがめよ。

2012-02-26 17:50:06 | Weblog
役柄がハマり過ぎて、そのイメージが一生抜けないような役者さんがいる。
嶋田久作さんもその一人でしょう。
あの「帝都物語」の魔人・加藤保憲は容姿といい演技といいあまりにも強烈で、荒俣宏が原作の文庫化の際に「加藤像を嶋田本人に似せて書き直した」ほどだったとか。

その嶋田さんが散歩写真が好きで、「にじいろジーン」というテレビ番組で撮影している様子が紹介されたそうです。愛用されているカメラが何とペンタックスQ。
長身蒼顔の魔人がかわいいナノ一眼なのね。すごいコントラスト。
嶋田さん、なかなか面白い写真を撮られていますね。ExifをみるとクールピクスP5100もお使いのようです。渋いセレクション。
「趣味はカメラ、散歩中の風景、特に野良猫がいなら必ず撮ります」というサブカル女子のような嶋田久作
うーん、帝都は安泰だ。

それでも大きなコンパクトは要るか。

2012-02-23 22:11:48 | Weblog
昨日の話の続きです。
大型センサーのズームレンズ一体型コンデジは、スマホとノンレフの狭間で、一時の流行で終わっちゃうだろうとの話でした。
が、別の見方もできるかも。
というのは、またも銀塩時代の昔話ですが、コンパクトな中判カメラは根強い人気がありましたよね。
すなわち、ドイ版プラウベルマキナやフジGS/GA645などは、それなりのボディサイズではあるものの、ペンタやマミヤの6×7や645の一眼レフよりもずっと小型軽量で取り回しがよかった。
大型センサーのコンデジが、このような「中判コンパクト」に相応した位置づけにならないかと。
でもやはりこれも無理かな。銀塩の中判カメラはいずれも息が長かったですが、デジタルでは“5年間はイケる”ということはありえないですからねえ。
ムズカシいわ、デジタルは。


大きなコンパクトの歴史は繰り返すだろうか。

2012-02-22 21:32:47 | Weblog
大きなイメージセンサーを搭載したズームコンパクトカメラがトレンドになるのだろうか?
とナワちゃん。
・APS-CサイズのセンサーのシグマDPシリーズ、ライカX1、フジFinePix X100はすべて単焦点レンズ付きで、それなりにコンパクトだ。
・ところが、キヤノンが出してきた1.5型センサーのパワ-ショットG1Xはズームレンズ付きででかい。
・その昔、ソニーにサイババショットR-1というAPS-Cサイズでズームレンズ一体型カメラがあったが、バカでかくて取り回しに苦労した。
 ↓
ソニーがAPS-Cサイズでズームレンズ搭載のコンデジを開発しているらしいが、やはり単焦点レンズにすべき。もしズームにするなら、レンズ交換式、すなわちミラーレスがよろしかろう。

と、いうことなのですが、ソニーのAPS-Cサイババショットはほぼ確実のようで、ホントに大型センサーのコンデジのトレンドが来そうな感じです。
パナとオリンパスは4/3センサーを積めばOK。リコーはGRの次の展開としてありえる。そうなったらニコンも黙っていないだろう。大型バンザイ。

ここでふと思い出すのは、50年ほど前のこと。35ミリ判レンズシャッター機で、やたら大口径のレンズを付けたカメラが流行ったことがありました。
キヤノネットS(45mm F1.7)、ミノルタハイマチック9(45mm F1.7)、オリンパス35LE(42mm F1.7)、マミヤ35スーパーデラックス(45mm F1.5)、ヤシカリンクス14(45mm F1.4!)などが1965年前後に一気に発売され、“大きなコンパクトカメラ”が一躍トレンドになったのです。
ちなみに、このきっかけは何といっても1961年のキヤノネット(45mm F1.9)でしょうね。当時の家庭用カメラとしては最高の性能で、かつ破格に安価でした。
が、大口径ブームはすぐ下火になり、コニカC35に代表される小さなカメラが取って代わって主流になりました。

いくら画質が良くても“大きなコンデジ”は時代の仇花でしょうね。
すぐに下火になって、今度はスマホに取って代わられるのでしょうか。

這いつくばって猫に近づけ。

2012-02-21 22:47:15 | Weblog
猫に
×小判
×金棒
×かつをぶし
○デジカメ

猫の視点ってこんなに新鮮!カメラを搭載したらステキな写真を撮ってきた
猫の首にデジカメを着けてインターバルタイマーで撮りおろし、というアイディアはありがちかも。
というか、以前にも、猫のカメラマンが撮影してきた写真いろいろ、というのがありました。
というか、ネコ用のカメラが売っているんですね。
Mr.LeeペットテクノロジーのCatCam。130万画素でトイカメラレベル。上記前者の猫もこのカメラをお使いのようです。
ただし、64×41×18mmで30gはちょっと大きくて猫に負担のような気がする。
というか、わが国にも犬用のカメラ、タカラトミーの「ワンダフルショット」があったワン。
こちら35万画素で55×52×12mmで38g。これ、売れたんだろうか。
このころから開発が停滞しているようなので、猫好きの需要を見越して、より小さく軽く高画質なカメラが欲しいニャ。

C列車で行こう。

2012-02-20 23:32:50 | Weblog
2012年はノンレフ機へ参入する終電
キヤノンがレンズ交換式ノンレフ機に参入するのか分かりません。 しかしレンズ交換式デジタルカメラにおけるノンレフ機のシェアが上がっており、これ以上遅れると、もう買ってしまったしマウント変更する予定は無い、と考えるユーザーが増え過ぎてしまいそうです。
と、エンジニアさん。
確かにキヤノン以外は出揃いましたが、ニコワンやペンタQはメインロードではなく、両社からは、より大きいセンサーのノンレフ機が出てくるように思いますけどね。
なお、記事自体はキヤノンのAPS-Cサイズセンサー(35ミリ判に対するクロップ1.6倍)向けの標準ズームの特許の紹介なのですが、フランジバック(バックフォーカス?)が0.5mmということで、一体どういうカメラなんでしょうかねえ。謎。
一方、キヤノンのノンレフはパワーショットG1Xのセンサー(同1.85倍)が鍵を握っていそうとのこと。やっぱり。
AEでもAFでもデジカメでも他社から遅れをとりながらも、後から悠々と特急電車で追い抜いていく「後出しジャンケンの覇者」の大観音ですから、何か余人の知れない意表をつく仕掛けがあるのかもしれないなあ。

プレミアム(上から目線)→小さな小さな&アドバンスト。

2012-02-19 22:04:47 | Weblog
フジ、ニコワンをLOWクオリティと強烈にdisる!!
あー、確かにこの図によると、スタイリッシュで高品位なフジX-Pro1の対極に、コンサバで低品位なクラスとしてパナ留美GF3とニコン1J1が位置づけられています。ソニーNEXとオリンパスペンも低品位となっていますね。これって結構失礼かも。
一方、EOS 1Dsや5Dは保守的かつ高品位であり、これに相応するX-Pro1はフルサイズに匹敵するクオリティなんだぜ、ということが言いたかったんでしょうね。
でも、クオリティはともかく、GF3や1J1よりもX-Pro1のデザインの方がよっぽどコンサバな気がするのだか。
クオリティもハイ/ローではなく、プロフェッショナル/エントリー&ビギナーとかに区分すればよかったのに。

ま、旬が短いデジ物。X-Pro1がどこまで伸びて、いつまで保てるかどうか。
いつまでもマリコ様でいられると思うなよ。

四角いイクシの秘密。

2012-02-18 20:06:36 | Weblog
この春のIXYは“原点回帰”ということで、四角四面のIXY1とIXY3が発表されました。
ホント、スパルタンなデザインですね。このところ、ひん曲がったIXYが多かったからなあ。
帰ってきたIXY10というところかな。端整なフォルムでいい感じです。
だたデザイン以外にも注目点があります。

①総画素数1680万画素なのに有効画素数は1010万画素
「デジカメに1000万画素はいらない」じゃないけど、キヤノンはついに画素数インフレに反旗を翻したのか。
と、一瞬思ったが、総画素数から考えて、そうじゃないですよね。
うーん、これは要するにセンサーの周辺部をかなり使っていないということではないか。
つまり、センサーは1/2.3型だけど、実際はもっと小さくしか使っていない。1/3.3型分くらい?
何でそんなもったいないことをするのか??
素人の推測の域を出ませんが、センサーの供給量つまりコストと、光学12倍という高倍率ズームを薄型ボディのフラットな前面に中に押し込むことの兼ね合いの結果だと思われます。
なんだかなあ。これがトレンドになるのは、ちょっとイヤだなあ。

②メモリーカードがmicroSDデフォルトになっている。
これってトイデジ以外では初めてでは。
ケータイ世代の若者にはこっちの方が使い勝手がいいでしょ。

イクシもっと先、行くし~。

ノンちゃんのフルサイズはこれからだ。

2012-02-16 23:37:41 | Weblog
ペンタックス命、ユーザー歴四半世紀のペンタ党という記者がCP+の会場でK-01を手にとって悩んだ。
それにしても、だ。ペンタックスはなぜ、ミラーレス一眼でKマウントを採用したのか。
この製品自体は、どういう層にアピールするのかが、今ひとつ掴みにくい。
世界最薄の40mmF2.8とのセットで実売7万円あまり。K-7ユーザーの私だったら、価格のこなれてきたK-5を選ぶところだが…。

だよねー。ペンタのタクティクスがよく分からない。
ところが、
「ペンタックスは、フルサイズのミラーレス一眼を出すかどうか、迷っているんですよ」(This is キミオ)
これは十二分にあるある。というか、K-01は元々フルサイズで企画されてたんちゃうか。じゃなきゃ40mmはないやろ、と関西弁でツッコミたい。
ミラーとかプリズムとか考えたら、フルサイズは一眼レフよりもミラーレス、おっとノンレフレックスの方がずっと作り易かろうし、コストも安かろう。
しかも、レンズのテレセン特性を考えたら、そうそうフランジバックを切り詰めることはできない。
どうせ薄くならんのなら、将来を見越してKマウントでええんちゃうか。ええねんええねん。と激しく関西弁で決まったのではないか(想像)。

もう迷う前にはよ出しや。
件の記者は、来年のCP+では、ペンタックスのフルサイズミラーレス一眼を手に取って…との期待を膨らませつつ、会場を後にした、とのことですが、実はフルサイズのミラーレスはコシナが先鞭をつけるのではないかと密かに期待しとるんや、ワイは。