活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

2013年はどうでしたか。

2013-12-31 23:36:57 | Weblog
一応。元旦の「初夢」を振り返ってみた。

キヤノン
・1.5型で新ミラーレス機。EOS Mはなかったことに。→×M2でMはなかったことに。
・EOS kiss X7はペリクルミラーでEVF。→×お金持ちは一眼レフだもんね。
ニコン
・プロ仕様1P1登場。プレス関係が採用へ。→×もはや1の存在自体が負担かも。
・FオマージュのF7限定発売。→×銀塩のことは忘れてください。
オリンパス
・PEN E-P4はストロボなしのEVF内蔵に。→×そういうのはOMというのだよ。
・素4/3終了のお知らせ。→○当たるべくして。
パナソニック
・4/3型のコンデジ登場。→△コンデジより小さいGM。パンケーキズームには脱帽。
・GX2はモニター分離可に。→×いつかやるだろう。
ソニー
・NEX用にズイコーレンズ登場。→×待ってるぜ。
・4/3型のRX10発売。パナとガチ競合。→×4/3はやんないのね。
ペンタックス ・リコー
・ティルトモニターになったK-01スーパー。→×なぜ出ない。
・奇しくも4/3センサー採用のGRD。ソニー、パナと三つ巴に。→×APS-Cでしたか。
富士フイルム
・Xシリーズの普及機XーE10がセールス好調。→×A1、M1が出ましたがセールスは?
・FPXとチェキが合体したデジチェキが大人気に。→×これもなぜ出ない。
カシオ
・QV-10オマージュモデル発表。→×あるある(多分)。
・前言を翻してミラーレス参入。Qマウント採用。→×これもあるある(ないない)。
シグマ
・APS-Cでミラーレス参入のDPX Merrill、もちろんFoveon。→×これは来年ですね。
・DPXは独自マウントも、他社ミラーレス用交換レンズ多発。→×結局DNだけでした。
コシナ
・フルサイズのベッサR5D発表。→×これも出ていいのにね。
・マイクロフォーサーズ用のMF広角スコパーとマクロアポランター。→×これもあるある(ないない)。

うーむ、1勝18敗1分け。夢と現実のアレですね。
「○○」が出るというのは、現実的なものなら時間の問題だし、非現実的なものなら“ネタ”に過ぎない。デジタルってそんなもんだよねー。
それでも来年も夢を見よう(見たい)。
では。

輝け!裏デジカメ・オブザイヤー2013。

2013-12-30 21:10:55 | Weblog
年末恒例、一人紅白w 今年発売されたデジカメの中でもっとも残念な機種を選んじゃう、“デジカメ界のイグ・ノーベル賞”お楽しみランキングだよ。
最大5機種、持ち点は20点。ついに今年で10年目だわさ。
なお、歴代グランプリはこちら。
2004年 オリンパス Ferrari DIGITAL MODEL 2004・・・シャア限定
2005年 オリンパス CAMEDIA SP-350・・・ア・バオア・クー
2006年 パナソニック LUMIX DMC-L1・・・「走る人」がいない。
2007年 富士フイルム FinePix F40fdおよび50fd・・・高画素に泣いた。
2008年 キヤノン EOS Kiss F・・・キスの敵はキスだった。
2009年 リコーGXR・・・チェンジ!ゲッターGXR
2010年 ペンタックスI-10・・・「名機」が駄洒落で復活
2011年 ニコン1V1・・・誰もが仰け反った怪デザイン
2012年 キヤノンEOS M・・・満を持して、謎のAF性能><

はい、では今年もどよさ。
3位(4点):ソニーサイバーショットQX10/100 
 ソニーらしい尖った製品でしたが、未来には早過ぎた。でも次の一手はコワいかも。
2位(6点):キヤノンパワーショットN
 新機軸の模索も過渡期の真ん中は道に迷っているばかり。コンデジの断末魔かも。
1位(10点):カシオEXILIM EX-TR15
 東アジアの純情。人気逆輸入のセルフ撮りカメラでしたが、所詮結局一発屋ですね。

なんだかなー。今年は表はともかく裏は低調だった感じ。
アベノミクスの波及効果を期待して、また来年のココロだ。

デジカメな人・オブザイヤー2013。

2013-12-29 18:33:11 | Weblog
今年に最もデジカメだった人を選ぶランキング企画ですのだ。
持ち点は20点。審査員はもちろん私一人なんです。
ちなみに歴代マン・オブザイヤーは以下の通り。
 2006年 キムタク
 2007年 ぁぉぃたん
 2008年 可南子隊長
 2009年 故米谷美久氏
 2010年 戦場カメラマン渡部陽一
 2011年 マイケル元社長
 2012年 メリルさん
なるほどー。だよねー(セルフ納得)。

では、今年も参りましょう。
3位(4点):konekoさん
 「デジタル一眼を比較してみるブログ」の中の人。次々と一眼を購入した上での実写テストによる的確な評価と鋭い論評がもうスゴいの一言です。もう半年更新が止まっていますが、どうされたのでしょうか。
2位(6点):山木社長
 シグマの上の人。「山本社長」の誤植多しw 今年もシグマはF1.8ズームやUSBドック、銀ピカDNレンズにまさかのDP3などで快進撃。社長のインタビュー記事をよく見かけたし、ツイッターも話題になりました。来年はいよいよミラーレス参入か。
1位(10点):ヒビキ一郎
 「あまちゃん」のアイドルオタク/評論家の方。オタクには一眼レフがよく似合う。いい味出してました。
ドラマの設定が2008年の夏休みだからキヤノン EOS 40Dあたりといったところか?!
ということですが、そのあたりもちゃんとあわせいたみたい。さすが時代考証のNHK。でも18話で「動画もありますよ」はフライングだったとか。

まーどやさ。また来年へ。

返しの事件はシグマの仕業。

2013-12-27 20:28:45 | Weblog
おのれ、悪之宮
というわけで(どういうわけ?)殿人ニコンがシグマをレンズ技術の特許侵害で提訴したのですが、旗色は良くないみたい。
エンジニアさんの予想では、シグマが勝訴。ニコンは敗訴するばかりでなく、特許を2件とも失うでしょうとのこと。
そのお返しなのか、ニコンDfでシグマレンズが作動しないということが話題になっています。
ニコンからすれば「図に乗るな」「分際をわきまえろ」ということなのでしょうか
なんて記事
もありますが、シグマはマウント訴訟でトプコンやミノルタに連勝してきた歴戦のツワモノですし、今や光学性能でも“世界のシグマ”ですから、立場は逆でしょう。
レンズで儲けなければならないカメラメーカーにとっては死活問題ですが、ここは持ちつ持たれつ、共存共栄で行って欲しいものです。

ところで、そのシグマがフジX用のDNレンズの予定はないとのこと。
DNレンズはスペック的には凡庸な設定ながら、高い光学性能と激安の価格で実にユニーク。シグマならではのオンリーワンな製品であり、カメラメーカーには絶対出せないタイプのレンズですよね。実は私もNEX用に19mmと30mmを持っております。
しかしレンズが揃っているフジよりも、なぜEOS M用を出さないのかの方が疑問に思うのですが。
思うに、ミラーレスはレンズメーカーにとって死活問題になりかねない。
カメラメーカーは電子補正をかけてレンズを小型化してきますが、レンズメーカーはセンサー側のデータが開示されない限り、電子補正では太刀打ちできない。
「しかたない」ので、素の光学性能で勝負するしかなく、その分、サイズは大きくなり、コスト的にも厳しくなる。
DNレンズにはそれが見て取れるような気がします。

持ちつ持たれつ、なんて状況じゃなく、生き残りをかけて弱肉強食なのかなあ、やっぱり。

消えたコンパクト。大きいことはいいことだ。

2013-12-18 20:07:13 | Weblog
激変の兆し見えるデジカメ勢力図、2強と体力勝負で脱落する中堅も
というロイター通信です。
「激変」=コンパクトカメラの市場消失(“消失”ってスゴい言い様だが、実際そうだからしょうがない(^^;)
「勢力図」=二強の一眼レフと二強以外のミラーレス
「体力勝負」=一眼レフの乱売による価格低下vsミラーレスの伸び悩み

特に欧米では「カメラは大きいほど高級」との認識が強く、当初の期待ほど市場は広がっていない。
これはよく聞く話だけど本当なんでしょうか。中国ならまだしも。
違うところに問題があるんじゃないかと思うんだが。
それともう一つ、
一眼レフを使う人はお金持ちなので、数年で買い替え需要が見込める。
お金持ちなので お金持ちなので お金持ちなので(大事なことだから3回リフレイン)
私自身は2年前に「脱一眼レフ」してしまったのですが、確かにお金持ちじゃないですw
でもキヤノンは何ためにカメラ作ってるのかね。そんなこと言ってると足元すくわれるよ、御手洗さん。

うちはやはり一眼レフが本命、なんていってるうちに冬はもう間近なのかも。
ミラーレスはしのぎに“大きいミラーレス”でも作るか。あ、だからフジXはあんなにでかいのか。
で、「脱落する中堅」=?

EOS M Type2は意外と早く。

2013-12-04 23:18:06 | Weblog
EOS M2が出ました。この時期、クリスマス狙いでしょうか。
正直EOS Mという機種があることを忘れていました。
今回、2.3倍のフォーカススピードを謳っていますが、元々亀だったので、“亀は意外と速く泳ぐ”程度でしょう、多分。
その他、何がセールスポイントということもなく、「キヤノン」であることが売りということなんですね。

とりあえず、外観はまったく変わらず。ニコワンVが代替わりでトランスフォームするのとは対照的。
かといって、NEX-5のような完成されたデザインということでもなく、どちらかというとつるんと引っ掛かりのない、ホールドしにくい形だと思います。
あえて形を変えないのなら、「M2」ではなく、ライカMのようにずっと「M」で良かったかも。
が、そういうポリシーがあるのではなく、単に、今回はこの程度のマイナーチェンジでよかんべ。すぐその次を出すからさ、的な意図が感じられますが。

ちなみにとりあえず変えて欲しかったのはストラップの取り付け部位の独自の形状で、これが使いやすいとは到底思えない(ナワちゃんも嘆いている)。
NEX-5も素とNではストラップの取り付け部位はハンディカムのような独特な配置でしたが、RやTでは普通の耳輪タイプに変更されています。結局コレが一番使いやすい。
キヤノンは何のためにこだわっているのか謎ですね。