活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

俺の、感触。

2012-06-26 21:53:21 | Weblog
フジのレンズ交換式プレミアムカメラX-Pro1用の交換レンズのロードマップが発表されました。
大口径単焦点に加え、ズームやパンケーキなどかなり本気を感じさせるれるラインナップですねえ。
これがマーケットとして成功したら・・・フジカ時代からの長年の悲願達成ではないでしょうか。

日本いや世界を代表する感材&光学メーカーであるフジは、カメラについても多種多様な機種を市場に提供してきました。が、一眼レフだけは成功とは言えない結果に終わっていました。
最後発ながら小型軽量でオイルレスメタルのST701とか、LED表示の草分けのST801などの意欲作は、同じ頃のOM旋風に吹き消され、キヤノンA-1やミノルタXDを凌ぐ両優先+マルチプログラム搭載で新マウントで臨んだAXシリーズは鳴かず飛ばずで、いつの間に終了。
いずれも優秀なフジノン交換レンズをラインナップした広範なシステムだったのですが。

X-Pro1ですが、凝りに凝った光学ファインダーやフジノンレンズ、レトロフューチャーなデザインなど魅力は大いにあるのですが、ちょっと無防備に大きすぎる感じ。
エントリークラスのボディーが鍵になると思っていたのですが、どうもそういう方向はないみたいです。
なんたってProですから。で、大丈夫かしら。感触的には大丈夫じゃないような気もしますが。

ちなみに、AXシリーズの最上位機フジカAX-5のCMキャラクターは、当時人気絶頂のトレンディー俳優の広岡瞬さん。
キャッチコピーは「俺の、触覚。」でした。
その後、業界では見かけなくなり、嫁だった石野真子さんに捨てられて、ロンドンのレストランのオーナーになったとか(噂では)。

希望の国のエクシリム。

2012-06-24 10:06:42 | Weblog
カシオEXILIM10周年記念投稿キャンペーン
2002年6月発売のエクシリムの一号機EX-S1から10年とのこと。
クレジットカードサイズ、起動時間約1秒のクイックレスポンスは当時としては驚異的でした。
そのためパンフォーカスという割り切りには、オリンパスペンEEのような思想がありましたね。
隅辺にレンズを配したデザインも申し分なく、個人的には今でも欲しいカメラの筆頭です。

2002年と言えば、小泉改革真っ盛り。バブル後の「失われた10年」がとりあえず一段落した頃でした。
あれからもう10年ですか。なのに日本はまだその頃の状況から脱していません。
日はまた昇る。それはいつになるんでしょうかねえ。

その10年、デジカメは高画素や高倍率ズーム、大型モニターに突き進み、初代エクシリムのようなウェラブルなモデルは絶滅してしまいました。ま、ケータイやスマートフォンがその役割をしていると言えばそうですが。
“EXILIM”は、ラテン語で“驚くべき”を表す「エクシミウス」と英語の「スリム」を合わせた造語だそうです。
今のエクシリムはあまりスリムじゃないですよね。
10周年ということですから、いっそのことEX-S1を復刻してはどうでしょうか。
最新のセンサーと映像エンジンを積んで。ただし、フォーカスはゾーンフォーカスがいいな。
もちろん、オリンパスペンE-P1のように Since 2002 の刻字付きで。

ニコン1.0 vs キヤノン1.5。

2012-06-23 10:23:36 | Weblog
さて、常勝・後出しジャンケンのキヤノンのミラーレス機が秒読み段階の模様です。
キヤノンのミラーレス機は30日以内に発表される?
キヤノンのミラーレス機は3本の交換レンズと共に発表される?
キヤノンのミラーレスカメラは4:3センサーにNikon 1V1のような外観?
このところの噂を総合しますと、
・発表されるのはエントリークラスの機種。
・センサーはパワーショットG1Xの1.5型CMOSで決まり。
・Kiss 6Xiの像面位相差AFが搭載される。
・EF/EF-Sレンズと完全連動のアダプターが用意される。
といったところでしょうか。
この通りだと、かつてAE-1やEOS650/620が発表された時のようなインパクトはないかも。
ま、昔と違って情報過多のネット時代ですから仕方ないですが。
いやいや、まだ何か隠し玉があるかもしれませんが。

とりあえず一番にインパクトが来るのは、宿命のライバル・ニコンでしょう。
1.5型センサーはマイクロフォーサーズより若干大きく、ニコワンの1型よりかなり大きい。ここは差をつけさせてもらうぜ、花形さん。
ニコワンは、画質、画素数、暗所性能などでビハインドになりますし、そうでなくてもセンサーサイズの割りにでかくて厚い。
で、打倒キヤノンに燃えるニコンはEXフォーマット(仮称)のミラーレス機を秘密裏に開発、特訓に明け暮れるのであった・・・根拠のない予想。

なお、個人的に興味があるのはセンサーのアスペクト比で、ニコワンは一眼レフと同じ3:2でしたが、キヤノンは4:3に変えてくるのでしょうか。
また、オリンパスやフジのように懐古調のデザインということは絶対ありえないと思いますが(4Sbとかキヤノネットのようなデザインだったら、それはそれでOK)、“ニコワンのような外観”では芸がない。
ひょっとしてコラーニ風のバイオなデザインだったら愉快でしょうね。

日本が誇る光学メーカー、ニコンとキヤノンは馬場と猪木のように対立軸で共存共栄していって欲しいです。

フルサイズミラーレスはなぜ出ない。

2012-06-22 23:59:56 | Weblog
「ペンタックスは、フルサイズのミラーレス一眼を出すかどうか、迷っているんですよ」
リコー(ペンタックス)がフルサイズ機の開発にゴーサインを出した?
そうだよなあ。ペンタックスならやりかねない。そういう雰囲気を醸し出していますよね。
銀塩時代には、ワンテン、35ミリ、セミ判、6×7判をラインナップしていた「一眼レフのパイオニア」でしたから。
しかし、フルサイズのミラーレスでは、ボディは薄くできてもレンズはあまり小さくならないと考えられ、現在の一眼レフとどう住み分けるのか、市場に受け入れられるのか疑問もあります。
果たして今から膨大な投資をして開発するのに見あうマーケットがあるのかどうか。
また、何より「軽量小型命」のペンタのポリシーに適わないというのもありますし。

一方さりとて、ペンタ以外のメーカー、たとえばキヤノン、ニコン、あるいはソニーがフルサイズのミラーレス機を出すことも考えられません。
それでも可能性があるとしたら・・・その最右翼はコシナじゃないかと思うのです。
理由はレンズシステムを新たに開発する必要がないから。つまり、MFにしてしまえばよいからです。
KマウントとFマウントの各専用機を用意するか、あるいは各社マウントの交換式なら、なお良い。爆発的に売れると思います(一過性かも知れませんが)。
これならペンタックスにしても、リコーGXRのKマウント用ユニットをフルサイズとして出す手がありますね。

と、ここまで書いて気がつきました。
MFのフルサイズのミラーレスはとっくの昔に出ていました。
高いのだけが問題ですが。

NEXを買えない5つの理由(3)。

2012-06-17 17:33:24 | Weblog
あれ、また寝てしまった。って丸一日寝ていたのかよw
5)なのですが、これを買ってしまったら、ハマってしまいそうなこと。
つまりオリンパスペンで不満な高感度性能やMF時の操作性がNEXで解消したら、今や捨て値で入手できるオールドレンズの沼にハマりそうで。
こうやって買わない理由をあげてみて、浮気するなと自分に言い聞かせても、結局やはり買ってしまいそう(汗)。

NEXを買えない5つの理由(2)。

2012-06-15 23:59:34 | Weblog
(眠気で途中のままだった続きですw)
それでもNEX-5/5Nを買えない理由;

1)アスペクト比が3:2と16:9しかない。
ソニーはマルチアス比をやんなんですよねえ。簡単に対応できると思うのに。そういうポリシーなのか。
個人的には3:4フェチなもので・・・。
サイババショットRX100には1:1や3:4も入ったみたいなので、NEXでも是非採用して欲しい。

2)独自規格のアクセサリーポートがやだ。
ここはミノルタ時代から独自でした。どうせ専用ストロボを着けるのだからというのはわかるけど。
ただ、いつの間に何個も買ってしまった外付け光学ファインダーを直付けすることができないじゃないですか。

3)ストラップの取り付け口の位置が変。
左右不相称な位置はまるでハンディカム。この位置で使いやすいという人は居るのだろうか。
なお、この部分、NEX-7ではごくオーソドックスは両吊りのアイレットになっていますね。

4)手ブレ補正がボディ内ではない。
手ブレ補正がパナもソニーもレンズ側なのは、ズバリ将来的な動画機能の展開のためでしょう。
オールドレンズを最新の手ブレ補正で使用する、というのができないので悔しい。ま、仕方ないけど。

5)

NEXを買えない5つの理由。

2012-06-14 23:57:28 | Weblog
値段もこなれてきたことだし、NEX-5Nが欲しいな。なんだったら中古でNEX-5でもいいし。
と、ずっと思っているのですが踏み切れないのです。

現状、オリンパスペン3台使いのオリリン(オリンパスファンのこと)で、特に大きな不満もないのですが、どうしてもアカンのがマウント遊び。
いやらしいことじゃないですよー。古いMFレンズをアダプターをかまして使う、アレです。
オリンパスペンでは、ピントあわせ時の拡大表示から元の表示に復帰するのに背面ボタンを使うのが超面倒で、またせっかくあわせたピントもずれてしまいがち。
それに対してNEXはシャッターボタンの半押しで復帰します。これは操作性上、大きな差です。
なお、OM-D E-M5ではシャッターボタンの半押しで復帰が可能になったようですが、NEXにあるピーキング機能がない。この差はやはり大きい。
それに個人的好みとして、OM-D E-M5の一眼レフライクなスタイルも今ひとつ微妙。

というわけで、手持ちの銀塩時代のMFレンズの活用のための母艦としてNEX-5/5Nを考えているので、購入するのはボディーだけでいいのですが、

Eカゲンノススメ。

2012-06-12 07:02:34 | Weblog
昨日、ミラーレスに集中する、一眼レフはもうやらんと言っていたと思ったら、今度は「オリンパスはEシリースを継続する」とのこと。
Eシリーズ→ペンに移行したオリリン(オリンパスファンのこと)としては、どっちやねん、いい加減な、と嘆かわしい限りですが、よくよく聞いてみると社長サンのご発言は「フォーサーズのレンズを生かせるカメラボディを今後投入する予定」であって、一眼レフとは言っておりません。
あーつまりナンですね、ペンタK-01のような“ミラーレス”のことを考えているんですね。
それで確かに素フォーサーズのレンズは活かせます。
でも、それって、マイクロフォーサーズにアダプタをかましたのと変わらないんじゃないかね。

と、嘆きたいところですが、オリリンとしてはもう一歩いや三歩ほどあることを予想(希望)します。
以前ちょっと噂になりましたが、素とマイクロの両フォーサーズマウントをクロスオーバーする夢のユニット交換式システムカメラ。米谷さんのMDN(またはOM-X)のデジタル版です。
そしてその名はズバリ「OM-D EM-1」。このため、EMは「5」から始まったんじゃないだろうか。
ありえるんじゃないかな。ま、いい加減に期待してますね。

思えば結局、オリンパス騒動とは何だったのか。

2012-06-10 21:32:44 | Weblog
一部上場廃止、国際的金融犯罪、裏社会とのつながり・・・などなどのセンセーショナルな騒がれ方もあったオリンパスの巨額損失隠し事件も45日をとうに過ぎ、もう過ぎた話となってしまった観があります。
結局つまるところはリストラで、組織や拠点の統廃合と2700人の人員削減が発表されました。
末端が責任を取らされるってどういうことよ。
旧経営陣は逮捕者もあったけれど、実際に実刑となって収監されるようなことってあるのだろうか。

告発者のマイケル元社長は、会社のために真実を明らかにするべく最後まで戦う、みたいなことを言われていましたが、結局和解金12億円で手打ちに応じたとのこと。
この金で社員の雇用を守ってくれぃ、と12億円をポンと差し出したら漢なんだけど、エゲレス人のビジネスマンがそんなことをするはずも無く、マイケル社長復帰のWeb運動を起こしていた社員の方々はこれにどういう思いなんでしょうか。

今後はカメラ事業をミラーレスと高級コンパクトに集中し、トップ2社がシェアなどで先行するデジタル一眼レフカメラや、低収益の成熟市場となった低価格コンデジへの投資は控えるそうです。
とりあえず素フォーサーズ終了のお知らせですね。もう、E-7もE-720も出ないでしょう。
小型で安価、でもレンズは手を抜かず、誰でも身近に写真を楽しめるペン。最後発ながら、一眼レフの市場を小型軽量で席巻したOM―そんなカメラ作りがオリンパスの真骨頂だと思っていたのですが・・・草葉の蔭で米谷さんはどう思っているでしょうか。

観音様のiが止まらない。

2012-06-09 10:25:35 | Weblog
気づかなかったけど、8代目キスデジはX6iとなっています。7代目はX5だったのに、何気に「i」が。
ま、元々7代目もアメリカでは EOS REBEL T3iというネーミングでしたから、あちらでは愛があったってことです。
日本ではキスはあったのに愛はなかったのね。ヒドイわ・・・(?)
iPod以来、何でも「i」なので食傷気味ではありますが。

X6iの像面位相差AFとコントラストAFのハイブリッド「オートフォーカス革命!」は来るべきミラーレス機用の技術でしょうね。
ソニーのトランスルーセントみたいに一眼レフではなくEVF機として出しても良かった(というかキヤノンこそ元祖ペリクルミラー)のに、微妙に出し惜しみする戦術がまたキヤノンらしいかも。
一眼レフの最後のマーケットを押さえつつ、次代のミラーレスも後出しで万全の構え。
初めから百も承知よ。