活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

僕らのコダクローム。

2014-11-24 22:58:58 | Weblog
【フォーサーズシステム】デジタル一眼レフカメラにおける共通規格のひとつ。2002年、オリンパスとコダックによって提唱された。
「規格」を定めることができる世界唯一の会社、それがコダック。・・・だった、というべきか。
当時はセンサーの供給だけだったのですが、紆余曲折の幾星霜を経て、大コダックの実体は消滅し、ブランドだけの中華コダックと化して、ようやくマイクロフォーサーズの実機として戻って参りました。
その名もPixPro S-1

どうせ名前だけやろ、と思いきや、意外に完成度は高いみたい。
製造元のJKイメージングですが、チノン→フレクストロニクス→亜洲光学とコダック直系のDNAが継承されているという話もありますね。
これまた意外にも、早々に販売元のマスプロアンテナから「初回入荷分完売のお知らせ」が発表されていますが、第1生産ロットは何台だったんでしょうか。
それなりにさばけたのは物珍しさだけであって、ナワちゃんが言うように価格6万円が安かったからではないでしょう、きっと。

肝心の中身ですが、エクタクロームやコダカラーのフィルムモードがかなりそれらしいイイ感じのよう。こうなったらトライXやベリクロームも欲しくなるな。
300万画素時代のコダックの名機DC4800フィルムモードには、モノクロにYやRフィルター効果モードというのがあった(といっても今の若いモンには分かるまいが)。
レンズも良さげだが、惜しむらくはPixProレンズではなく、Ektar銘にして欲しかった。
ちなみにDC4800のレンズはEktanar(^^;

考えてみれば、素フォーサーズ/マイクロフォーサーズ=110判、APS-CもAPS-HもはそのままコダックのAPSから。
コダックはやはり偉大だ。