活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

カメラ年の差なんて。ワンテンかマイクロフォーサーズか。

2012-08-31 22:44:46 | Weblog
銀塩カメラのニューモデルって、最も最近出たのはいつだっけ。
去年3月のフジGF670Wかなあ。その前になると3年前のGF670か。
35ミリ判であれば、5,6年前のコシナベッサかツァイス・イコンあたりでしょうか。
その一方で、毎年のように新型が出ているのはロモ。トイカメラだけど。
でも、今や銀塩フィルム需要のかなりの部分を占めているんじゃないでしょうか。
そして「LOMO」は、今やちょっとしたブランドですよね。
大体、今どき銀塩で撮るなんて最高のゼイタクです。
メーカーもデジタルに色目を使わずに銀塩に特化しているのは、ポリシーがあってエライと思います。

そのロモから、110判のダイナベビーが新登場です。
今どきワンテンですよ。
んで、これがまたカワイイ。カメラ女子にぱみゅぱみゅです(?)。
これでダイナは、ブローニーと35ミリと110の3サイズが揃ったわけで、ペンタックスもびっくりのトイカメラのパイオニア。
そしてしかも、12mmと24mmんも交換レンズ付き。
あーこれ、マイクロフォーサーズにバッチリ使えるかも、と真っ先に思うのは、ゼイタクに縁のないカメラオヤジ。ギトギトです。

プロじゃなくてもE気持ち。

2012-08-29 07:05:09 | Weblog
フジのX-Pro1の普及版(?)X-E1のリーク情報が流れていますね。
要はPro1の手の込んだハイブリットビューファインダーをEVF専用としたものらしい。
この分だとEVFも削って背面モニターだけにしたモデルも続くのかも知れないけど、ここになると他社との競合が厳しいゾーンだけに、Xシリーズの商品戦略としては得策じゃないような気がします。

Pro1は画像を見るのと手にとって見るのでは随分印象の異なるカメラで、無防備にデカイ。が、反面、しっかりと手になじんでホールドできるM型ライカの雰囲気もありますが。
で、正面に目立つOVFがなくなったE1はライカMDみたいで、何か胸騒ぎさせる妙な感じですねえ。レトロデザインの功罪かも知れません。
EVFも省いたら、ライカⅠcみたいになるかなあ。
街が戦場に見えてしまうオールドカメラファンには歓迎されると思うけど、コレがいいという層を限定してしまいそうで、果たしてカメラ女子にはウケるかどうか。

Rが少しうらやましい件。

2012-08-24 00:01:16 | Weblog
ソニーNEX-5Rの鮮明な画像
EOS Mが明らかになって、安心してNEX-5Nを購入した私。
5Rは間もなくだということも判っていたので別に悔しいわけでもないのですが、一点だけRがうらやましい。
それはコマンドダイヤルがついたこと、じゃはなくて、ストラップ用の吊金具が一般的なアイレットになったこと。7もそうだから、今後はこのタイプになるのか。
5や5N(3もですが)のハンディカムみたいな吊り位置は最悪。これを考えたソニーの中の人は猛省して欲しい。

ところで、これまた最悪のE16mmがセットになってますね。ひとえにこのレンズがNEXの評判を押し下げているように思うのですが(猛省その2)。
これでどこまで引っ張るのつもりでしょうか。
パンケーキのズームを開発中との噂もありますが、まずは薄い単焦点のキットレンズ、多少暗くてもいいので、例えばテッサー24mm F3.5とかどうよ。
この辺、ツボを押さえナイト、EOS Mに持ってかれちゃうよ。

フル一眼に袖は引かれまじ(納得編)。

2012-08-21 22:12:07 | Weblog
なぜNEXでフルサイズなのか。
つらつら書こうと思っていたら、那和ちゃんがすでにつれづれと書かれておりました。
要旨は簡単に、

一眼レフはローエンドからミラーレスに侵食される。
 ↓
二強は既得権益確保のため、フルサイズで優位性を打ち出し、一眼レフ本丸をローエンド破壊から守りたい。
 ↑
レフでは二強の壁を崩せないと悟ったソニーは、ノンレフにフルサイズを重装してこれに挑む。

といった構図でしょうか。

OPマイクロ同盟やRP変態連合は、住み分けやニッチに向かっているのに対して、ソニーはトランスルーセントとミラーレスで正面突破を狙っているようにも思えます。
一方、過去最高の一眼レフの売り上レコード更新中のニコンもキヤノンも、本音では自社競合しかねないミラーレスなど出したくないところですが、将来を見据えて、とりあえず一応と言ったところ。あくまでもレフ命。

さて次のラウンドは、一眼レフの低価格フルサイズ VS ノンレフのフルサイズになるのでしょうか。
ナウリーダーかニューリーダーか。ゴチャゴチャ言わんと誰が一番強いか決めたらええんや。

フル一眼に袖は引かれまじ(疑問編)。

2012-08-19 12:50:16 | Weblog
ソニー第三世代に向けた“革命”として、フルサイズNEXの噂が浮上してまいりました。しかもSR5。
元々、NEXマウントはフルサイズをカバーできると公言していましたから、物理的技術的には問題ないのでしょうね。
ただ、なぜ“フルサイズ”なのか、ミラーレス機にフルサイズが必要なのか(需要があるのか)という問題はあります。

ここで言われているフルサイズというのは、35ミリフィルムのライカ判の36×24mmのこと。
これが何でレンズ交換式デジタルカメラのセンサーの“フルサイズ”になったかと言うと、

旧来の35ミリ一眼レフ用レンズありき。
 ↓
そのままデジタル一眼レフに流用したが、当初センサーサイズはAPS-C相当。
(この方法はAPS一眼レフのIXEやプロネアで前例あり)
 ↓
レンズの本来の画角で使用できる35ミリライカ判相当のセンサーを持つデジタル一眼レフが、“フルサイズ”として登場。

ということですよね。
フイルム時代には、例えばハーフ判に対してフルサイズ、というような言い方はしませんでした。
つまり“フルサイズ”は、デジタル一眼レフにおいて、旧来のレンズシステムを引きずっていることで成り立つ概念とも言えます。
ですので、旧来のレンズを背負っている一眼レフ(ニコン、キャノン、旧ミノルタ)にはフルサイズはあっても、今世紀に誕生したミラーレス機にフルサイズなんてないハズ。
にもかかわらず、なぜNEXでフルサイズなのか。
そんなにフルサイズはおいしいのか。

21世紀のオリンパスペンは、EEになれるか。

2012-08-17 22:19:51 | Weblog
“スナップショット・ズイコー”15mm F8のスペックが徐々に明らかになってきました。
やはりMFで〔山・人・花〕の3点ゾーンフォーカス。しかも期待のトリプレット。
これはイイ!

しかし、少し興奮が醒めてくると、どうなんだろ。F8はいくらなんでも暗すぎるように思えてくるなあ。
これがせめてF4だったら守備範囲が随分違ってくるハズ。
マイクロフォーサーズは、いにしえの110判とほぼ同じ大きさのフォーマットですが、当時のローエンドクラスのポケット・フジカでさえレンズはF4でした。
ペンタックスの110判一眼レフ auto 110の交換レンズにパンフォーカスレンズがありましたが、これは18mm F2.8(もっともauto 110用交換レンズはすべてF2.8ですが)。
今回の超うすうすレンズは、設定としては、オリンパスペンEEシリーズの再現とも言えると思うのですが、ペンEEは28mm F3.5、ゾーンフォーカスのペンEESにしても、30mm F2.8でしたからねえ。
ワンテンやハーフ判の頃のフィルムに比べたら、センサーの感度がずいぶん上がっているということはあるものの、F8ではねえ。
それにトリプレット特有の写りの「味」もF8では十分発揮できないでしょう。

もとより、このレンズは、普通にちゃんと写るレンズなのか、それともトイレンズなのかということもあります。
トイレンズだとしたら、カメラのアートフィルターのトイフォトモードとどう違うのか疑問。
普通に写るレンズを目指しているとしたら、やはり暗すぎる。うーん。

マイクロフォーサーズのレンズには、かなりイケているパンケーキ G14mm F2.5があり、しかもお値段控えめ。
普段からこれを愛用している身としては、“スナップショット・ズイコー”にどれだけ魅力があるのか、正直微妙かも。
うーむ、正式発表を待ちましょう。

薄きをたずねて新しきを知る。

2012-08-15 20:24:11 | Weblog
少し前からオリンパスが安価なパンケーキレンズを発表するという噂が流れていましたが、すでに14、17、20mmがあるのに、次は一体なんだろう。25mm F2.8あたりかな、思っていたら、なんと、
オリンパスの新しい廉価単焦点レンズは15mm F8?
え?F8?
驚きだ! 最高のソースに、オリンパスの非常に安価なm4/3用のレンズは、15mm F8の固定絞りの単焦点であるという話を聞いた。このレンズの全長はわずか9mmしかない。
うーん。多分、MFですね、コレ。目測でスナップしちゃうレンズ
すなわち“スナップショット・ズイコー”かぁ。これは思いつかなかったわ。

元記事には、ライカのPerara Tripretと同程度の大きさと書いてありますが、MSオプティカルのスーパートリプレットPerarレンズのことですね。
オリンパスもトリプレットで出すつもりだろうか。テッサータイプならもう少し明るくできそうなものだし、3枚玉は大いにありえると思います。
デジタル時代になって、このような交換レンズが出てくるとは。
噂の段階で100%購入決定です。

白?黒?四の五の言うな。男ならシノゴだ。

2012-08-13 09:20:47 | Weblog
ロンドンオリンピックで大判4X5カメラを使って写真撮るDavid Burnett氏
白黒超望遠レンズが林立する中、これは目立ちます。といってもウケ狙いではなく、バーネットさんは世界的に著名な報道カメラマン。
このカメラはスピグラらしい。レンズがニッコールとかコンゴーだったら、ちょっと嬉しかったのですが、エアロエクターとか。この辺はアメリカンですねえ(?)。

その他、かのチープ&アートなトイカメラ・ホルガも使用されており、Newsweekの取材で大統領選に出馬したゴアさんを撮ったが、モノクロだったため写真は採用されなかったものの、ホワイトハウス報道写真家協会から最優秀賞をもらったとのこと。
ちなみにバーネットさんご愛用のホルガ120Nのレンズは日本製だそうで、これは嬉しいかどうか微妙ですが。

五輪異説:一眼レフの起源。

2012-08-09 23:11:58 | Weblog
熱戦続くロンドンオリンピック。そこではまた別の戦いが・・・
五輪一眼シェア、どっちも勝利宣言 キヤノン・ニコン
正直、テレビ中継で見る記者席の映像では、ニコンのワンサイド状態かと思います。
競技や映像のトリミングによっては白レンズの方が多く見えることもある、といった感じ。
なお、先の北京では、ニコン・キャノンに混じって、オリンパスE-3が1台あったwという話がありましたが、そういうのは今のところ伝わっていないですねえ。
二強で寡占状態というのも面白くない。連写に強いソニーのトランスルーセントを使うプレスが出てきてもいいと思うんですがねえ。
資産(高価な超望遠レンズ)の活用という点で、既存の職業写真分野はなかなか切り崩せないものなのかも知れません。

オリンピックの一眼レフ戦争について
しかしそこに韓国製品の一眼レフの存在話題がさっぱりみあたりません!
ロンドンオリンピックにおいて韓国の一眼レフのシアーは何パーセントくらいなのでしょうか?
世界一優秀だと自称するくらいだから、最低でも20パーセントはあるのでしょうか??

・・・韓国の一眼レフって・・・。かつてサムスン・ペンタックスがありましたが、一体。
「一眼レフ戦争」も所詮一般人(?)には、この程度の認識なんでしょうか。

台北相机女子真相。

2012-08-06 21:57:53 | Weblog
台北に来ています。
直前に大雨とか聞いていたんだけど、この三日間は天気が良くて、たまに小雨程度。日本より過ごしやすくて助かりました。
しかし、あちこちの観光地は、日本人、そして中国人であふれてますね。
日本人は女の子の二人連れ(夏休みの学生さんですね)、中国人はファミリーの団体さんが目立ちます。
そして、日本女子はほぼ100%一眼レフ持参。
みなさん、いい感じでさくさく路上スナップを撮られていました。
今日は注意深く観察してみたのですが(カメラを、ですよ)、10人中8人がニコン3000系、あとはペンE-P3銀とペンタK-01白でした。
キヤノンはゼロ。昨日も一昨日も見かけなかったように思います。
一眼レフの市場を二分する二強が、かくも偏っているのは何故なんだぜ?
ちなみに日本人のファミリーはちゃんとキスデジを使っているし、中国人のお父さんはD5000系とか60Dとかミドルクラスが多いように思いました。
カメラ女子に聞いてみなければ判りませんが、ニコンの方が一眼レフらしい(イメージが)ということなんでしょうか。
そしてキヤノンは・・・Kissというネーミングがイヤ。ライフスタイルに合わないし。なんじゃないかと思った次第です。