活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

パナソニータイマー起動。

2006-11-29 23:17:51 | Weblog
価格.comのルミックスLC1のクチコミが「旬な白熱クチコミ」10位にランクインしてます。
スレ分かれしている分も含めて,かなりの台数のLC1が時期を揃えたようにいっぺんに故障し出したみたい。

その原因がどうも,かのソニー製CCD ICX282らしいとのこと。
このCCDで不具合を起こした他社のデジカメはすでにリコール済みで無償修理になっているのに対し,パナソニックは頑として有償対応で押し通している,という状況のようです。
パナソニック側の主張は,LC1のICX282は他社デジカメとは異なってバージョンアップ版であり,リコールされている対象に当てはまらない,ということらしい。
でも,現実に故障が多発しているのなら,バージョンアップ云々の話ではないと思うのですがねえ。
パナ自身も被害者なのかも知れませんが,対応を誤るととんでもないことになりますよ。

LC1はそのコンセプトからコアなファンに支持されたモデルだったのですが・・・CCDがソニー製だった,というのが幻滅な。


オリマオ。

2006-11-28 22:37:53 | Weblog
オリンパスE-330がキャッシュバック破格の2万円とは,ま,とにかく在庫一掃なんでしょうね。
しかし,E-システムお買い上げの方から抽選で50名様を浅田真央ちゃんの撮影会へご招待って・・・スケートリンクでやるのだろうか。
抽選で集まった方々がことごとくC社の白レンズだったりで・・・orz。

真央ちゃん,オリンパスの総合カタログの表紙を飾ってるし,μのカタログでは液晶ハメコミ画面にも登場。
んー,かわいいと言うより,よく見りゃ,田中裕子,工藤夕貴系の美人なのかも(汗)。
なんかオリンパスのイメージに合ってるかも。
真赤な太陽 燃えている♪

あのヤスハラは今。

2006-11-27 21:14:51 | Weblog
>私たちカメラのキタムラで販売されたことがないはずです。
>よって私もこのカメラにお目にかかったことがありません。
>しかし,このたび当買取センターでこの安原一式を1台買い取ることができました。
>最後に,このようなカメラに出会えて,カメラ屋冥利に尽きますなあ。

と,キタムラ中古買取センターの電車男・ヒロタさんを唸らせたのが3月26日
しかし,10月28日現在まだ売れてませんな。
ベッサやツアイス・イコンが買える今,これを欲しがるのはよっぽどの好事家でしょう。

フルメカニカルのレンジファインダーカメラ・安原一式。
京セラの設計技術者だった安原さんが“世界で一番小さいカメラメーカー”を立ち上げ,ホームページで製作を宣言し,開発状況をネットで公開しつつ顧客を集めて,その人気は社会現象とまで言われました。
・当時,クラカメブーム真っ只中で,ライカやRF機に注目が集まっていた。
・全自動,しかもうんと安くなってしまったAF一眼へのアンチテーゼ。
・インターネットが普及し始めた頃であり,ネット発の市民運動的なシンパシー。
・中国はまだ今のような状態じゃなかった。ユニクロの全国展開もまだ。
時代的背景があったんですよね。

マスコミにも多く取り上げられ,チョートクさんやゲンペイさんにも好意的に評され,期待が大いに高まったところで,ついに完成した安原一式が予約者に供給され出したのですが・・・。
あとはご存知の通りで改めて語ることもないでしょう。
私も5,000円振り込んだクチでしたから。

安原製作所は2004年に突如閉鎖。その後のサポートは一切なし。
安原さんはネットの波間に消えて行ったのでした。
しかし,去年からロモグラフィーで何気に安原一式&二式を普通に売ってるし,二式はアイオプティコムでも売ってますね。
この辺の権利関係はどうなっているんだろうか。

デジカメはメカニカルカメラほど簡単には出来ないでしょうが,“理想のカメラ”をやはり中国や台湾で作ってやろうという人が出てくるかも知れません。
いやね,ちょっとだけ待望しているのかも知れません。

あのFoveonは今。

2006-11-26 21:08:44 | Weblog
フォトキナに展示されたシグマのDP1
大型素子,しかもFoveonですから,期待は大きいですね。
果たして発売まで漕ぎ着けるでしょうか。
さんざん待たされてフタを開けてみたらあらら,ってのがありましたから・・・もう誰も覚えていないポラロイドx530のこと。

日本では発売元のHNJがアボーンして,名実とも幻のカメラになってしまい,一般ユーザーのインプレとか作例が見当たりません。
一方,アメリカでは一応市販されたようで,しかもググるとかなりの作例が出てきます。
それなりに売れたのかな。
今もサイトには掲載されているし。
Foveonでこれかよ,カス野郎!と酷評された画質だけど,低感度低画素数で見れば,結構イケていて,まあ罵倒される程でもないよねえ。
ブラッシュアップしてもう一度どうよ,ポラロイド。
と思うのは素人の浅はかさで,今やポラロイドはポータブルDVDプレーヤーのシェアが全米トップであり,大型液晶テレビ市場にも本格進出しているとか。
カメラなんて儲からないものにはリキ入れないよね。
つ,SED・・・。

マジタダのプリア。

2006-11-24 22:19:11 | Weblog
巷で噂の無料プリント,Priea(プリア)の体験レポートが出始めていますね。
なんとオンラインプリントを完全無料で宅配までしてくれるのです(月30枚×2回まで)。
えっ,それマジ?何で?

そう,プリントには広告が印刷されるのです。
ただし,パターンが2通りあって,バナータイプ(写真画面内に小さく企業のマークやロゴが入る)とハーフタイプ(半分が写真,半分が広告)があって・・・
誰もが思うことを15Pubさんのお母さま,どうぞ。
「この半分広告のやつ,ハサミでちょん切っちゃえば,名刺サイズになっていいんじゃない?」

常々,アルバムにサービスサイズ(L版)は大き過ぎると私は思っているので,名刺判が見直されたりしていいんじゃないかなとも(^^;。

太陽野郎リターンズ。

2006-11-22 23:56:39 | Weblog
ソーラーパワーの話の続き。
パワーショットのバッテリーの消費具合を鑑みるに,ひょとして可能ではないだろうかと。
太陽電池の搭載。
キヤノンにありましたよね,オートボーイSE
カメラの全作動電力を内蔵太陽電池から賄うもので,シャッターやストロボはもちろん,巻き上げ巻き戻しのモーター駆動までバッチコーイという大発明。
でも残念ながら,発火の危険性からメーカー回収されたとのこと。
早すぎたイノベーションと言うべきか。

このカメラ,さらには,日に晒して加熱すると,熱がこもらないように自動的にボディを覆うソーラーパネルの蓋がカパッと少し開くという小技も持っています。
フィルムの入ったカメラに直射日光を当てるのは抵抗がありますが,デジタルなら多少は問題が少ないでしょう。
ソーラーデジカメが実現したら・・・これぞ究極のカメラでは。
きっと宇都宮の陽の下で研究してるんでしょうね。
本気で出そうな。

太陽エネルギー作戦。

2006-11-21 23:48:51 | Weblog
7月からパワーショットA620を使っているのですが,もうエネループが長持ちし過ぎwww。
充電したのは2回だけ。正確に記録しているわけではないのですが,1回の充電で,普通に液晶を使って1000枚くらい撮れているのではないか。
これなら,通常の出張や旅行であればバッテリーのことを心配しなくても全然大丈夫。
冬山じゃなければ山登りでも平気なくらいでしょ。

しかし,人類の活動はアマゾン川上流とかタクマカラン砂漠とか北の共和国でも営々と営まれており,そして,そういうところにはコンセントやコンビニがなかったりするわけです。どうしよう。
仰ぎ見ろ,そこに太陽がある。

太陽光のエネルギーで充電する単3形/単4形エネループ用のソーラー充電器eneloop solar chargerが三洋電機から発売になりました。
充電時間は単3形の3~4本で約300分。まあ実用になりそう。
ピラミッドパワーを思わせる筐体がなかなか。
これは藤岡隊長に是非買ってあげたいもの。

せめては新しき背広をきて。

2006-11-20 22:45:06 | Weblog
文学作品に登場するカメラは,探せは色々あるのだろうと思うが,それが重要なポイントであると言える作品として,横光利一の「旅愁」がある。
ノートルダム寺院に忍び込み,薄明かりの部屋を渡りながらイコンタで写す様については,田中長徳氏もどこかで言及されていたと思う。

さて,今日読んだ日影丈吉の探偵小説集の中の「猫の泉」という短編にローライコードが出てきた。
やはりなぜかフランスが舞台だ。
放浪の旅の日本の写真家が,風の噂を頼りに“ヨン”という山間の町に辿り着き,月光に照らされた広場に集う西蔵猫をローライコードで撮るという幻想譚。
ローライコードの暗いピントグラスに茫洋と映る像が,この物語の雰囲気に実に合っている。

なお,デジタルカメラにおいては今のところまだ相当な作品に読み当たっていない。

ところで,「旅愁」は青空文庫で何の躊躇いもなく画面上で即読める。
凄い世の中になった。